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和田彩花の「アートに夢中!」

ジャム・セッション 石橋財団コレクション×鴻池朋子 鴻池朋子 ちゅうがえり

毎月連載

第45回

現在、アーティゾン美術館(東京・京橋)で開催中の『ジャム・セッション 石橋財団コレクション×鴻池朋子 鴻池朋子 ちゅうがえり』(10月25日まで)。ブリジストン美術館を前身とし、2020年1月に館名を新たに開館した同館のコンセプト「創造の体感」を体現する「ジャム・セッション」は、アーティストと学芸員が協働して、石橋財団コレクションの特定の作品からインスパイアされた新作や、コレクションとアーティストの作品のセッションによって生み出される展覧会。そのシリーズ第一回目となる今回は、現代美術家の鴻池朋子を迎える。絵画、彫刻といった従来の美術手法から拡張し、旅という時間と移動、歌や語りという音声言語、玩具や手芸などという身近な生活の行為や手立てをメディアとして、狩猟採集という人間の文化の「原型」を再考。芸術の根源的な問い直しを続けてきた鴻池。そんな作家の展覧会を、和田さんはどう見たのか。