LiLiCoのこの映画、埋もらせちゃダメ!

『津田寛治に撮休はない』津田寛治さんとのスペシャル対談!

月2回連載

第184回

今回は連載特別編として、3月28日(土)から公開の映画『津田寛治に撮休はない』の津田寛治さんとLiLiCoさんのスペシャル対談をお届け!

俳優を目指したきっかけから、ふたりが語るお互いの下積み時代の苦労話、人生最大のターニングポイントなど、レアトーク満載の対談になりました!

【津田寛治インタビュー】「LiLiCoのこの映画、埋もらせちゃダメ!」ウラ話満載のスペシャル対談<前編>

俳優への第一歩は“甘い考え”だった? LiLiCoと語る下積み時代の意外な苦労

LiLiCo まさかの本人役で役者の仕事の裏側を描いた『津田寛治に撮休はない』、めちゃくちゃ面白かったです。そもそもなんですが、津田さんが俳優になられたきっかけってなんですか?

津田寛治 すごく単純な理由なんですが、小さい頃から映画が好きだったんですよ。そういう俳優さんはたくさんいると思うんですが、僕もそれ。それでしょっちゅう映画を観ていて。人と一緒に観ると集中できないから、だいたいひとりで観に行ってましたね。そのうちに将来は、映画の仕事をしたいと思うようになったんです。でも、親族からは「監督さんは東大や京大出てるような人達がやってるんだからお前には無理だ」って言われまして。それだったら俳優なら僕でも潜り込めるんじゃない? って甘い考えで飛び込んだんです。

LiLiCo 甘い考え(笑)

津田 いや、これが本当に甘い考えで。実際やってみたら、食えるようになるまでに何十年もかかっちゃいましたからね。

LiLiCo でも、それは必要な時間でしたよね。すぐに食べられるようになったら楽しくなくなっちゃうし、逆につらいと思いますよ。寛治さんは自分で這い上がってやってらっしゃるじゃないですか。自分でやりたいものを選んで、自分の目標に向かうためにはギャラとか関係なくやってらっしゃると思ってます。

津田 ほんとそうなんですよね。LiLiCoさんがおっしゃるとおり、やりたい、と思ったことをやってまして。俳優になりたいと思って飛び込んだけど、こんな大変だとは思っていなかったし、向いていないのかな、と思うこともあったんですよ。チケットのノルマとかレッスン代とか、払うことのほうが多くて、もはや趣味か? っていう感じで(笑)。でもそれも楽しいんですよ。レッスンも舞台も映画も、バイトをしながら俳優をやっていたころから楽しかった。だから、まさかこれで食っていけるなんて夢のようだし、実際に食っていけるようになってからは何をやってもありがたいんですよね。どんなお仕事をいただいてもありがたくのぞめるようになれたのがよかったんだと思います。

LiLiCo 才能があるからこうなれたんですよ。だって、優しいお父さんからクズ男までなんでもできちゃうじゃないですか(笑)。私は寛治さんとは最初ニアミスしてるんですよ。2015年の『猫侍 南の島へ行く』に出演してるんですが、あのシリーズは寛治さん出てらっしゃるから会えるかな~、って思ってたんですが。

津田 あ、それは出てないんですよね~。

LiLiCo そうなの。それで会えなかったのが残念で。そのあと『ニワトリ★スター』でようやくご一緒できて。共演シーンはなかったけど、打ち上げで会えたのが嬉しかったんですよね。そのとき撮った写真覚えてます? これ(といってスマホを見せる)。

津田 覚えてますよ!

LiLiCo よくね、待受画面にしてるんですよ(笑)。最高のツーショット。私、完全に酔っ払ってる顔してるし、寛治さんもやばい(笑)。でももし事務所大丈夫だったら掲載しちゃお(笑)。

津田  この写真いいですよね!でも、あのときのLiLiCoさんの役、メチャクチャぶっ飛んでましたよね(笑)。

LiLiCo 裏設定はいろいろあったみたいですけど、私もすごく楽しんだ現場だったんですよ。私、映画コメンテーターとして『王様のブランチ』を始めて25年経っちゃってるんですが、その間、寛治さんの出演作はほんとに山程あるわけじゃないですか。どの作品から意識してたか思い出せないけど、私のキャリアでも寛治さんが伴走してくれてる感じがします。

津田 僕のキャリアのなかでは、『模倣犯』がひとつのターニングポイントになっているんですが、あれが2001年だからちょうどLiLiCoさんがブランチを始めたくらいのタイミングですよね。

LiLiCo そうか、そのタイミングが『模倣犯』!

津田 とはいえ、僕は悪役が多かったから『王様のブランチ』でインタビューしていただく、っていう立場じゃなかったんですよね。

LiLiCo そりゃそうですよね。悪役をインタビューしたらネタバレの話題になっちゃうから。

津田 そうそう(笑)。

LiLiCo でもこうやってゆっくりお話できる作品に恵まれて、本当に嬉しいです。

津田 ところで、LiLiCoさんはこの仕事を始めるようになったのって、何かきっかけの映画があったんですか?

LiLiCo ずっと声優をさせていただいているアニメの『サウスパーク』をきっかけに、雑誌のコラムで好きな映画を3本紹介するっていう企画があったんですよね。その記事がブランチの放送作家さんの目にとまったのがきっかけで映画コメンテーターの仕事に。

津田 へぇー!

LiLiCo 何かやってみたい新しいことがあったら、全てがチャンス。だから、毎日目が覚めた瞬間から楽しくて仕方ないの。

津田 LiLiCoさんがいつも明るくて楽しそうなのってそういうことなんだ。

LiLiCo そうそう。だって、いつか目が覚めないときがくるでしょ? だから目覚めたら常に新しい自分が見つけられるって思っちゃう。自分勝手にいるだけじゃなくて、人からかけていただく言葉にも影響されるし、うれしいと思った言葉は心に留めとくの。たとえば、寛治さんから言われたことで嬉しかったのは、「LiLiCoさんと小田井さん、2人の子どもになりたい」って言ってくれたじゃないですか。あれ、本当に嬉しくて、ずっと覚えてますよ。それとともに、小田井と一緒になってよかったなとも思えましたし。

津田 『仮面ライダー龍騎』からなので、(小田井)涼平くんはよく知っている仲でしたしね。僕の短編自主映画にも出てくれたんですが、カップルで歌うちょっとしたシーンだったけど、わざわざ僕の家の近所のファミレスまで来てくれて、どう演じたらいいかを聞きに来てくれたんですよ。ライダー仲間の間でも、涼平くんはすごくいいやつだ、って聞いていましたし、ものすごく真面目で誠実なのを知ってましたから。そんな彼が選んだLiLiCoさんだもの。2人の子どもになりたい、ってのは本気ですよ(笑)。

LiLiCo いやー、嬉しい。みんな「LiLiCoさん、素敵な旦那をもらった」っていってくれるけど、いやちょっと待って。私も選ばれてるんだって(笑)。いずれにしてもラッキーでした。

津田 『~龍騎』はライダー役がたくさんいたから、みんなライバルでバッチバチにやってたんですが、涼平くんだけはそういうのがなかった。それでものすごく真面目で優しくて。女性スタッフから人気だったのをよく覚えてます。

「待ってちゃダメ!」“銀幕のチャンス”を掴んだ型破りな手法とは?

LiLiCo ターニングポイントは『模倣犯』とうかがいましたが、最初の大きなきっかけってなんでした?

津田 デビュー作でもあるんですが『ソナチネ』なんですよね。キャリアのターニングポイントが『模倣犯』としたら、『ソナチネ』は人生最大のターニングポイント。あれがなかったら俳優やってなかったでしょう。

LiLiCo きっかけは?

津田寛治 あのころ、事務所も辞めて、映画をとにかくたくさん観て、今の日本映画の監督で誰がすごいか見極めたいと思っていた時期だったんです。黒沢清監督や伊丹十三監督などたくさんいらっしゃいますけど、その中に北野武監督もいらして。特に北野監督の『その男、凶暴につき』に衝撃を受けたんですよ。当時の有名な役者さんは誰も出てないのに、みんな光り輝いていて。テレビドラマでやっている芝居はひとつもなくて、ドキュメンタリーなのか? っていうくらいにリアルな芝居で。カメラもあまり見たことがないようなアングル、ポーズ、カット割りじゃないですか。きっと現場は相当緊張するんだろうな、と漠然と思いつつ、いつかお会いできないかと思っていたんですよ。そしたら、当時僕がアルバイトをしていた喫茶店のオーナーの奥さんが「北野監督はうちによく来る」って教えてくれてr。その喫茶店は、録音スタジオの1Fにあったんですけど、映像の編集もできるスタジオだったから監督は編集の時期になると来てたそうです。それで、今度来たときにプロフィールを渡しなさい、って言ってくださって。

LiLiCo やだ、すごい。やっぱりチャンス持ってる。待ってちゃダメ。掴まないとね。

津田 当時は俳優ってお座敷家業だって言われてたんですよね。どんなにやる気や才能があっても、監督やキャスティングから声がかからないと行動に移せない。作家さんだったら、書いているものがすぐに世に出ることがなくてもいつか発表できるときがくるかもしれない。けど、俳優は声がかからないと一人じゃ何もできないから、まずはいいプロダクションに入ることが先決っていう時代。それだったら、自分から動いてみたらどうなんだろう、って思ったんですよ。映画を観たら、必ずエンドロールにある制作会社や監督の事務所の名前を調べて、そこに自分のプロフィールを送りつけて(笑)。

LiLiCo えー、同じ時期に似たようなことやってましたよ(笑)。私の場合はテレビだったけど。

津田 テレビじゃ難しかったでしょ? 映画だとまだ可能性があったけど。

LiLiCo そうそう。一度、ドラマのプロデューサーに会ったことがあるんですが、日本のドラマは視聴者目線のリアルを作るから、君みたいな顔だと役がないって言われました(笑)。ただ、そのときに映画で悪役だったらあると思うって言われて。そこからはもう全部犯人役。最後まで生きたことない(笑)。

津田 え、それで飛び込んだの!? 犯人役だったら可能性あるって言われても、簡単にはゲットできないじゃない。

LiLiCo いやー、もう片っ端から全部オーディション受けましたよ。どういう会社がどういう作品作ってて、みたいなことをリサーチして。

津田 いやすごいですよ。僕があのころ言われていたのは、エキストラに毛が生えたみたいな役でも出られるだけですごいんだから、とにかく現場にいったらみんなに挨拶してちょっとずつ台詞のある役をもらえるようにやってけ、ってこと。映画でセリフがある役なんて雲の上の世界なんだから、そこにいくのは大変だって言われ続けてたんですよ。でも、フリーになってから映画監督の事務所に行ったら、話をすぐに聞いてくれる監督もいたりして、それでオーディションも誘ってくれる。全然雲の上じゃないし、その当時に思い込んでいた正攻法からちょっと外れたところからアプローチすればすぐに行ける場所だったんだ、って思ったんですよね。これは自分で動いてみないとわからないことだった。

LiLiCo そうそう。映画にしろテレビにしろ、世の中人のつながりで成り立ってるじゃないですか。特に映画の世界は人のつながりを大事にするし。それこそ私、この映画を観て、寛治さんは自分でがんばってきて、いろんな役ができるってこともがんばりも見てきた人達が認めてくれて、冠映画ができたんだ、って思いましたもの。

津田 いやいや、こんなタイトルの映画をやる日がくるとは思ってなかったですよ。自分のことながら本当にびっくり。

「再現度は70%」 津田寛治が語る本人役の裏側

LiLiCo そもそもこの作品って最初からこのタイトルだったんですか?

津田 そうなんですよ。監督が別府ブルーバード劇場でやった僕の監督作の上映イベントに足を運んでくれて、直接「津田さんにやってもらいたい仕事があるんです」って企画書をくださって。そのときからこのタイトルがバーンっと書いてあったんですが、バラエティの企画? って聞いちゃったんですよ。そしたらフェイクドキュメンタリーみたいな感じで映画をやりたい、と。じゃあ、僕のことをいろいろと知ってもらったほうがいいと思うから、今度取材の時間を作りましょうって言ったんですが、取材する前に台本が届いて。読んでみたらめちゃくちゃリアルなんですよ。むしろなんでこんなこと知ってるんだ? っていうリアルな自分の日常が書いてあるし、なにより面白い。これだったら、津田寛治役じゃなくてもやりたい、ってお返事しました。

『津田寛治に撮休はない』(C)映画『津田寛治に撮休はない』製作委員会

LiLiCo 本人役で映画の舞台裏、俳優の舞台裏の作品ってこれが初ではないけど、なにせこの作品は最初の5分でつかまれる。年間何百も作品観ていると、つかみがOKな作品は最後まで面白いって分かるんですけど、これもまさにそれ。しかも寛治さんのファンだったら見逃せないシーンもちゃんと入れてるじゃない。たとえば「寿司に食われて~」っていうセリフの。いや、まさか『デッド寿司』の話を盛り込んでくるなんて思わなかった。

津田 監督が井口昇監督の大ファンなんですよ。だから、井口監督も最初の方で出てきてるんです。

LiLiCo この作品を観て「デッド寿司ってなんだ!?」って知らなかった人も興味持ってくれそうじゃない。『デッド寿司』って松崎しげるさんも出てるじゃないですか。私、2年前にしげるさんとデュエット曲出してるんですよ(笑)。寛治さんも出てて、『デッド寿司』も御縁があるとしかいいようがない。

津田 『デッド寿司』は再ブレイクしてほしいですよね。ほんとおもしろいんで。

LiLiCo 『~撮休はない』の津田寛治は、どの程度リアルなんですか? マネージャーさんも実際のマネージャーさんがモデルですよね。

津田 だいたい70%くらいかな。驚いたこともありますよ。芝居の説明しているシーンがあるんですが、そういうこと僕は言わないはずだって監督に言ったら、監督は「いや、津田さんは以前舞台挨拶でこの話をされてます」って。自分で気づいていない自分も入ってるんですよ。それに俳優の仕事って演技をするのが楽しいというよりも、物語の中に自分が入り込んでいることを楽しんでいるところもあるから、その点ではこの作品はずっと物語の中に入っていた感覚でめちゃくちゃ楽しかったです。俳優さんは一度は自分役をやってみたらいい経験になると思う。それこそLiLiCoさんもLiLiCoさん役をやったらどうなんだろう。

LiLiCo いやいや……それ、おもしろいかな。

津田 絶対おもしろいですよ。

LiLiCo そしたら寛治さん絶対一緒にやってくださいよ(笑)。楽しまれた分、難しく感じたところは記憶に残ってるんじゃないですか?

津田 難しかったというのではないんですが、完成版を観てちょっとびっくりしたのが、ワークショップに行くシーンですね。現場でへこたれて後輩に誘われてワークショップに行く、っていう設定なんですが、台本の時点から「こんないんちきくさいワークショップはないだろ」って思ってたんですよ。でも実際にやってみて、完成版を観てみたら、ちゃんとワークショップになってるの。台本の字面だけだとうさんくささしかなかったのに、現場で俳優さんたちと芝居とはいえワークショップをしていたら、みんな本気になるし、うまくできたときは本当に嬉しいし。その雰囲気が見事に収められてた。

LiLiCo わかるわー。俳優をしてる人たちや目指す人にみてもらいたいな。

津田 そうそう。それと海外の人にも。バイプレイヤーって日本だけのポジションなのかもしれないんだけど、映画にもあるとおり、1日に2~3作品の現場をかけもちしていることもざらじゃないですか。そういう俳優の生活を描いた作品って他の国にはないだろうから、いろんな国の人にもみてもらいたいんですよね。

海外進出への本音を語る! ドイツ映画の現場で感じた“日本との意外な共通点”

津田 ところでLiLiCoさんってなんでそんな働き者なんです?

LiLiCo なーんもしないでいるのは考えられないんですよね。スウェーデンって4時くらいには仕事終わって家に帰るんだけど、そんな生活だったらイライラしちゃう。日本ってみんな働き者じゃないですか。私、そっちのほうが向いているみたい。

津田 いやだと思ったことは? あ、それなら帰国しちゃってるかな。

LiLiCo うん。帰りたくないもん。今日の寛治さんもそうだけど、こんな素敵な対談ができたり、明日何があるか分からないところがワクワクしちゃって。日本に来て分かったのは、日本人って働き者だけど、ハッピーを待ってるんですよね。なんかいいことないかなー、って。いや、それ掴みに行くもんだし、そもそも自分の中にあるもんですよ、って言いたい。今日の対談も私からお願いしたんですよ。

津田 え、そうなの?

LiLiCo そうそう。寛治さんからメールいただいたのがきっかけで、それなら絶対に会いたいししゃべりたいって思ったんですよ。実現してよかったー!

津田 いやー僕もうれしいですよ。メールしておいてよかった(笑)。

LiLiCo 寛治さん、長く仕事を続けるために何か特別にされてることは?

津田 体力作りですね。お風呂代わりにジムに毎日行ってます。ただ、映画のように1日2作の現場みたいなスケジュールはしなくなってきたかな。あんまり忙しすぎると、役に向き合えなくなっちゃうし、整理する時間はちゃんととらないといけないな、って思うようになってます。

LiLiCo ひとつずつじっくりと取り組むように変えてきてるんですね。じゃ、海外の仕事とかも視野に?

津田 いやー……今まではそれはあまりなかったんですよね。ハリウッドは日本でいう撮影所のシステムじゃないですか。みんなポジションが決まってて、そこを完ぺきにこなすプロフェッショナルのお仕事。それはそれでいいんだけど、システマティック過ぎて自分には合わないなって思ってるんですよ。部署の垣根を超えてわちゃわちゃ作るインディーズ系の雰囲気が好きなんですよね。だから日本でいいかな、って思ってました。が、つい先日、ドイツ映画 (『The Frog and the Water(原題)』2025年/※2026年劇場公開予定)の撮影に参加しまして。

LiLiCo お!

津田 2ヶ月くらいドイツにいたんですが、ヨーロッパだからなのか、日本のインディーズ映画みたいな現場だったんですよ。こういう雰囲気で撮っている現場があるなら、海外のお仕事は全く抵抗がないなって実感しました。その作品のなかで、整合性がとれていない箇所があったんで監督とお話したんですが、「これはファンタジーだからいいんだよ」って。僕らがちまちま考えていることはどうでもよくて、イメージさえ確定させてやれば成立する。むしろ繊細に描くこともできるってことを学びました。

LiLiCo いいですねー。

津田 スウェーデンだったらイングマール・ベルイマン監督が大好きなんですよね。今見ても全く色褪せてないし、ずっと語り継がれている作品ばかり。日本は島国だからまだまだ多様性に欠くところもあるんだけど、ヨーロッパはそもそもが多民族で多文化だから憧れますよね。ヨーロッパをちょっと飛び回ってみたい。

LiLiCo スウェーデン狙い目ですよ。日本人はあまりいないから(笑)。お仕事は全部自分で 選ばれてるんですか? それともマネージャーさんと相談?

津田 選ぶというよりも、来た順ですね(笑)。こういう作品に出たいとかいうのではなくて、お芝居をしたいっていうほうが先なので、どんな役の話をいただいてもとりあえず自分のやり方を試して精度を上げていってるんです。悪役はたくさんやらせてもらった分、最近はいい人役が楽しくなってますよ。いい人って単調なだけに難しいし、だからちょっとした毒を入れてみるとか。そうするといい人さが引き立つこともあるんですよね。

LiLiCo ものすごい本数出演されてますけど、ご自身はともかく、ご家族はご覧になってるの?

津田 いや、全然みてませんね。娘と一緒に映画を観に行くんですが、ほぼ洋画ですし。

LiLiCo んもー、洋画がやばいことになってるんで、私、めちゃくちゃがんばって盛り上げようとしているんですよ。だから親子でみてくれるなんてありがたい!

津田 一緒に盛り上げましょうよ。いやー、もっとヨーロッパの話とかも聞きたかったし、映画の話をこんなじっくりしたのも久しぶり。

LiLiCo いやいや、もっとしゃべりましょうよ。近いうちにごはんいきましょ!

『津田寛治に撮休はない』
公開中
公式HP https://satsukyu.com/

(C)映画『津田寛治に撮休はない』製作委員会

構成:よしひろまさみち
撮影:源賀津己

※この対談の続きは、下記の対談動画<後編>でお楽しみください!

【津田寛治インタビュー】「LiLiCoのこの映画、埋もらせちゃダメ!」ウラ話満載のスペシャル対談<後編>

プロフィール

LiLiCo
1970年11月16日、スウェーデン・ストックホルム生まれ。18歳で来日し、芸能界へ。01年からTBS『王様のブランチ』に映画コメンテーターとして出演するほか、女優、ナレーター、エッセイの執筆など幅広く活躍。

夫である純烈の小田井涼平との夫婦生活から、スウェーデンで挙げた結婚式の模様、式のために2カ月で9kgに成功したダイエット術、スウェーデン育ちならではのライフスタイルまで、LiLiCoのすべてを詰め込んだ最新著書『遅咲きも晩婚もHappyに変えて 北欧マインドの暮らし』が講談社より発売中。