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SHIN 音楽甘党遊戯

【Essay】記念日がたくさんあったような充実の1年。スイーツであらわすと「アフタヌーンティーセット」

隔週連載

第38回

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こんにちは、SHINです。

今回は表参道にある「Q-pot CAFE.」でクリスマスアフタヌーンティーをいただきました。「クリスマスな彼氏」を演出してみたんですが、いかがだったでしょうか。

そして、あっという間に1年の終わりを迎えますね。
去年スタートしたこの連載。今年はまるっと12ヶ月、毎月素敵なスイーツをいただいてきました。
驚くことに全部覚えてるんですよね。
まずパッと思い出すのは3月に行った「花きゃべつ」(自由が丘)のパンケーキ。すごくアットホームな雰囲気でまた行ってみたいな。あと、浜松町の「つむぎカフェ」ももう一度行ってみたいなってずっと思ってます。

印象に残ってるのは、「CLANN BY THE RIVER」(清澄白河)のワッフルフライドチキン。あれはちょっと革命でしたね。甘いものとガッツリとしたしょっぱいものがこんなに合うのかと衝撃を受けました。すごくオシャレなお店でしたしね。
意識が変わったと言えば、「Seoul Café」(新大久保)も。韓国の糸かき氷、おいしかったな。それまであまり韓国スイーツは食べたことがなかったので、新しい出会いでした。韓国の方のスタイルの良さに憧れている方も多いけど、なんだかんだカロリー気にしているのかな、という配慮も見えたのがなんだかよかったです(笑)。とはいえ、食べたいものを食べるのが一番ですけど。

そういえば、この連載で苦手なものもいただいたんですよね。「京橋千疋屋」(表参道)のチョコレートバナナパフェのバナナ。ヌルヌルしたものが基本苦手で、バナナも僕の中ではわりとヌルヌルしていると思っていたんですけど、千疋屋さんのフルーツはやっぱり選りすぐりの良いものなんでしょうね。すごく美味しかったですね。

そして、ゲストのアーサーさんが来てくださった「KURAMAE CANNELE」(蔵前)。
おいしかったのはもちろんのこと、カヌレに合わせた茶があるだとか、専門店というだけあってこだわりを感じられました。そしてやっぱりアーサーさんの声がよかったです。あの声での食レポ、素敵でした。

直近だと、キンプトン新宿のハロウィンアフタヌーンティー。いい感じに楽しませていただきました。今思い返すと、もっとガチコスプレをしていくべきでしたね! 白髪の本気のものをやっていけばよかった。行かれた方も結構いらっしゃるんじゃないかな。
本当に記事を見てお店を訪れてださる方も多くて、連載を楽しんでいただけているんだな、と思います。僕も楽しいし、ファンの人も楽しんでいただけている感じが嬉しいですね。ライブの前に待ち合わせをして、ご飯を食べるというときに、こういう連載があると行きやすいのでは?と思います。

そしてお仕事について。今年はお仕事をとにかくがむしゃらにいろいろやっていたな、と思います。
本当にZeppでのライブに向かって走り続けていました。自分がチャレンジしてみたいこともやらせていただけましたし。ひとつひとつのことを大切に、来年はもっとみんなと良い景色を見ていけるように頑張っていきたいですね。

もちろん一つ一つのお仕事が全てが大切なんですけど、特に印象深かったことというと、やっぱり声優への挑戦です。
アプリももうすぐでリリースだと思うんですけど、わりといいんじゃないかな、と自分でも思っています。収録のときは結構、声も作っていっているので、聞いても僕の声だってみんなわからないんじゃないかな。アーサーさんとの特訓の成果も出ていると思います。
そうそう、アーサーさんもこの前ブースの外にいてくれて「いいじゃん、SHINさん!」いい声で言ってくれました(笑)。

声優のお仕事と言えばもうひとつ。「ブラックスター -Theater Starless-」が1月からライブアクトとして入るんですけど、Zeppのあとにすぐに稽古が始まります。
「ブラックスター -Theater Starless-」は新キャスト“青桐”が出ることになったときに僕に合うんじゃないかって提案してくださったDONUTS(ブラックスター運営会社)のチームの方がいて。「天から二物ではなく三物を与えられた」ようなキャラクターなんですけど。スマートなビジュアルのキャラクターなので、「こんなに僕の癖を出して歌っていいのかな」と聞いたら制作の皆さんが最高だっていってくれたのでお楽しみに。
青桐は僕もめちゃくちゃ気に入っています。ただ、なかなかガチャが引けないんですよ。今年中には引けたらな、と思っています。

あとイナズマロックフェスもようやく出れましたし、こうして振り返ると、本当にアグレッシブな一年でしたね。西川(貴教)さんともしっかりお話させていただけて。相変わらず、記憶力がすごくて、どの方がどの差し入れくれたかとかも覚えてらっしゃるんですよ。素晴らしいですよね。

やっぱり長く活躍されてる方はみなさん人格者というか。最近はそういう方とありがたいことにお話させていただく機会が多くて、「こうあらねばならないな」と思います。
僕なんかはやっぱりクソガキなんですよ。
この前も事務所の提携してるK-POPのアーティストさんのライブを観に行かせていただいたんですけど、同い年の方なのに、すごく落ち着いていらっしゃるんですよね。僕は内面が幼稚園児みたいなので(笑)。

でも根本はもしかしたら違うのかな、と最近思うんです。ソロをやってから、いろんな人と関わって明るくなっていったんですけど、根っこは多分、ひとりが好きな一匹狼の、あまり口数が多くない人間だと思うんです。ただ、人間は1人では生きていけないと悟って。仲間や応援してくれる人のありがたみを知って、人との繋がりを大切にしてソロをやってきて、もしかしたら根本にある人格を上塗りされたぐらいの感じなのかもしれません。久しぶりに会った人からは「お前、そんな明るかったっけ?」って言われますし。

そういう意味では、今年は良い出会いも多かったですね。
今お仕事させていただいている方は本当にみなさん応援してくれていますし、そこにさらに応援してくれる方がたくさんできた1年だったな、と思います。核になる人たちもずっといてくれるんで本当に心強いですね。
それはやっぱりひとつひとつ、ひとりひとりにきちんと向き合ってたからだろうな、とは思うので、これからもそうあり続けたいな、と思います。

そんな今年をスイーツ連載らしく、スイーツであらわすと、うーん、なんだろうな。
充実しすぎてひとつに絞れないんですよね。それでいうとアフタヌーンティーセットかな。
アフタヌーンティーセットってこの連載をやるまで食べたことがなかったんです。SNSでは見かけることはあったんですけど、いかんせんなかなか1人で行くこともないので。
でもアフタヌーンティーって記念日だとか特別な日に食べるイメージがあるんですよね。今年は記念日がたくさんあったような1年でした。

本当に充実した1年でした。2023年も応援してくださり、ありがとうございました。来年もさらに躍進できるようがんばりますので、よろしくお願いします!

それではまた来年のスイーツ巡りでお会いしましょう。

撮影協力

Q-pot CAFE.
住所:〒150-0001東京都渋谷区神宮前3-4-8

電話:03-6447-1218

営業時間:11:00~19:00(L.O.18:30)
定休日:年末年始

https://www.q-pot.jp/shop/cafe/

プロフィール

SHIN

2011年エピックレコードジャパンからヴィジュアル系ロックバンドViViDのボーカルとしてデビュー。
その圧倒的な歌唱力と魅力的なルックスを持ち合わせる逸材として話題となり、結成2年で日本武道館公演を行う。
2015年ViViD解散後、2016年12月六本木 EX THEATERでのワンマンライブでソロボーカリストSHINとして復活を果たす。
2018年にはYouTube channel「SHIN LOIDちゃんねる」を立ち上げ、登録者数は現在14万人を超える。
2023年5月、ボーイズバンドプロジェクト from ARGONAVISの新キャラクター、大阪出身の2人組ロックバンドST//RAYRIDE(ストレイストライド)Vo.淀川麟太郎役として抜擢され、続く10月にはスマートフォン向けアプリゲーム『ブラックスター -Theater Starless-』の新キャスト「青桐」でシンガーとして歌唱することも決定。
2023年12月6日にはデジタルシングル「NEON」リリース。
2023年12月20日 SHIN ONEMAN LIVE「AWAKENING DREAMER」がZepp Shinjukuにて開催。

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撮影/友野雄、取材・文/ふくだりょうこ、企画・構成/藤坂美樹