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深川麻衣の、マイペース語り

#去年を振り返って&新年の抱負

隔週連載

第4回

新年あけましておめでとうございます。深川麻衣です。
みなさま本年もどうぞよろしくお願いします。

昨年はこの連載が始まり、日常思っていることや感じていることを伝える場ができたのがすごくうれしい出来事でした。今までもInstagramやオフィシャルHPはありましたが、しっかり言葉で伝えることはできていなかったので、私としても初の試みにドキドキ。自分の言葉でしっかり伝える場があると、自分自身と向き合うきっかけにもなるんですよね。まだ始まったばかりで正直探り探りではありますが、今年もマイペースにやっていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。

#2020’振り返り
辛かった日々と充実したおうち時間

皆さん2020年はどんな1年でしたか? 新型コロナウイルスの影響もあったりして、今まで全く思い描いていなかった状況になりましたよね。私もお仕事やこれまで続けていた活動がストップして。正直、最初のころは本当に不安で落ち込んでいました。作品の公開が後ろ倒しになったり、仕事の再開も見えなくて「もう今年、来年どうなっちゃうんだろう……」って。でも「こんな気持ちなのは自分だけじゃない」って考えを変えてから「せっかくできた時間、自分のために有効に使おう」と思えるようになりました。

それからは、仕事に追われているときはできなかった、好きな映画やドラマをたくさん見たり充実したステイホーム生活に。実は私、普段は自分が出ている映像って、なんだか緊張してしまうのであまり見れないんです……。でも今年は時間ができた分、あえて過去に出演した作品も見返すことで冷静に客観視できたし、自分自身と向き合う時間にもなりました。自粛期間ではありましたが、私にとってはとても大事な時期だったなと今では思います。

#2020’一番うれしかったこと
仕事ができる喜びをかみしめました

やっぱり、お仕事を再開できたタイミングですね。私たちの仕事って一人だけでは作れないし、誰かに必要とされないとできない仕事でもあるので、コロナ禍では本当に無力さを感じて……。自分には何ができるんだろう…とか、この仕事をしていく意味を悶々と考えた時期でもありました。だからこそ、仕事が再開できたときは、本当に喜びが大きかったです。

現場では今までと違って、フェイスシールドを着けたり、毎朝体温を測ったり、現場で頻繁に消毒をしたりと、変わったことも多かったけど、クランクアップのときに「こういう状況だけど無事に撮影が終われてよかったね!」ってみんなで言いあって、そんな現場にいると「ああ、こうしてみんなで1つの作品を作れることって、すごく特別で、本当に幸せなことなんだなあ」と改めて実感しました。

今までだったら当たり前だったことが当たり前じゃなくなったからこそ、ひとつひとつのことに感謝もできるようになったし、お仕事を続けていられる今が本当にうれしいですね。

#2020年新しく始めたこと
アコースティックギターを買いました!

「趣味のこと、休日の過ごし方を教えてください」ってコメントを結構いただいていたので、ちょっと紹介。2020年実は家でギターの練習をしていました。今までにもお仕事で弾いたことはあったのですが、練習したいときにふれられる自分のものがほしいなと思い、初めてアコギを購入しました。

そんなに上手くはないですが……いろいろな曲を少しずつ練習する時間が楽しいんですよね。最近よく弾いているのは、チャットモンチーさんやあいみょんさんの曲、あとはカントリーロードやチェリーなど簡単なコードの曲から練習しています。

今は一人の世界で弾いているだけなので、友達や家族にも聞かせたことないですし、今のところ披露する予定はなしで(汗)。趣味として続けたいですね。じわじわと弾ける曲を増やしていきたいです。

最近はピアノにも興味が出てきたので、本当に趣味の範囲内で弾いてみたいな。習ったことはないのですが、クラシックの曲を弾けるようになったら気持ちいいだろうなーと。楽器に限らず、2021年は興味のあるものにいろいろとチャレンジしていきたいです。

#新年の抱負
30歳の節目にワクワクしています。

今年は30歳になる年。日頃からそんなに年齢は意識していないのですが、意識しなくても変わることもあると思うし、20代から30代になるということで世間的な見られ方も変わって、節目の年にはなりそうですね。

私って“5の倍数”の時に何か転機が起こるんですよ。20歳の時には上京して芸能界のお仕事を始めて、25歳では事務所を移籍して一気に環境が変わって、そして今年30歳。今から何が起こるのか本当に楽しみ。今のところ「人生で今が一番!」と思えていて、年々楽しさが増してるので、歳を重ねていくことにワクワクしています。

年齢を重ねると「知らないことが恥ずかしい」とか「できないことがあるのは恥ずかしい」ってつい思ってしまいますが、そういうことも素直に認められるような人でいたいですね。失敗することを恥ずかしいと思わず、積極的に何でもチャレンジして世界を広げたい。仕事もですけど私生活でも、いろいろなことに挑戦していきたいです。

どんな30代になりたい? うーん……同性でも異性でもすごく魅力的だなって感じる人は、常に楽しむことを忘れない人。仕事でもプライベートでもいつもその場を楽しめる余裕がある人でいたいですね。壁にぶつかったり大変なことがあっても、それをバネにできるような人って、本当に素敵だなって思うので。シリアスな場面でも遊び心を忘れないでいるような、歳の重ね方が理想ですね。

#2021年やってみたいこと
新たな創作活動に挑戦します

今、無性に味噌づくりが気になっているので、一から味噌を作ってみたいです。仕込んでから熟成させるまでに結構時間が掛かるので、そろそろ始めないとかも。材料にもしっかりこだわって、美味しくできたらここで発表できるといいな。

元々何かを作ることが好きなので、絵を書くとか、粘土で何か物を作るとか、陶芸とかだけじゃなく、新たな創作活動を広げていきたいですね。そういえば仕事でも今年は初めてカレンダーを作ったんですよ。今回は私も企画から制作まで参加させていただきました。

カレンダーの制作会社に行って、どの紙を使うかというところからリングの色などゼロから全部選んで。写真も1点1点こだわって『ふたり暮らし』っていうテーマや、シーンもそれぞれフォトグラファーさんと相談して、デザインも月ごとに違う日付の入れ方にしたり、遊び心があるデザインにして、1年間楽しめるような作りにしました。

一から作ることが本当に楽しいので、仕事でも趣味でも「作ること」はずっと続けていきたいですね。

#高良さん&香里奈さん

2021年1月29日(金)全国公開『おもいで写眞』で共演したお二人と、撮影合間にパシャリ。

現場では話すことのが好きなので、スタッフさんや共演者さんとコミュニケーションを取っていたいタイプ。今回の役、結子はなかなか感情表現が激しくて、幼なじみの一郎(高良さん)に対して怒鳴ったり叩いたりと激しい演技が多かったのですが、高良さんは一郎として本当にどっしりと構えてお芝居を受けてくださったので遠慮なくぶつかれました。

香里奈さんは憧れのお姉さんのような存在だったのですが、実際にも本当に現場を包み込むような存在感で「どこまでも付いていきます!」って言いたくなるようなかっこい方でした。今回の役柄と人柄もぴったり!

お二人を見ていると、私は自分のことでいっぱいいっぱいで……まだまだだな、周りの方に助けられてるなと思うことが多かったので。今後、もし後輩と仕事をするときがあったら、お二人のようにもっと頼もしい存在になれるぐらい力をつけて。先輩にしてもらったことを私も返していきたいです。

#現場で撮った写真の数々。

撮影現場ではこうして裏方で働いているスタッフさんを撮ったり、移動中の一コマなどをたくさん残しています。ふとした瞬間「あ、今のこの時を撮りたい」って思ったら、バレないように撮影します。みんながカメラを意識していない写真が好きなので「撮りますよ~」とか声は掛けずにさりげなく。後でこうして見返すと、その時の現場の空気感が鮮明に思い出せるのが写真のいいところですよね。

皆さんはどんな時にどんな場所で写真を撮ることが多いですか? ぜひ教えてください。

ではまた~👋 

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プロフィール

深川麻衣(ふかがわ・まい)

1991年3月29日生まれ。静岡県出身。O型。
2011年に乃木坂46の第1期生として活動をスタート。その後2016年、女優業に専念するためグループを卒業。NHK連続テレビ小説『まんぷく』『日本ボロ宿紀行』『まだ結婚できない男』をはじめとしたドラマ、『愛がなんだ』、『空母いぶき』『水曜日が消えた』など映画作品にも多数出演。初出演にして初主演を果たした映画『パンとバスと2度目のハツコイ』ではその演技が評価され、第10回TAMA映画賞の最優秀新進女優賞を受賞。次回作の2021年1月29日公開予定『おもいで写眞』では、夢に破れ東京を離れた後、地元で“遺影写真撮影”という新たな仕事を通して成長するヒロイン、結子を熱演する。

深川麻衣 official web site
https://fukagawamai.com/

撮影/高橋那月、取材・文/滝紀子、企画・構成/藤坂美樹、ヘアメイク/小澤 麻衣(モッズ・ヘア)、スタイリング/樽山リナ、衣装協力/ニット¥27,000/nicholson&nicholson(ナカガワ)