山下幸輝「こきぴあ」
【特別編4】山下幸輝×池田優斗 対談「幸輝は“青春”って感じがする」
月2回連載
第16回

WILD BLUE特集第4弾は、山下幸輝くんと池田優斗くんが登場! まとう雰囲気も好きなものもよく似ている二人。お互いへの愛とリスペクトが止まらないトークになりました。
みんなで「おかえり」って言ってあげたかった
── 3人目のメンバーとして優斗くんがWILD BLUEに加入。初めて出会ったときのことを覚えていますか。
幸輝 忘れもしないです。なぜかというと、出会ったその日から優斗が8割喋ってたので(笑)。
優斗 あはは。
幸輝 ずっと優斗が喋ってた思い出しかない(笑)。でも、その話している内容から、歌とダンスが好きで、アーティストになりたいんだっていう想いがぶわーって伝わってきたんで、あ、めっちゃ熱い子だなって思いました。
優斗 うれしい。
幸輝 なんか話してるときの目が肉食動物みたいな感じで。
優斗 うおおお(と、喜ぶ)。
幸輝 だからこの子と一緒にできたら、めっちゃ刺激になるんやろなって思った。
優斗 僕はSNSとかで幸輝の存在は知ってて。幸輝と直弥が一緒に踊ってる動画をよく観てたので、二人に会うときは、ちょっと芸能人と会うみたいな感覚でした(笑)。
幸輝 ちょうど初めて会う日に優斗がインフル(エンザ)になって。
優斗 だから、初対面の日がズレたんですよ。で、改めて日程を調整して事務所に行って、部屋のドアを開けたら、ホワイトボードに幸輝と直弥が「インフルおかえり」とか歓迎のメッセージを書いて出迎えてくれて。あれはうれしかった〜! チームの温かさを感じたし、初対面なのに全然初めて会った感じがしなくて。まさに『First Light』の「僕らは前からすでに出会ってた」っていう感覚でした。
幸輝 優斗は、芸能活動という点では俺よりも先輩。長く続けてきたお芝居をパーンッと1回辞めて、アーティストになりたいという新しい夢を持つのって、すごく勇気がいると思うんですね。その夢を僕たちに託してくれたわけだから、それはもうみんなで「おかえり」って言ってあげたいなという気持ちでした。
優斗 で、その日にダンスをしてね。
幸輝 やったね。
優斗 幸輝と直弥が「どのダンスを踊りたいですか?」みたいな感じで先に二人で踊ってくれて。次は僕の方から二人に踊ってほしい曲をリクエストして、それを3人で一緒に踊るっていう。なんかもうあの日から始まってた感はあったね。みんなでご飯も食べに行けたし。あれはいい日だった〜。
── そこから共に時間を重ねていく中で知ったお互いの人となりについて教えてください。
幸輝 優斗は、よく喋り、よく食べる。
優斗 基本、リミットが人の限界よりも上回ってるよね(笑)。
幸輝 たぶん食も口も限界が本当にない(笑)。自分のやりたいことに対しても限界を知らないというか見てないと思うんですよ。それがひしひし伝わってくるから、ほんま刺激になってます。
優斗 うれしい! うれしい! 幸輝は普段から全然飾らない。大人の方たちの前でもこの感じで、態度が変わらない。自分にまっすぐな人です。あと、自分からあんまりしゃべるタイプじゃないんですけど、めっちゃ周りを見てる! メンバーに対しても、ここはもっとこうした方がいいよって気づいたことをその都度言うというより、まとめて文章に書いてLINEで送ってくれたりして。そういうところが幸輝らしくていいなって。LINEの文章も幸輝らしさが出てるんですよね。大体「〜」がついている。
幸輝 「〜」ね(笑)。伝え方については悩んでて、なかなかまっすぐに伝えられない。
優斗 いや、それがいいんですよ。まっすぐに伝えない人がいてもいいんです。それは颯がやってくれるから。リーダーとサブリーダーの役割分担がちゃんとできてるのは、うちの良さでもあると思う。あと、絵文字とかを使わないのもいい! その代わり、毎回『スターウォーズ』のスタンプで感情を表してくれる(笑)。よく「お疲れ様でした〜」ってダースベイダーのスタンプが来ます。
幸輝 ダースベイダーはよく送るね(笑)。
優斗 あと、幸輝はよく寝る。どこでも寝られます。下手したら僕らと会話してる最中に寝てるみたいなところもある。
幸輝 ありますね(笑)。
優斗 そういうところも好きで。うちはB型とAB型の集まりなんで自由なんですよ。みんなで喋って遊んでたと思ったら、数分後には各々が違うことをしている。そういうのが許されるというか、みんなが自然体なのがWILD BLUE。その代表格としてうちの山下幸輝がいます(笑)。
幸輝は“青春”って感じがする

── そんな二人の思い出といえば?
幸輝 1回、俺が誘ってラーメン行ったね。
優斗 行きましたね。
幸輝 「ごちそうするから」って言ったら、「マジっすか? じゃあ大盛り行きます!」って言って、めっちゃ食うなと思った(笑)。優斗は練習帰りにコンビニに寄ってご飯を買うときも、2品ぐらい俺より多いんですよ。俺はお弁当にスープで終わりだけど、優斗はそこにサラダとホットスナックがついてくる(笑)。
優斗 あと、幸輝とは感覚が似てる。幸輝って食べてるときはあんまり喋らない人でしょ?
幸輝 喋らない。
優斗 そこは僕も一緒。僕も食べるのに集中したいんで。だから、一緒にラーメンを食べに行ったときも、二人とも黙々と食べてて、たまに「あ〜」って思わず声が出るだけ。そういうところが似てるなと思う。食の好みも似てるし。
幸輝 似てるね。
優斗 この前、TGCの現場でマネージャーさんが差し入れを買ってきてくれたんですけど、スタッフさん含めみんなが定番の人気メニューを頼む中。
幸輝 俺たちだけ別の限定メニューを頼んでて。
優斗 しかも別に合わせたわけじゃなく、たまたまかぶっただけっていう。今だとアメリカンドッグにハマってるでしょ?
幸輝 ハマってる!
優斗 僕もハマってる。だから、幸輝とは自然と通じるものがあるなって感じています。
── 二人の共通点といえば、どちらも俳優としてのキャリアがあることです。お芝居の経験がパフォーマンスに活きているなと感じることはありますか。
幸輝 パフォーマンスのときもそうだし、MVもそうだと思うんですけど、お客さんは歌もダンスも見るけど、やっぱり最初に見るのは表情かなという気がしていて。優斗が何も言わなくても表情でちゃんと表現ができているのは、5歳からお芝居をやってる経験が大きいんだろうなと思う。
優斗 うれしいっすね。
幸輝 しかも、表情の引き出しが多いし、その表情で何を伝えようとしているのかもわかる。そこが素敵だなと思っています。
優斗 幸輝は、自分らしさをそのまま演じるのがすごく上手だと思います。役を演じるからと言って、山下幸輝自身がなくなるのではなくて、あくまでも山下幸輝を持ったまま、悲しみや喜びを表現しているのが素敵だなって。変につくろうとしていない。ステージ上でも自然体。なのに、勝手に目がいっちゃう。踊り自体に熱いものがあって、カッコよさもありつつ、人間的な泥臭さもあって、そこが全部魅力。幸輝は“青春”って感じがする。学生時代とかの青春という意味ではなくて、人生における喜怒哀楽の深みがあって、そこに青春を感じるというか。
── MV撮影を覗かせてもらったときに近くでみなさんの踊りを拝見したんですけど、優斗くんはエネルギーが外側に放出している感じがして、幸輝くんは内側にグッとエネルギーが集中しているような印象がありました。
幸輝 めっちゃわかります。優斗は、オーラが広がっていく感じがある。TGCでパフォーマンスしているのを見て改めて思った。優斗は僕のことを目がいくと言ってくれたけど、俺は優斗のこと目で追っちゃう。これは天性のやつやと思って。
優斗 (うれしさのあまり録音用のボイスレコーダーに向かって)うわ! 天性だ! 天性だ!(笑)
幸輝 (優斗くんを真似してボイスレコーダーに向かって)優斗くん、天性です!(笑)
優斗 たぶんお互いの共通認識として変に狙いに行かないようにしてると思うんですよ。ここで見せたいなと思うポイントがあっても、明らかに狙いに行ってるように見えるとリアリティがなくなっちゃうし、流れからズレる。その感覚がわかるのは、やっぱりお芝居をやってるからかなって。
幸輝 自分が気持ち悪いことをしたくないっていうのはめっちゃある。
優斗 それはすごいある! さっき言ってもらったエネルギーのベクトルの違いも、お互いが自然体でいようと心がけているからこそ、かぶらないのかなって。それに関しては僕たち二人だけでなく、5人に共通して言えることですね。
二人で生き別れの兄弟役をやりたい!

── じゃあ最後に、この二人でやりたいことを聞かせてください。
幸輝 これはいつかオッケーしてほしいんだけど、兄弟の役をやりたい。
優斗 いい! 僕たち似てるって言われない?
幸輝 言われる!
優斗 言われるよなあ。自分でもあったんですよ。画像を見てて、幸輝だと思ったら自分だったみたいな。顔とかじゃなくて、人間としての雰囲気が似てるよな。だから、めっちゃ兄弟役できると思うんですよ。
幸輝 映画でやりたいね。で、その主題歌をWILD BLUEが歌う!
── ちなみにどちらがお兄ちゃんですか。
幸輝 あ! 考えてなかった!(笑)
優斗 さすがに幸輝でしょ?
幸輝 さすがに俺か。生き別れの兄弟とかやりたいな。
優斗 やりたい! 僕は常日頃からやりたいことは尽きないんですけど、幸輝だからという意味では一緒にサバゲーに行きたい。
幸輝 いいね。
優斗 本当に? 5人でもしたいんですけど、たぶんこの中で幸輝が誘っても来なさそうだなって。いちばんサバゲー感がない。
幸輝 それは確かに(笑)。
優斗 颯は「ええよ。じゃあ行くわ」って言ってくれそうだし、直弥は誘ったら絶対に来る(笑)。
幸輝 (偶然通りがかった直弥くんに)誘ったら絶対来る人でしょ?
直弥 行きます!
優斗 でしょ(笑)。陽向も最初は渋るだろうけど、「優斗が行くなら…」みたいな感じでついてきてくれそうだなと。でも幸輝は違う。幸輝は誘っても「(幸輝くんのモノマネで)俺、いいっす〜」って言いそう。
幸輝 「俺、大丈夫っす〜」って(笑)。
優斗 だからこそマジで二人でやりたい。サバゲーに限らず、幸輝がやりたくなさそうなことをやって、新たな世界を幸輝に見せたい。やってみたらハマるかもしれないし。
幸輝 ノリノリで銃を撃ってるかもしれん(笑)。
優斗 そのうち「おはようございま〜す」って現場にも銃を持ってくるんでしょ(笑)。そんな幸輝が見てみたいので、サバゲーに連れて行きたいです!
池田優斗をよく知る11の質問

Q.目覚ましのアラームは何に設定してる? スヌーズは何回で止められる?
アラームの設定は特になしです(笑)。
スヌーズは1回で止められます!! アラームは最小音量! メンバーの中でいちばん早起きが得意な自信があります!
Q.お部屋の中にあるお気に入りのアイテムを教えて!
ソファです。
高さ、座り心地など、すべてがお気に入りです(笑)。
夜帰ってきて、そこに座りながら食べるご飯が格別に美味です! 最高です(笑)。
Q.ラーメンを頼むときのこだわりは?
麺は太麺、固め。油の量は多め。味は濃いめのフルマックスでございます(笑)。
そして、チャーシュー、煮卵を追加でトッピングします!
僕たちもよくご飯を食べに行くってなったら選択肢に必ずラーメンが入るくらい、みんな好きです!
Q.LINEでよく使うフレーズは?
「宜しくお願い致します」
「ありがとうございました」
「お疲れ様です」
「ほーい」
「ごちそうさまでした」
絵文字だったら、🔥、☺️、😊、💦、✨
Q.現時点でのLINEの未読件数は?
なんと0件です! 返信はすぐ返します!
溜まっちゃうのが嫌なんですよね…(笑)。
でもメールは1000件以上溜まってます。
LINEの返信はマネージャーさんからお墨付きをもらうくらい早いですよ〜。
Q.家に帰ったら最初にすることは?
カーテンを閉めて、エアコンをつけて、手を洗います!
効率良く生活している自信があります!
Q.寝る前のルーティンを教えて!
YouTubeを観ながら寝落ちすることです!
毎日の至福の時間です!(笑)
開始5分くらいで意識ないですけど…。
Q.よく観ている動画は?
YouTubeの方々の動画をよく観ます!
東海オンエアさん、Fischer'sさん、はじめしゃちょーさんなど王道の方々をよく観ます!
料理企画とかよく観ちゃいます〜(笑)。
Q.落ち込んだときの対策法は?
“友達と走る”です!
僕自身、運動が大好きなので休みの日でも基本体を動かしてます!
友達と会話しながら10km以上走ってます(笑)。
大切な時間です!
Q.人生最後のひと皿、何が食べたい?
焼き肉です!
家族とみんなで地元の家の近くの焼き肉屋さんに行って食べ放題で食べまくりたいです!
思い出を語りながら食べたいです!
Q.応援してくれるファンのみんなに今伝えたいことは?
いつも僕たちに力をくれてありがとうございます!
どんなときでも一緒にいてほしいし、支えてほしいです!
早くみんなと会いたいです!
これからもずっと家族だ〜!
撮影協力
マクセル アクアパーク品川
〒108-8611 東京都港区高輪4-10-30(品川プリンスホテル内)
TEL.03-5421-1111 <音声ガイダンス>
品川駅(高輪口)から徒歩約2分。
https://www.aqua-park.jp/aqua/
WILD BULE メンバープロフィール

山下幸輝(やました こうき)★リーダー

第33回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストファイナリストTBS系火曜ドラマ『君の花になる』(2022年)に出演し話題に。その後、日本テレビ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』、TBS系日曜劇場『アンチヒーロー』など話題作に出演。現在はフジテレビ『ビリオン×スクール』に出演中。2024年8月30日には主演映画「マンガ家、堀マモル」が公開。
宮武 颯(みやたけ はやて)★サブリーダー

<プロフィール>
●英語表記:Miyatake Hayate
●生年月日:2001年1月25日
●出身地:兵庫県
●趣味:サッカー観戦、アニメ鑑賞
●特技:ダンス、歌、韓国語、野球、バドミントン
●経歴
モデルプレス「男子高校生ミスターコン2022」出場。JTBCグローバルK-POPチャレンジ番組「ステージK」出演。その後、韓国の事務所で練習生を経験。2023年から日本にて活動開始。山下とともにリーダー2人体制でグループを支えていく。グループの長男。
鈴川直弥(すずかわ なおや)

<プロフィール>
●英語表記:Suzukawa Naoya
●生年月日:2003年9月22日
●出身地:大阪府
●趣味:アニメ鑑賞、絵を書くこと、筋トレ、インテリア
●特技:ダンス、歌、DTM(作詞・作曲)
●経歴
高校生の頃からさまざまなダンス大会に出場し、入賞。その後、韓国の事務所に練習生として所属。2022年から日本を拠点に活動開始。
池田 優斗(いけだ ゆうと)

<プロフィール>
●英語表記:Ikeda Yuto
●生年月日:2005年6月25日
●出身地:埼玉県
●趣味:ランニング
●特技:バスケ、歌
●経歴
幼い頃から子役として活動。舞台「エリザベート」、TBS系金曜ドラマ「ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と」をはじめ、さまざまなドラマ・映画・舞台に多数出演。培ってきた豊かな表現力を活かして、アーティスト活動に挑戦。
鈴 陽向(すず ひなた)

<プロフィール>
●英語表記:Suzu Hinata
●生年月日:2005年11月8日
●出身地:大阪府
●趣味:音楽を聴くこと、ゲーム、映画鑑賞、人間観察、ファッション
●特技:ダンス、写真を撮ること、ケン玉、振りづくり
●経歴
韓国の事務所に練習生として所属。日之出出版「FINE BOYS」9月号にてモデルデビュー。グループの末っ子。
撮影/友野雄、取材・文/横川良明、企画・構成/藤坂美樹、ヘアメイク/吉井めぐみ、新地琢磨、スタイリング/岩田友裕
衣装協力/GARNI、DEAL DESIGN、DAMAGE DONE 2ND