峯田和伸(銀杏BOYZ)のどうたらこうたら
【なんかなんか人生相談(26)】人間なのだからもっといっぱいセックスしたい(43歳・女性)
毎週連載
第352回

今週もまた「なんかなんか人生相談」です。今回は「もっといっぱいセックスしたい」「数多くの男性とやりたい派」だという43歳の女性の方からのお悩みです。
【お悩み】
よく「男性は子孫を残すために、色んな女性とやりまくりたい性質である」という話を耳にします。一方「女性は妊娠する可能性があるので、セックスに対して慎重だ」という話も耳にします。
でも、私は男女ともに「人間(動物)の営み」としてもっといっぱいセックスして良いと思うし、気軽にセックスしたほうが自然のようにも思います。
ちなみに私は、「数多くの男性とやりたい派」で1日数回でもやり続けていたいです。
そもそもあんなに清楚な同僚も、あんなに真面目そうな上司も、セックスなしではこの世にいません。動物はみんなセックスが大好きなのです。
こんなふうに考える女性が少ないことはわかっていますが、とにかく私はもっといっぱいセックスがしたい……こんな考えは変でしょうか?
(ヤリマンへの憧れ・43歳・女性)
【カウンセラー峯田のお答え】
「数多くの男性とやりたい派」「数多くとはやりたくない派」っていう派閥があるかどうかはさておき(笑)、ヤリマンへの憧れさんのお悩みは全然変でもなんでもなく、むしろ良いことなんじゃないでしょうか?
ただ、あちこちの男とやりまくったせいで、人間関係まで壊してしまうことは起こりうるとは思う。例えば会社内で、何人もの男性社員とやりまくったりしたら組織の空気が悪くなるかもしれないし、無自覚であったとしても結果的に会社の業績を下げることにも繋がりかねないから、そういった秩序みたいなことには細心の配慮をすべきだとは思うけど、それが守れているんであれば僕は全然良いと思う。
その理由のひとつに男の人は勃起し射精するには限界がある。ズバ抜けた絶倫野郎とかでない限り、そんな1日に何回もできないわけだけど、でも女の人はがんばれば何回だってヤレるでしょう。一時期から「女風」という女性向けの風俗が出始めたけどさ、でもイマイチ風俗産業の中でこれが発展しないのは、「女の人にはゴールがない」というのが一つの要因なんじゃないかと僕は思っています。
男の人はピュッピュッと出すのがゴールになるわけだけど、女の人は「イクー」となっても、それ自体がゴールなわけじゃない。一度のセックスで数十回もイク人も珍しくないわけだから、女風でお金を払って「90分経過したので終わりです」と言われても、そうそう満足はできないんじゃないかと思う。結果、女の人によっては、かえってモヤモヤを抱えることとなり、「そんなんだったら利用してもなぁ」ってことでイマイチ盛り上がらないんじゃないかと思うんです。
そういった女性特有の「ゴールがない」といった問題からヤリマンへの憧れさんみたいに、性欲が強めの人がいるのは当然だと思う。また、男の人にとって、そういう女の人って実はすごくかわいらしく思える場合もあるので、僕は特段変だとは思わないです。なので、特に悩まなくて良くて、憧れているだけでなく、どんどんヤリマン道を進んでいってほしいなと思います。ただ、性病にはくれぐれも気をつけてくださいね。

構成・文:松田義人(deco)
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プロフィール
峯田 和伸
1977年、山形県生まれ。銀杏BOYZ・ボーカル/ギター。2003年に銀杏BOYZを結成し、作品リリース、ライブなどを行っていたが、2014年、峯田以外の3名のメンバーがバンド脱退。以降、峯田1人で銀杏BOYZを名乗り、サポートメンバーを従えバンドを続行。俳優としての活動も行い、これまでに数多くの映画、テレビドラマなどに出演している。