峯田和伸(銀杏BOYZ)のどうたらこうたら

エグマの家の壁で見た100匹以上のミンミンゼミ

毎週連載

第269回

僕が育った山形の山辺町にいたエグマっていう人はさ、坊主頭でいつもボロボロの上下の臭いジャージを着て、鼻水垂らして歩いているような、見るからに「ちょっとおかしい人」そのものだった。当時僕らは小学5年生くらいだったけど、そのエグマをさ、最初みんなでバカにしていたの。「うわ、またエグマがいる」「エグマエグマ、ちょっとこっち向いて」とか言って爆笑したりして。