山下幸輝「こきぴあ」
『君花』以来の倫ちゃんと愁斗との共演 『御上先生』の放送がスタートします
月2回連載
第24回

新年モードも落ち着いた今日この頃。homieのみなさん、いかがお過ごしでしょうか。
お待たせしました! 新年1本目の「こきぴあ」をお届けします。今回は、1月19日(日)スタートのTBS系日曜劇場『御上先生』に向けての意気込みを語りつつ、年が変わっても変わらない幸輝くんのポリシーに迫ります。
『君花』以来の倫ちゃんと愁斗との共演です!
いよいよ『御上先生』がスタートします。僕にとって二度目の日曜劇場。今回、チーフ監督が『君の花になる』『アンチヒーロー』とずっとお世話になっている(宮崎)陽平さんなんです! また陽平さんとご一緒することができたということで、毎日ワクワクしながら撮影に臨んでいます。
『御上先生』は、東大入学者数が県内No.1という進学校が舞台。そこに、東大卒のエリート文科省官僚である御上先生(松坂桃李)が新たに設けられた官僚派遣制度によって出向してくる、というところから物語が始まります。日本の教育制度を現場からぶち壊していこうとする御上先生と、担任を受け持つ3年2組の29名のエリート生徒のぶつかり合いが見どころになる、今までにない新しいタイプの学園ドラマで、僕は生徒の一人である冬木竜一郎という役を演じます。
僕の演じる冬木は、簡単に言うと、頭の切れるTheエリート。ビジコン(ビジネスコンテスト)経験者で、人前でプレゼンするのも得意という優秀な子なんですけど、性格はかなりひねくれ屋。御上先生に対しても、「そんなこと言わんでええやん…」というようなことをちょいちょい言ってくる、わりとトゲのある男の子です。

お話自体、社会派な色合いが濃くて、台詞もちょっと難しめ。しかも、冬木は口が立つ役なんで、結構長台詞があるんですよ。そこをどう見せていくかが、今回の課題かなと思っています。
あと、僕的にアツいところで言うと、共演者のみなさん。倫ちゃん(八村倫太郎)と(森)愁斗と一緒です。何かしら現場で顔を合わせることはあったけど、ちゃんと作品で共演するのは『君花』以来。それぞれこの2年で積み重ねたものがあると思うので、それを間近で見られるのが楽しみです。他にも、『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』で一緒だった(奥平)大兼くんに(窪塚)愛流くん、(夏生)大湖くん、『高額当選しちゃいました』の(豊田)裕大くんと、今まで共演した人たちとまたやれるのもうれしいし。『最高の教師』、『ビリオン×スクール』と学園モノが続いているので、そこで培ったものを出しながら、また違った一面を見せていけたらいいなと思っています。
日劇らしいクオリティの高い作品になっていると思うので、御上先生の目指す理想の教育について、みんなも観ながら一緒に考えてもらえたらうれしいです。
変わりたくないのは、自分が変わってしまう人間だとわかっているから

『御上先生』から僕の2025年は始まりますが、新しい年だからこうしていこうみたいな目標は実はなくて。性格的に、遠い目標めがけて走っていくというより、1日1日コツコツタイプ。あんまり先の未来を決めつけるのが好きじゃなくて。まずは目の前のことに対して一生懸命頑張っていけたらいいなと考えているんですよね。だから、新年の目標はあえてなしで!
ただ一つ大事にしたいことがあって。それは、いつもよく言ってることではあるけど、“変わらない”こと。どんなに忙しくなっても、どんなに大きくなっても、今のこの気持ちを変えたくないし、変わらずにいたい。ホミとの距離感含め“変わらない”が、僕のテーマです。
なんでそんなに変わらないことを大事にしたいのか、正直、理由は自分でもうまく説明できなくて。子どもの頃からそういう感覚が染みついていると言えばそうやし。でも、改めて考えたんですけど、たぶん僕が変わりたくないと思っているのは、自分が簡単に変わってしまう人間だってどこかでわかっているからなんじゃないかなという気がしました。

人ってめっちゃ流れやすい生き物じゃないですか。前にメンバーに注意されたけど、忙しいときとか、僕も無意識のうちにお疲れモードを出してるときってあるし。でもそれは周りにいる人たちに対してすごく失礼なこと。特にこういう世界にいると、褒めてくれる人が多いので、そこに乗っかってしまうことは簡単やなって思うんです。
でもそこで初心を忘れて、テングみたいになってる自分を想像したら、めっちゃカッコ悪いなって。そういう自分になりたくなくて、でも気が緩んだらなってしまう可能性があることをわかっているから、あえて“変わらない”ってことを口に出して自分に言い聞かせている気がします。
僕は別に自分に自信があるわけじゃないんです。だって、もうすでに松坂さん相手に長台詞を言うのがめっちゃ怖いですもん(笑)。今からそのシーンの撮影が来るのが不安でしょうがない。
かと言って、自分にまったく自信がないわけでもないんですよね。僕なりの言葉で表現すると、“ふわっと”自信があるタイプです。この“ふわっと”の部分は何かと言うと、自分に自信はないけど、自分の周りにいてくれる人のことは信頼している。マネージャーさんもそうやし、メンバーもそうやし、東京に出てきてつながってくれたいろんなスタッフさんもそうやし。自分の周りには、間違いのない人しかいない。そこに対して自信があるし、そういう人とめぐり逢えた自分の強運というか、引き寄せの力みたいなものには自信を持っています。だから、“ふわっと”自信がある。

2025年も、自分を過信せず、かと言って必要以上に自信を失うこともなく、“ふわっと”自信がある山下幸輝で一つ一つのお仕事と向き合っていきたいと思います。今年も1年、よろしくお願いします!
あ、そういえば目標はないって言ったけど、一つだけあって。今年かどうかはわからないけど、いつかTBSの火10に戻ってきたいんですよね。やっぱり『君花』が僕の始まりなので、あの頃よりさらに大きくなった自分で火10をやってみたい。で、「戻ってきた〜」って感覚を味わってみたいです。
となると、やっぱり恋愛モノなのかなあ。またキュン演技の研究をしておかないと(笑)。でも、(佐神)弾みたいな役ならできる気がするような…。今まで恋愛モノでツンデレっぽい役ってやったことがないので、火10で弾みたいに「お前じゃないし」とか言ってみたい(笑)。それをひそかな目標にしておきます。
プロフィール
山下幸輝(やました こうき)
2001年11月7日、大阪府生まれ。B型。
2020 年の第33回ジュノンボーイ・コンテスト、ファイナリストとなり俳優デビュー。’22年のドラマ『君の花になる』で注目を集める。24年は『夫婦の秘密』『高額当選しちゃいました』日曜劇場『アンチヒーロー』『私の町の千葉くんは』など多くのドラマで活躍しながら、9月に5人組ボーイズグループ・WILD BLUEとしてもデビュー。25年は日曜劇場『御上先生』へ出演する。
撮影/友野雄、取材・文/横川良明、企画・構成/藤坂美樹、ヘアメイク/吉井めぐみ、スタイリング/岩田友裕、衣装協力/DAMAGE DONE 2nd