大久保佳代子 (オアシズ)の 人生そろばん
意味なく相手を睨んだ中学時代と 男と口を聞かない高校時代
毎週連載
第6回
ちょうど私が中学生の頃は、『ビー・バップ・ハイスクール』が流行っていて、その波は私が暮らしていた田舎にも来ていました。ちなみに私はヒロシ派。ボンタンを穿いているような不良っぽい男の子が、カッコ良くてモテてた時代ですけど、そういう男の子は、私みたいな二軍半のブスまでは絶対に降りてきませんでした。どういうことかと言うと、この世代の不良っぽい男の子は同じく不良っぽい、そこそこかわいくて、朝シャン、ブロー、コロンを付けたりするような女の子とツルむことが多かったので、私はただ見ているだけでした。今、私がテレビとかに出るようになって、久しぶりに地元に帰ると、そういう不良だった男の子が「久しぶりじゃん」って向こうから話しかけてくるようになったので、やや優越感をおぼえます。