山下幸輝「こきぴあ」
2024年を振り返って「山下幸輝を見て、ホミが楽しい気持ちになってくれることが僕の幸せ」
月2回連載
第23回

いよいよ2024年もあと少し。今年はどんな1年になりましたか。homieに「今の山下幸輝」を伝えられる場所としてスタートした「こきぴあ」。この場所が、みなさんにとって幸輝くんをリアルに感じられるものとなっていたらうれしいです。
さて、幸輝くん自身にとってこの1年はどんな1年だったのでしょうか。2024年最後の「こきぴあ」は切れ目なく出演作が続いた2024年を振り返ってもらいました。
自分で自分を褒めてあげたい1年でした

2024年を迎えるにあたって、マネージャーさんと「出ていないときがないね、と言われる1年にしたい」という話をしていたんです。そういう意味では、その目標はちょっと達成できたじゃないかなって、自分で自分を褒めてあげたいなと思います。
この1年は、本当にあっという間でしたね。まず冬は『夫婦の秘密』があって。今まで僕が演じてきた役とはまたちょっとテイストの違う役だったので、どんな感じかなと思っていたんですけど、意外と評判が良くてうれしかったです。「あの幸輝くんが好き」と言ってくれる子が結構いて、僕ももう1回やりたいなと思いました。
真白はちょっと闇のある役なんですけど、むしろ個人的には演じやすかったというか。自分にも真白みたいなところがあるからかな(笑)。自分の中にあるものを引っ張り出しながら演じられたという意味でも、すごくやりやすかったです。
3月にはスペシャルドラマの『高額当選しちゃいました』。『夫婦の秘密』に続き豊田裕大くんと、ホミパリにも来てくれた西垣匠くん、そしてメッセージムービーをくれた木戸大聖くんという同世代のみんなとやれたことが楽しい思い出になりました。撮影自体は短いものだったので、またみんなと別の作品でお芝居をやれたらなと思っています。

春の『アンチヒーロー』は『高額当選しちゃいました』とは真逆で、同世代があまりいないというか、ベテランのみなさんに囲まれた現場。スタッフさんもキャストさんもこれだけ大人ばかりという現場は僕にとって初めてで、緊張感もすごかったですけど、それ以上にいっぱい発見がありました。
覚えているのが、『アンチヒーロー』のときはめっちゃカット割りをよく見ていたんですよね。楽屋に入ったらカット割りが置かれていたので、それを見ながら、なるほどこういうカット割りということは、ここのシーンで重要なのはこれなんやなということを事前に頭に入れながら演じていました。どういうお芝居をするかで意図とは違う受け取られ方をされるかもしれない。伏線が張りまくりの作品やったからこそ、カメラワークとか、どの角度で自分が映るかとか、そういうことも考えながら演技をする必要があったんです。そういうところはまた今までにない経験でしたね。
『アンチヒーロー』が終わってすぐ別の作品の撮影に入ったんですけど、そこではあんまりカットを割らずに撮影していたんです。だから、余計ギャップが新鮮だったというか。作品によって、監督によって、求められる芝居は全然違うんだなということを改めて学ぶきっかけにもなりました。

そして、夏は『ビリオン×スクール』です。『ビリオン×スクール』はとにかく山田(涼介)さんがカッコよかった! 本当、同じことばっかり言っちゃって申し訳ないんですけど、それに尽きるんですよね。美しすぎて顔が見られないというのは山田さんが初めての経験です(笑)。
『ビリオン×スクール』はすごく活気のある現場でした。中でも盛り上げ役を担ってくれていたのが(松田)元太くん。スケジュールを聞く限り、普通なら絶対そんな元気でいられないと思うくらい忙しいんですよ、元太くんって。でも、現場では疲れなんてまるで見せずに、いつも明るくいてくれた。プロだなって思いました。
ちなみに、そういう現場でも僕はわりと一人でいることが多いです(笑)。あまりわーっとなる性格ではないので、そんなに交われてはいないんですけど、みんながワイワイやってるのを見ているだけで十分なんですよね。そんな中でも、よくちょっかいをかけてくれたのが(柏木)悠くん。現場では悠くんと一緒にいることが多かったかな。
そして、『マンガ家、堀マモル』の公開があって、秋は『私の町の千葉くんは。』。千葉くんは難しかった〜(笑)。王道のキュンってこんなに難しいんやって、それがいちばん勉強になりました。『夫婦の秘密』の真白とは逆で、僕にキラキラの部分がないからかもしれない(笑)。自分にないものを引っ張り出してくるのは難しいんだなと実感したし、キュンができる俳優さんはすごいなって思いました。僕ももっと研究したいと思います(笑)。
みんなが楽しんでくれることが、僕の幸せ

2024年のいちばんのニュースは、WILD BLUEとしてデビューしたこと。プライベートでのいちばんの変化は新しく、写真を撮る趣味ができたことかな。メンバーができて、他の人を撮る機会が増えたんですけど、僕、めっちゃ撮るのが下手なんですよ。直弥とか上手くて。自分が撮ったのと見比べて、この違いはなんなんやって、ちょっとヘコむくらい(笑)。
で、俺はもっとできると思って、フィルムカメラを買いました。ライカです。なんでも形から入るタイプです(笑)。今は人物ばっかり撮ってるんですけど、いずれは自然とか風景も撮りたいなって。いつか自分の作品をつくるのが、今の新しい目標です。
こうやって振り返ってみても、本当に充実した1年でした。でもそれこそ元太くんとかを見ていると、もっと忙しい人はいっぱいいるなと思うので、自分はまだまだやなという気もします。だから、来年もまだまだいけます! もっと忙しくなっても……大丈夫です(笑)。
どれだけ大変かはやってみないとわからないじゃないですか。だから、とりあえずどこまで行けるかやってみたい。いつかもっと余裕ができたときに、あのときはめちゃくちゃ働いたって言えるくらい、まずは自分を追い込みたいなと思います。だから、来年も全力で。そんな僕をこれからも応援してもらえるとうれしいです。
何がうれしいって、山下幸輝を見て、ホミが楽しい気持ちになってくれることなんですよ。みんなが楽しんでくれることが、僕の幸せ。これはもう間違いないです。この相乗効果をぐるぐると回しながら、みんなと上にのぼっていきたい。
去年も言ってましたが、来年も挑戦の年になると思います。たぶん僕はそうやってずっと挑戦し続けないといけない人間なんだと思います。だから、挑戦し続ける僕をホミには温かく見守ってほしい。その分、たくさん楽しい時間を返していくので、これからも立ち位置は変わらず、ずっとずっと僕のそばにいてください。
みんなへの感謝の気持ちはどれだけ言葉にしても足りなくて。それでも変わることなくずっと伝えていきたいので、何百回言ったかわからないですけど、言い続けます。いつも応援ありがとうございます。みんなの応援が僕の力になっています。
それでは、またすぐ会えると思うけど、ひとまず年末の締めくくりということで。
みなさん、良いお年を。来年も最高の1年にしていきましょう!

プロフィール
山下幸輝(やました こうき)
2001年11月7日、大阪府生まれ。B型。
2020 年の第33回ジュノンボーイ・コンテスト、ファイナリストとなり俳優デビュー。’22年のドラマ『君の花になる』で注目を集める。24年は『夫婦の秘密』『高額当選しちゃいました』日曜劇場『アンチヒーロー』『私の町の千葉くんは』など多くのドラマで活躍しながら、9月に5人組ボーイズグループ・WILD BLUEとしてもデビュー。25年は日曜劇場『御上先生』へ出演する。
撮影/友野雄、取材・文/横川良明、企画・構成/藤坂美樹、ヘアメイク/吉井めぐみ、スタイリング/岩田友裕、衣装協力/DAMAGE DONE 2nd