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桐山漣の「月刊キリヤマガジン」

告白します。「生田斗真くんですか?」「そうです」と握手してしまった過去

不定期連載

第12回

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暑い日が続きますが、みなさん体調を崩されていませんか。何事も無理は禁物。しっかり水分を補給して、なるべく日差しは避けて、この暑い夏を一緒に乗り切りましょうね!

さて、僕の夏のお仕事というと、『警部補ダイマジン』です。いよいよ今週、ドラマも最終回を迎えます。

清家は、デジタル担当大臣。国会議員という役を演じさせてもらうにあたって、役づくりの一環として国会議事堂へ見学に行きました。みなさん、国会議事堂の中に入ったことってあります? ニュースではよく見るけど、実際に中に入ったことはないという人も多いんじゃないでしょうか。僕もそうで、日常生活ではなかなか縁のない場所だったので面白かったです。実は国会議事堂には議員専用の地下通路があって、そこも見せてもらえたり。こういうお仕事をしていないと立ち入ることのできない場所なので、驚きだったし、貴重な経験になりました。

『警部補ダイマジン』の監督は、三池崇史さん。『殺し屋1』という映画にめちゃくちゃハマった経験を持つ僕としては、いつかご一緒したい監督のひとりでした。だから、今回こうして三池組に参加できたことが本当にうれしくて。ご本人に直接お伝えすることはしませんでしたが、憧れの監督とお仕事ができるドキドキを胸に秘めながらの撮影でした。

三池さんって本当に格好いい方なんです。スマートで、大人の余裕があって、いつもニコニコしている。でも、言うべきことはちゃんと言ってくださるので、演じ手である僕たちとしてもすごくやりやすいし、やりがいがある。あと、色付き眼鏡がとてもよく似合ってらっしゃるのも格好いいです。

清家真吾は、原作者であるリチャード・ウーさんとコウノコウジさんが手がけた『クロコーチ』にも出てくるキャラクターで、清家が登場することで物語にも大きな変化が生まれる。いい役をいただけたなと思っているので、ぜひみなさんにも最後まで楽しんでいただきたいです。

ちなみに主演の生田斗真くんとは共演は初めてなんですけど、実はちょっとした縁があって……。10年前くらいかな。ジャニーズのライブに行ったとき、帽子とマスクをしていたせいか、客席で小さい女の子から「生田斗真くんですか?」と声をかけられたんです(笑)。

「ごめんね。違うんだ」と言ったら、その子はあっさり帰っていったんですけど、そのあとも何度か「生田斗真くんですか?」と声をかけられて……(笑)。その都度、「すみません、違います」と返していたんですけど、ライブが終わって帰るときにもまた違う人から「生田斗真くんですか?」と聞かれて。もうさすがに面倒くさくなって、「そうです」と言って握手をしたことがありました(笑)。

いつかご本人に会ったら言おう言おうと思って温め続けた秘蔵のエピソード。ようやく今回直接生田くんに伝えることができて良かったです!

「とりあえず生田くんの好感度を落とさないようにはしました」と言ったら、ご本人もめっちゃ笑ってました。

ジャニーズのライブで生田斗真くんに握手をしてもらったことがある……という人がいたら、もしかしたらそれは僕だったかもしれません(笑)。

プロフィール

桐山漣(きりやま・れん)

2013年に韓国『ソウルドラマアワード2013』ネチズン人気賞(JAPAN俳優部門1位)受賞。
主な出演作は、映画『群青色の、とおり道』(佐々部清監督)『新宿スワンII』(園子温監督)『曇天に笑う』(本広克行監督)『貞子』(中田秀夫監督)をはじめ、ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(NTV)、『これは経費で落ちません!』『いいね!光源氏くん』『おじさんはカワイイものがお好き。』『カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~』(読売テレビ/NTV系)キラ役でネットを騒がせる。以降、『白い濁流』(NHK-BS)、『おいハンサム!!』(CX)・『カナカナ』(NHK)CX『テッパチ!』など幅広い役を演じ分ける。

撮影/友野雄、取材・文/横川良明、ヘアメイク/江夏智也