山下幸輝「こきぴあ」
TGCのステージ振り返り 1st EP『POP』の秘密も「進化した僕らを感じてもらいたい」
月2回連載
第28回

今回の「こきぴあ」は先日行われた第40回マイナビ 東京ガールズコレクション 2025 SPRING / SUMMER(以下、TGC)に潜入。ステージを終えたばかりのWILD BLUEの生の声をお届けします!
『POP』でひと味違うWILD BLUEを見せたい

── ステージお疲れ様でした!
幸輝 WILD BLUEの5人で東京のステージに立つのは初めてだったんですよ。なので緊張したんですけど楽しめました!
陽向 めちゃくちゃ楽しかったです。久しぶりのTGCで、たくさんのお客さんによりレベルアップしたWILD BLUEをお見せできたんじゃないかなと思います。
優斗 しかも『Bubbles』を歩きながらパフォーマンスするという今回だけの特別仕様。思い切り弾けることができて、また思い出の1ページが増えました!
颯 (ステージに上がる前に)みんなで円陣を組んだときに「ミスは絶対許されないぞ!」と圧をかけまして(笑)。そしたらみんなが「え〜!」って動揺してたんですけど。そんな感じで本番前から楽しんでやろうぜというノリでいられたのも良かったかなと思います。
直弥 あと、今日はこういうものを見せたいというものをちゃんとみんなで意思疎通できたのも良かったかなと。なので、今日の自己採点は100点です!(笑)

── 今回のステージも衣装が素敵ですが、みなさんがこの春挑戦したいファッションアイテムはありますか。
幸輝 僕はちょっと厚めのネルシャツがほしいです。
颯 僕は2つあって。グレーのスラックスとは浅めのスニーカーに挑戦したいです。
颯 僕は春用のジャケットですね。
優斗 僕は着たことがないので、革ジャンに挑戦したいです!
陽向 僕はデニムのセットアップがほしいなと思っています。


── 4月2日(水)に発売される1st EP『POP』に向けて大忙しかと思いますが、EPについてどんなものになっているか教えてください!
陽向 今年1月にデジタルリリースした『Our Magic』に新曲4曲を加えた全5曲入りなんですけど、5曲全部テイストが違うのがポイントじゃないかなと思います。
幸輝 これまでつくり上げてきたWILD BLUEという大枠からあえてちょっと抜け出した感じというか。ひと味違うWILD BLUEを見せられるEPになっています!
陽向 本当、曲調が幅広いんですよ。弾ける感じの曲もあれば、R&Bテイストの落ち着いた曲もあって。
優斗 だから、レコーディングはちょっと苦労しました。あんまりやったことのない分、キー的に難しかったりリズムが難しかったり。
直弥 ダンスも新たなチャレンジをしてるしね。
優斗 そう! 僕たちの中でだいぶ攻めた振り付けになってる。難易度の高い振り付けに挑戦しているので、そんな姿を見てSTARRY(WILD BLUEのファンネーム)に喜んでもらいたいし、進化している僕らを感じてもらいたいです。


直弥 あとは意識の面でもすごく成長してると思う。
颯 それはあるね。みんなで何を伝えたいか再確認しながらダンスを練習できたのが自分の中で大きかった。
直弥 曲に感情を乗せる、ということを今まで以上にやっていると思います。心が弾けました!(笑)
颯 パフォーマンスを通して、すべての感情を出せるように頑張ってきました。ぜひ発売を楽しみにしていてほしいです!
みんなで陽キャのマネをしたら、めっちゃ陰キャっぽかった(笑)

── 昨年11月にデビューショーケースを終え、このEPに向けてきっとたくさん練習を積んできたと思います。その中で特に印象的だったことはありますか。
優斗 スタッフさんたちと一緒に、どうやったここからWILD BLUEが飛躍していけるか、WILD BLUEの方向性だったり、各々の練習について話をする機会があって。あそこで改めて自分たちについて振り返る時間をつくれたのは大きかったなと思います。
山下 そうだね。ダンスだったり歌だったり、自分たちのまだ見えていないものを……(と言ったところで颯からの視線に気づいて)すごいニヤニヤしてる〜!(笑)
颯 (笑いながら)違う違う! 普通に聞いてるの(笑)。
山下 そう?(気を取り直して)自分たちのまだ見えていないものに向き合うというか、自分を見つめ直すきっかけを与えてもらったので、そこについて各自が頑張っている途中です。
優斗 たぶんあの話し合いはWILD BLUEの一つのターニングポイントになったんじゃないかな。

── 最近5人でいて大爆笑したことはありますか。
直弥 よく笑ってはいるんですけどね。この間も5人で「これからWILD BLUEをどうする?」みたいな話をしてて。最初は真面目な話をしてたんですけど、終盤はいつも通りわちゃわちゃしてました(笑)。
颯 いつも小さいことで笑ってますね。大爆笑をかっさらうような一言を言えるメンバーが僕らの中にはいないんですよ(笑)。みんな、結構内向的なんで。「(手を叩いて)おもろこれ」みたいなのがない。いつも「(陰気そうな笑みを浮かべて)へへっ」みたいなのばっかりです。
直弥 それこそちょっと前に5人でTikTokを撮ったときに、「陽キャの余裕を見せようぜ」って提案して、そういうのを撮ってみたんですけど、みんなの騒ぎ方が「(低い声で)うええい」みたいな感じで、めっちゃ陰キャっぽかった(笑)。
颯 だから撮り直しました(笑)。
直弥 たぶん5回くらい撮り直したと思う(笑)。


── じゃあ、あんまりアクティブに出かけたりはしない?
陽向 あ、でも最近よく颯くんと銭湯に行ってます。それこそ昨日も行きましたし。
颯 週1くらいで行ってますね。
陽向 毎週この曜日に行こうみたいなのを二人の間で決めてて。忙しくなっても、それは続けたいなと思っているんですけど。
颯 銭湯ってめっちゃ人間観察が面白いんですよ。おじいちゃんが多くて。体を洗う用のちょっと硬めのタオルがあるじゃないですか。それで顔を洗ってるおじいちゃんがいて。ピカピカになるまで洗ってて強いなと思いました(笑)。
陽向 そしたら、この間、そのおじいちゃんから話しかけられたんです。
颯 そう! 「部活帰り?」って声をかけられて。
陽向 たぶんレッスン着を持ってたから部活か何かに見えたんだと思う。
颯 で、「そうです!」って学生のフリをしていました(笑)。
プロフィール
山下幸輝(やました こうき)
2001年11月7日、大阪府生まれ。B型。
2020 年の第33回ジュノンボーイ・コンテスト、ファイナリストとなり俳優デビュー。’22年のドラマ『君の花になる』で注目を集める。24年は『夫婦の秘密』『高額当選しちゃいました』日曜劇場『アンチヒーロー』『私の町の千葉くんは』など多くのドラマで活躍しながら、9月に5人組ボーイズグループ・WILD BLUEとしてもデビュー。25年は日曜劇場『御上先生』へ出演する。
撮影/杉映貴子、取材・文/横川良明、企画・構成/藤坂美樹