峯田和伸(銀杏BOYZ)のどうたらこうたら
乳首の存在意義とは何か・その2
毎週連載
第328回

前回、「乳首とは心」「心とは乳首」っていう話をしたけどさ、その形は実に様々です。
ある人は乳頭が異常に長かったり、ある人はブルドッグのようにペチャッとしていたり。また大きさも様々で小さい乳頭の人もいれば、陥没している乳頭の人もいる。このことは心の許容度や、人の器を計るものではなくて、まさに「顔」のように一人ひとり「みんなちがって、みんないい」というもの。乳首もまた一人ひとり違うものを神様から与えられているというわけです。
でもさ、きれいごとでは「みんなちがって、みんないい」乳首なわけだけど、一方で、幸か不幸か、異性から見た際にどうしても「好きな乳首」「苦手な乳首」というものもあるんだわ。その乳首を持って生まれてしまったがために、運命を決めてしまう厳しい一面もあるんです。要は優れた容姿かそうでないかによって、異性との縁を限定してしまう、みたいなことです。
ちなみに僕的には乳頭長めの人が好きなんです。以前、乳頭の長い人とセックスをしたことがあるんだけど、まずは、その人を気持ち良くさせようとその長い乳首をチューチュー吸って攻めていたわけです。
でもさ、そんなふうに責めているうちに、だんだんだんだん赤ちゃんの頃の記憶が蘇ってきて。攻めているはずだったのに、だんだん僕自身が気持ち良くなっていきウトウトしちゃったりしてね。この心地良さは、性的な快楽とはまた違うものだったけど、このクロスオーバー感は一度味わうとなかなかクセになりますね。「絶対そうじゃなくちゃダメだ」
とは言わないまでも、できれば乳頭長めの人のほうが僕は好きです。
またさ、一般男性の間では「乳輪大きい女の人はちょっと」とか「乳首が巨大な人はなぁ」とかスカして語り合ったりすることがあるのですが、だいたいがウソで実はみんな「乳首周りがうるさい人」を好む傾向があるように思います。
例えばさ、会社や学校に、すごい大人しくて真面目で地味そうな眼鏡をかけた女性がいたとします。何かのきっかけで、その真面目そうな女性とふたりきりになり、いよいよコトを始めることになった際、あれだけ地味で真面目そうな女性だったのに脱がせてみたら乳輪が大きく、乳頭長めで真っ黒、しかも触ったり噛んだだけでキャンキャン鳴いて喜ぶ感じだったらどうでしょうか。かなりの興奮を覚えると思うし、「あんなに真面目な女性でも、服を脱がせたら、とんでもなく下品でエロい乳首をしている」「俺だけにこんな下品でエロい姿を見せてくれている」ってことで、もう忘れられない存在になるんじゃないかと思います。言い換えれば、こういう「うるさい乳首」は男性には総じて好まれる傾向にあると僕は思います。
またさ、こんな風に乳首の議論を続けていると、たいてい「オッパイの大きさはどうか」という話に飛躍するものなんだけど、僕はオッパイの大小は全然気にしないですね。ただ、その全体構成は大切で、仮にオッパイが極端に小さい人で「マン毛がない」とかになると、どうしても「幼児」みたいなことを連想させて、ちょっと萎える感じはあります。僕にはロリコン的な思考がまったくないからね。オッパイ自体は小さくても良いんだけど、そういう場合はマン毛ボーボーとかのアンバランスな感じだと、逆にすごい萌えそうな気はします。
マジで毎週毎週バカみたいな話をしていると思うかもしれませんが、いやでもやっぱり大切なことですよ、乳首について語り合うことって。
ここで読者の皆さんにもお聞きしたいですが、あなたはどんな乳首が好きですか? そして自分の乳首はどんなカタチをして、どんな思いを抱いていますか?
ぜひ下の「なんかなんか人生相談」のフォームを使って、乳首にまつわる話をお寄せください。お待ちしています。

構成・文:松田義人(deco)
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プロフィール
峯田 和伸
1977年、山形県生まれ。銀杏BOYZ・ボーカル/ギター。2003年に銀杏BOYZを結成し、作品リリース、ライブなどを行っていたが、2014年、峯田以外の3名のメンバーがバンド脱退。以降、峯田1人で銀杏BOYZを名乗り、サポートメンバーを従えバンドを続行。俳優としての活動も行い、これまでに数多くの映画、テレビドラマなどに出演している。