峯田和伸(銀杏BOYZ)のどうたらこうたら

モンゴル800の清作くんと再会(後編)

毎週連載

第393回

前回の続きです。

今年3月、モンゴル800の清作くんと偶然会ったのは六本木のスタジオだったの。3月に開催された『トーキョーギタージャンボリー2026』っていうフォークイベントに、YO-KINGさんと一緒に「不足の美」っていうユニットで出演することになっていて。そのリハーサルでYO-KINGさんとスタジオに入ったわけだけど、たまたまそのスタジオの隣でリハーサルしていたのがモンゴル800だったんです。

久々の再会に「ウォー!」となって、清作くんに「何時頃リハーサル終わるの? もし良かったら合流してご飯でも食べない?」って声をかけて。僕らよりもモンゴル800は長い時間リハーサルする様子だったから、YO-KINGさんと僕は時間潰しにふたりでサウナに行ってラーメンを食べて。でも、まだモンゴル800はリハーサルが終わらない(笑)。

しょうがないからさ、YO-KINGさんとバーみたいなところに行ってさらに時間を潰してたんだけど、ようやく清作くんがバーに顔を出してくれたの。

23時頃にいったんバーを出ることになりYO-KINGさんは帰ったんだけど、清作くんと僕はめっちゃ話が盛り上がってさ。「帰るのもナンだし、六本木なんてあんまり来ないから、せっかくだしもうちょい遊ぼうか」って言って、清作くんが「何度か行ったことがある」っていう有名な某ミュージックバーにふたりで入ってみることにしたの。

このお店はかなり老舗で、店長は80歳。70代のベテランギタリストの方がふたりいる。お客さんがリクエストした曲を、ギタリストの方が譜面台を見ながらなんでも弾いてくれて、それに合わせてみんなで歌ったりするんだ。「昭和の新宿」みたいな空気感で、すごい和む店なんだ。

そこにさ、モンゴル800の清作くんと銀杏BOYZの僕がふたりで入ったもんだから、30人くらいいたお客さん全員「え?」みたいになっちゃって。

生ギターをバックに清作くんはサザンを歌って、僕はたけしさんの「浅草キッド」を歌って、もうめちゃくちゃ盛り上がった。店長から「面白いね、あなたたち」って褒めてもらえたのもうれしかったな(笑)。

でもさ、こんな風に遊ぶことって、実はほとんどなくて。他の友達と一緒だったら「ファミレスでコーヒーでも飲みながら話しよっか」みたいになることが多いんだけど、清作くんと一緒だったから、こんな風にみんなで歌を歌って楽しめたような気がする。なんか心が洗われた、みたいな感じもしたもんな。

お店を出て清作くんに「めっちゃ楽しかった。今度は僕が住んでるところで遊ぼうね」って言って別れたけど、今のうちから「清作くんと今度どこで遊ぶべきか」を、僕はもう考えてる(笑)。その日が来るのを楽しみにしている今日この頃です。

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構成・文:松田義人(deco)

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プロフィール

峯田 和伸

1977年、山形県生まれ。銀杏BOYZ・ボーカル/ギター。2003年に銀杏BOYZを結成し、作品リリース、ライブなどを行っていたが、2014年、峯田以外の3名のメンバーがバンド脱退。以降、峯田1人で銀杏BOYZを名乗り、サポートメンバーを従えバンドを続行。俳優としての活動も行い、これまでに数多くの映画、テレビドラマなどに出演している。