峯田和伸(銀杏BOYZ)のどうたらこうたら
【なんかなんか人生相談(27)】男性の乳首を立たせたいです(39歳・女性)
毎週連載
第357回

ここにきて『なんかなんか人生相談』の応募が増えてるらしくて、ここからまた数週間にわたって様々なお悩みにお答えしていきたいと思います。今週は39歳の女性からの性的なお悩みです。
【お悩み】
私は男性の乳首好きです。そして、立たせたいです。そういう行為に発展したとき、乳首が硬くなっていないと「なんで?」って気になって仕方ないです。
体を捩らせたりビクビクしてくれるより、乳首が硬く立ってくれたほうが興奮します。歯で噛めるくらいあるといいです。うれしくてテンション上がりますし、乳輪まで縮まってくれたら喜びます。
ただ、乳輪の毛が嫌いで、舐めたいように舐められないし、毛が立つとテンション下がります。「ちゃんと舐めたいから剃ってくれ」とは言えないので、好きになった人の胸周りは重要です。
気持ちよくさせたい一心で集中していたら、ソープ嬢と思われて嫌われたことがあるのがトラウマですが、楽しいのでやはり攻めてしまいます。
ちなみに、私の乳首は立つとすぐわかるので、指摘されるし見られるしで、硬いブラ必須で過ごしています。また、無意識に乳首がよく立ってしまっています。「コンビニ行くぞ!」と準備しても硬くなってしまうので、以前「乳首=心」と峯田さんが言っていたことは妙に納得してしまいました。
ノーブラで散歩したり、柔らかいブラで窮屈から解放されたいです。私の乳首、もう少し小さかったらなぁ。
(しのみや・39歳・女性)
(※お悩みの文面は一部意訳しています)
【カウンセラー峯田のお答え】
しのみやさんは男性の乳首を攻めたいってことだけど、その根元に何があるかと考えるとさ、結局のところ、しのみやさん自身が「自分の乳首を攻められたい」っていう欲求があるんじゃないかと僕は思うんです。
要はミラーリングみたいなもので、「相手のこういうところを攻めたい」っていう欲求は、「自分がそうされたいから」っていうことが裏側にあるんだと思う。実際、しのみやさんは、乳首がビンビンに立っちゃうことがあるんでしょう。それくらい乳首が敏感な人なんだと思います。
ところでさ、よく世間では「S派・M派」と分類をされることがあるんだけど、僕はこの二元論は間違っていると思う。だいたいにして「犬派・猫派」っていうのもおかしいじゃん。だって、僕は犬も猫も同じように好きだし、カバやゾウだって大好きなんだから。もちろん、僕の中にはSっぽいところもあれば、Mっぽいところもある。だから、こうやって一概にどちらかに分類してしまうのはどうかと思うね。
そこで言いたいことがあるんだけど、しのみやさんの性嗜好ね。「男性の乳首を攻めたい」っていうのは本音だろうけど、さらに、しのみやさんの中には、露出癖のような一面があるんじゃないかってこと。言い換えれば「男性を攻める」っていうSっぽさを持っている一方、「乳首を見られて恥ずかしい思いをしたい」っていうMっぽさもあるんじゃないかと思うんだ。だって「ノーブラで散歩したり、柔らかいブラで窮屈から解放されたいです」って言っているんだから。
僕の推測が正しければ、これもまた「S派・M派」と一概に分けられない性嗜好なんじゃないかと思うんだ。でも、しのみやさんはすごくエロくて、いいと思います。どんどんそのデカい乳首を露出させていき、男性の視線を釘付けにして興奮していって欲しいですね。
稀にさ、乳首やオッパイを攻めてもウンともスンとも言わず、全然ヘッチャラで普通に日常会話の延長みたいな感じで振る舞う女の人に当たることがある。せっかくオッパイを触って気分を高めているのに、「私、昨日○○食べてさ……」「石破総理、辞任するらしいね……」みたいなことを普通に言う。あれはどうかと思うね。「あなた、今オッパイ揉まれている状況、本当にわかってる?」って聞きたくなる(苦笑)。あれはマジで萎えます。
それに比べれば、乳首にこだわるしのみやさんはすごくエロくて良いと思います。どんどん男性の乳首を攻めて、逆に攻められたりして、エロや変態道を満喫していってほしいなと思います。

構成・文:松田義人(deco)
峯田和伸(銀杏BOYZ)の
「なんかなんか人生相談」お悩み大募集!
峯田和伸(銀杏BOYZ)の「どうたらこうたら」では皆さまからのお悩み、抱えている問題、誰にも言えない性癖などを大募集します。その名も「なんかなんか人生相談」。皆さまからのお悩みに対し、峯田先生が不定期で悩みを解決してくれます。ぜひ送ってくださいね!
相談はこちらから
プロフィール
峯田 和伸
1977年、山形県生まれ。銀杏BOYZ・ボーカル/ギター。2003年に銀杏BOYZを結成し、作品リリース、ライブなどを行っていたが、2014年、峯田以外の3名のメンバーがバンド脱退。以降、峯田1人で銀杏BOYZを名乗り、サポートメンバーを従えバンドを続行。俳優としての活動も行い、これまでに数多くの映画、テレビドラマなどに出演している。