山下幸輝「こきぴあ」
『私の町の千葉くんは。』僕が選ぶ“マイベストキュンキュンシーン”「キュンとさせる演技は思っていたより難しい」
月2回連載
第17回
絶賛放送中のドラマNEXT『私の町の千葉くんは。』(テレ東系)。山下幸輝くん演じる、ちょっと小悪魔感のある千葉悠人に翻弄されるホーミーが急増中です。
ということで、今回のこきぴあは臨時増刊号! 『私の町の千葉くんは。』の撮影現場にお邪魔し、初のキュンキュンシーンに挑む幸輝くんのリアルな心境を聞いてきました。
幸輝くんが選ぶマイベストキュンキュンシーンははたして…?
いちばんキュンとするのは、僕の○○ライン!?
今、僕は『私の町の千葉くんは。』の撮影真っ最中です。こんなにはっきりと観ている人をキュンとさせる演技をするのは初めてで、すごく楽しいんですけど、思っていたより難しいなというのが今のところの感想ですね。
と言うのも、僕の演じる悠人くんが自分の気持ちをまっすぐマチ先生(井桁弘恵)にぶつけるんですよ。「好き」とか「一緒にいたい」とか、ストレートに言うのが悠人くんのいいところ。素の僕は、そんな甘い言葉をはっきり口にすることがないので、演じていると体力を使います(笑)。でもそこが恋愛ドラマをやってるんやな〜っていう感じがして楽しいんですよ。
お芝居の気をつけるところも、他のドラマとはちょっと違うかなという気がします。僕は普段だとなるべくナチュラルなお芝居を心がけているんですけど、こういうキュンとしてもらう演技の場合は、モニターをちゃんとチェックして、どの角度がいちばんキュンと見えるかを考えながらやったほうがいい感じになるなって気づいて。そういう発見も、この作品ならではですね。
さて、今日はぴあさんからお題をいただきまして。もし山下幸輝がマチ先生なら、悠人のどの仕草にキュンキュンするかを発表したいと思います!
まず第1話で出てきたのが、キス待ち顔ですね。学ランのボタンをマチ先生に留めてもらうフリをして……というあのシーンです。これは、僕はキュンキュンしないですね(笑)。たぶん何も気にせず普通にボタンを留めてあげます。
2つ目が、同じく第1話。傘から飛び出して雨に打たれるシーンです。これは、キュンですよ! なぜかと言うと、僕、自分の横から見たときのフェイスラインが好きなんです(笑)。だから、目の前に悠人くんがいたら「綺麗なライン…」と思うかも(笑)。雨でずぶ濡れになるというシチュエーションより、フェイスラインにキュンとします。
3つ目が、第2話で登場した、マチ先生の代わりに荷物を高いところに置いてあげるシーン。これはもう定番ですよね。優しさも男らしさも感じるし、素直にキュンとすると思います。
4つ目が、同じく第2話。マチ先生の手の甲にチュッとするシーン。これはキュンというよりも、ドキッかもしれない。突然、唇がふれるわけですから、意識しないはずがない。まあ、絶対に自分ならできないですけどね(笑)。だから、悠人ってやっぱりすごいな〜と思います。あそこはたぶん悠人も狙ってというより、無意識だったと思うんですよ。マチ先生のことが好きすぎて、つい止められなかった。恋やなあって感じがします。
第3話にもキュンシーンがいっぱい出てきました。上から落ちてきたものを悠人がかばうところはキュンキュンですし、マチ先生が相手ではないですけど、借り物競走で咲(星乃夢奈)をお姫様抱っこするところも王道のキュンキュンじゃないかな。でも、僕があの場でお姫様抱っこされたら、キュンとするよりも前に「重くないかな?」って、そっちのほうが気になるかも(笑)。
ここまで挙げてきた中で、マイベストキュンキュンシーンを選ぶとすると、やっぱり雨に打たれる悠人ですね。というか、僕のフェイスラインです(笑)。ここは外せません!
第4話以降もキュンとなるシーンはもちろん、せつないシーンもいっぱいあるので、引き続き『私の町の千葉くんは。』の応援をよろしくお願いします! あと、僕のフェイスラインにもご注目ください(笑)。
プロフィール
山下幸輝(やました こうき)
2001年11月7日、大阪府生まれ。B型。
2020 年の第33回ジュノンボーイ・コンテスト、ファイナリストとなり俳優デビュー。’22年のドラマ『君の花になる』で注目を集める。’23年は、ドラマ『ガチ恋粘着獣』『最高の生徒~余命1年のラストダンス~』などに出演。’24年はドラマ『夫婦の秘密』『高額当選しちゃいました』に出演。主演映画『マンガ家、堀マモル』が8月に公開予定。
撮影/杉映貴子、取材・文/横川良明、企画・構成/藤坂美樹