峯田和伸(銀杏BOYZ)のどうたらこうたら
二の腕を見ればオッパイの張りがわかります
毎週連載
第374回
よく週刊マンガ雑誌の巻頭に、すごい巨乳の人の水着のグラビアがありますよね。でもさ、あの巨乳ってたいていウソなんだって。水着の下には大きく見せるためにテープを巻き、かなり努力した上でオッパイを大きく見せているらしい。でも、世の男たちは総じて巨乳好きでアホだから、「こんなにオッパイデカいんだ」っていとも簡単に騙されて、シコったりするのがよくあるパターンです。
一方、僕は、何度も喋ってきているように必ずしも巨乳が好きではないんです。むしろ「私オッパイ大きいの。見て、私のオッパイ」みたいに強調する「うるさいオッパイ」みたいな人がいるけど、かなりゲンナリするんだ。それよりはさ「私オッパイ見られるの恥ずかしいから、本当は大きいけど、できるだけゆったり服を着たりしてオッパイが強調されないようにしている」みたいなさ慎ましい巨乳は好き。そんなにオッパイ大きくなさそうに見えて、実際は「脱いだらすごいんです」みたいなね。
もちろん貧乳も好きですよ。貧乳の人特有のさ、「私、オッパイ大きくないんだよね……」っていう後ろめたさにグッとくるし、小さいオッパイもなんかかわいいじゃん。薄いブラジャーを恥ずかしそうにとる所作に、どこか日本的な奥ゆかしさを感じて良いなと思います。
このように僕は必ずしもオッパイ至上主義ではないわけだけど、たださ、その上でも「このオッパイが好き」「このオッパイはちょっと愛せない」っていうのもあって。
まずさ、オッパイがアシンメトリーの人がたまにいるよね。左右非対称っていうか。生まれつきのことだから批判はしないけど、僕はちょっと愛せないかもしれない。あと、「たれぱんだ」みたいにさ、おっぱいの重力に負けちゃって全体的に重力が下がっているオッパイもダメかもしれない。でもさ、ラーメン屋さんで「固めで」みたいにオーダーする人いるじゃん。オッパイに関しても同じで、確かにだいたいの男は「張りのあるオッパイ」が好きな傾向ではある。でも稀にラーメンを「柔らかめで」ってオーダーする人がいるように「垂れ乳じゃなくちゃダメなんだ」「揉んだときに空気しか入っていないようなフニャフニャなオッパイが好き」っていう人もいるから、仮にアシンメトリーだったり、「たれぱんだ」だったり、フニャフニャだったりしても落ち込むことはないと思いますよ。
ただ、僕個人としてはラーメン屋さんの店主が「この固さが、このスープには合う」って決めた「固すぎず柔らかすぎない」っていう標準的なオッパイが好きですね。
でも、ここで問題も起きる。「触らずして、その女の人のオッパイの固さをどう見極めるか」ってこと。オッパイの「大きい・小さい」は目視で判断できなくはないけど、固さまでは判別しにくいよね。でもさ、そういうときにひとつの判断基準になるのが「二の腕の固さ」なんだ。
「オッパイの固さは、二の腕の固さと同じ」とよく言われてるけど、僕の経験上これはおおむね当たってる。だいたい二の腕に張りがある人は、オッパイも張りがあるし、二の腕がフニャフニャな人はオッパイも空気系が多い。どうしてもその女の人のオッパイの固さを把握したい場合は、この「二の腕判断」をすると良いでしょうね。
話が随分逸れちゃったけどさ、僕が言いたいのはオッパイはその人の精神を反映しがちなものであり、だからこそ男にとっては宇宙にも感じるってわけさ。その神聖なるオッパイを、みだりに武器にしたり主張の道具にしたりするのは愚の骨頂。オッパイを慎ましくしてこそ、その女の人の精神性が伝わってくるし、逆に男の気をそそり「二の腕どうなってるかチェックしてみよう」みたいな気分にさせてくれるんです。
構成・文:松田義人(deco)
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プロフィール
峯田 和伸
1977年、山形県生まれ。銀杏BOYZ・ボーカル/ギター。2003年に銀杏BOYZを結成し、作品リリース、ライブなどを行っていたが、2014年、峯田以外の3名のメンバーがバンド脱退。以降、峯田1人で銀杏BOYZを名乗り、サポートメンバーを従えバンドを続行。俳優としての活動も行い、これまでに数多くの映画、テレビドラマなどに出演している。