SHIN 音楽甘党遊戯
【Essay】恋愛はいらない。「やっぱり自分の音楽や世界観に振るべき」
隔週連載
第82回
こんにちは、SHINです。
前回、お知らせした「音楽甘党遊戯」最終回について。驚かせてしまったかもしれませんね。たくさんの方にコメントしていただいて、改めてとても愛されていた連載なんだな、と実感しました。あと残り2回となりますが、楽しんでいただけたら嬉しいです。
終わりが近づいているということで、ここまで触れてこなかったテーマについて今回はお話してみようと思います。それは、恋愛観。
恋愛観ね、話題としてNGではないんですよ。ないんですよ! 本当に! 今はひとりで生きているのがすごく楽しいんです。ファンのみなさんも僕のそんなところを感じてくれているんじゃないかな、と思うんですけど。きっと、自分のやりたいことが全て叶いきったら誰かと生きる、という道を選ぶ可能性もなくはないとは思うんです。
でも、今はまたひとつ新しいスタートを切ろうとしているとき。そういうことを考えると、自分の作品や世界観にずっと向き合わなきゃいけないんですよね。そんな僕だと、きっと相手の方のほうが無理になるじゃないかな、と思うんです。耐えられない、ってなると思います。よく、「束縛するタイプ? 束縛されるタイプ?」なんて質問もありますけど、もうそういうんじゃないですよね、多分。
今は本当に恋愛よりも自分のやりたいこととか、キレイに生きるっていうことが大事だと思うんです。僕、すごく早寝早起きなんですよ。23時には寝て、朝の5時とか4時に起きているので、誰もついてこれないんじゃないかな、って思うんです。言い方が悪いかもしれないんですけど、もうおじいちゃんおばあちゃんみたいな生活をしています(笑)。お酒もやめたし。
今は本当に自分の理想の音楽や、その世界を作るために自分を高めるっていうことが大事なんですよね。万が一、それをどこまでも許容してくれる人がいるのであれば、話は変わってくると思うんですけど。でもやっぱり相手あってのことじゃないですか。
相手も幸せになってほしいですし、僕のことを受け入れるばっかりで自分の幸せが得られないんだったら意味がない。そう考えると無理ですね。せっかくの恋愛観の話ですけど、本当に「恋愛観」がゼロに近いっていうおもしろくない話でごめんなさい(笑)。
で、自分の家族が欲しいか、というと、うーん、それもいらないかな、と思います。実家の家族とは仲が良いと思いますけど、やっぱり恩は返したいんですよね。母にはたくさん迷惑もかけましたし。妹は妹で、しっかりちゃんと勉強して薬剤師になって、お医者さんと結婚して。母も孫が見たいというのもあったと思うんですけど、多分妹が全部叶えてくれたから、意外と僕には何も言ってこないんですよね。「がんばりなさい」という感じになっていて。だからそういう意味では妹のことはすごく尊敬しているし、感謝しています。
自分で家族築く、ということも全く想像できません。無理ですね、今のところ。ただ、猫はいつか飼いたいですよね。そうなると、ますます結婚しないと思います(笑)。
あとは、これからさらに医療が発達していくじゃないですか。母が一人なので、実家で倒れた時に緊急で連絡できるように、「これをずっとつけててくれ」ってスマートウォッチを買ったんです。そうすれば、もしも何かあったときにすぐに連絡が来るから安心なんですよね。
いまでもそんなふうになっているんですから、この先、もっと医療が発達していけば一人だったとしても何かあった時は大丈夫になってくると思うんですよ。だから、そこはどうにかなるかな、って。
幸せって多分、複数叶えようと思ったらなかなか難しいんじゃないのかなと思うんです。だから僕は一点突破、やっぱり自分の音楽や世界観に振るべきだな、と。そういった意味でも、ここからの僕はもう人生最後のチャンスだなと思って取り組みます。そんな僕をファンの方が応援しがいがあるって思ってもらえたら、それはそれで嬉しいかな、って思います。
ちなみに、別にファンの方に気を使ってこう言っているわけじゃないんですよ!(笑)本当に今全くないですね。もしかすると、毎回エッセイを読んでくださっている方にはバレてしまっていたかもしれません。
刺激がない恋愛の話でごめんなさい(笑)。でも、今の僕の気持ちを受け取ってもらえたら嬉しいです。
次回は最終回ということで、連載での3年と少しを振り返っていきたいと思います。 それでは、また。
プロフィール
SHIN
2011年エピックレコードジャパンからヴィジュアル系ロックバンドViViDのボーカルとしてデビュー。
その圧倒的な歌唱力と魅力的なルックスを持ち合わせる逸材として話題となり、結成2年で日本武道館公演を行う。
2015年ViViD解散後、2016年12月六本木 EX THEATERでのワンマンライブでソロボーカリストSHINとして復活を果たす。
2018年にはYouTube channel「SHIN LOIDちゃんねる」を立ち上げ、登録者数は現在14万人を超える。
2023年5月、ボーイズバンドプロジェクト from ARGONAVISの新キャラクター、大阪出身の2人組ロックバンドST//RAYRIDE(ストレイストライド)Vo.淀川麟太郎役として抜擢され、続く10月にはスマートフォン向けアプリゲーム『ブラックスター -Theater Starless-』の新キャスト「青桐」でシンガーとして歌唱することも決定。
2023年12月6日にはデジタルシングル「NEON」リリース。
2023年12月20日SHIN ONEMAN LIVE「AWAKENING DREAMER」をZepp Shinjukuにて開催。
2024年8月18日SHIN ONEMAN LIVE -心動-をLIQUIDROOMにて開催。
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撮影/杉映貴子、取材・文/ふくだりょうこ、企画・構成/藤坂美樹