山下幸輝「こきぴあ」

『ホミパリ 2025〜山下写真館〜』東京公演の模様をレポート! 森愁斗さんとのトークも

月2回連載

第29回

homieのみなさま、お待たせしました! 充電期間を経て、「こきぴあ」Season 2がスタート。カムバック第1弾は、11月20日に開催された『ホミパリ 2025〜山下写真館〜』東京公演の模様をレポート。「こきぴあ」だけのゲスト・森愁斗さんとのミニトークもあるので、最後までお楽しみに!

私たちの大好きな山下幸輝がいた

私たちはどうしてこんなに山下幸輝が好きなんだろう。その答えは、きっとhomieの数だけある。でも、間違いなく私たちの大好きな山下幸輝が、あの日あの場所にいた。

2025年11月20日。Zepp Haneda。年に1度の山下とhomieだけの特別な空間――ホミパリ。お昼過ぎ、こきぴあチームが現場に到着すると、リハーサルに臨む山下の姿が。ステージ登場からオープニングトークの流れなど、細かい段取りをスタッフと確認していく。

こういうリハーサルは、演者の空気がダイレクトに反映される。ピリッと緊張感漂う現場もあるけれど、山下の現場はスタッフさん含め、終始ほんわか。ディレクターも「山下さん」ではなく「幸輝くん」と呼ぶなどホーム感にあふれている。これは間違いなく山下自身のキャラクターによるところが大きいだろう。他人に圧を与えない。常に自然体。そんな山下だから、チームの空気もなごやかだ。

中盤に挟み込まれる「客席かくれんぼ」の動線を確認するため、ステージからバックヤードを経由し、山下が客席へと移動する。山下が隠れる場所は候補が2つ。山下はあえてステージから遠いほうを選んだ。なるべくステージから見つかりにくくするためだろうか。こんなところでも、何気にガチ。本気で今日の日を楽しむぞという山下の姿勢が垣間見えた。

この日の山下は大忙し。リハーサルを終えると、すぐさま今回のためにつくられたオリジナルTシャツのお渡し会へ。つめかけたhomieと束の間の交流を楽しむ。目と目を合わせて話せる時間は、ほんのわずか。それでも、少しでもhomieに喜んでもらいたい。感謝の気持ちを伝えたい。胸いっぱいの愛で、homieからの無茶振りリクエストにも笑顔で応えていく。本番前ということで疲れてしまわないか勝手に心配していたけれど、むしろhomieに会えば会うほど元気になるみたいだ。homieにとってこの一瞬が支えであるように、山下自身もささやかなひとときにいっぱいエネルギーをもらっているのだろう。

本番前のひととき~オフショット集

ホミパリ当日はスタイリストさんのお誕生日でした!

ホミパリは山下幸輝の素がいちばん出る場所

東京湾が葡萄色に暮れなずみ、会場前で山下の等身大パネルと記念写真を撮っていたhomieも吸い込まれるように会場へ。定刻まで、あと少し。楽しいことが始まる予感に包まれた客席に、山下本人の影ナレが流れる。いつも通り、ちょっと甘噛みを挟みながら(笑)、写真館というコンセプトにちなみ、「時にはね、心のシャッター切ったりとか、時にはカメラのシャッター切ったりと、いろんな手段を使って、今日の思い出をつくりましょう」と呼びかけ。山下が敬愛するブルーノ・マーズの『Locked Out Of Heaven』を客入れBGMに、お疲れ気味の平日の夜をゴキゲンなハッピーナイトに変えていく。

そして、いよいよホミパリがスタート。まずはこの日のためにつくられたオリジナルムービーが開幕を告げる。ムービーのテーマは、山下幸輝の朝。シーツにくるまれて目を覚ました山下が朝ごはんを食べて、身支度を整える。手にはカメラ。「山下写真館」への出勤だ。

チャーリー・プースの『Left And Right』を口ずさみながら、通勤路を行く山下。「よし、じゃあ今日も楽しく撮影っすか」と気合いを入れたところで、ムービーがZepp Hanedaのステージへとつながり、舞台袖から「ようこそ〜」と手を振って山下が登場する。「あ〜! 緊張する〜!」とおどけながら、「俺、撮っていい?」「ポーズ決めて、よろしく!」と早速客席に向かってレンズを向ける。「みんな、ポーズ決めるの上手」と褒め上手な山下。目の前に現れた山下にドキドキしているhomieをリラックスさせながら、homieのいちばん可愛い表情を引き出していく。

そして今度は攻守交代。「俺も撮ってほしいな〜」という山下を、homieがスマホカメラにおさめていく。homieに向かって「撮りたかったんやろ?」とドヤ顔な山下も可愛い。そんな山下が1枚でもたくさんカメラロールにいるだけで、homieにとってはこれ以上ない心強いお守りなのだ。

撮影タイムを終えて、改めて「『ホミパリ 2025〜山下写真館〜』にようこそおいでくださいました」と挨拶。「ド平日に来ていただいて、ほんま感謝いたします」と述べ、「homieと俺だけの空間で最高に楽しんでいきましょう。よろしくお願いしま〜す」とノリノリに笑顔を弾けさせる。

根が真面目な山下は、俳優の現場ではお芝居に集中しているし、WILD BLUEのときはリーダーとしての責任もきっと感じているはず。だからこそ、このホミパリは山下幸輝の素がいちばん出る場所。まるで気取らない。肩肘張らない。ゆるくて、時々謎の小ボケが挟み込まれる山下幸輝に、忙しさに追われて知らず知らずのうちに固くなっていたhomieの心もほぐれていく。

謎のプロデューサー・VELLさんが登場!

11月7日に24歳の誕生日を迎えた山下。「ホミパリで今までやったことのない新しいことをやりたいなということで、いろいろ考えまして」と前置きし、「初めて歌を披露しようと思います」と宣言。温かい拍手に迎えられながら、舞台上手に置いてあったスツールを自ら移動させる。そのちょこちょこした動きが微笑ましたかったのだろう。homieの間に、自然発生的に笑顔が広がる。それに対し、山下は「なんや? なにをわろてんねん」と大阪人らしくツッコミ。「可愛い〜!」とhomieからの洗礼を浴び、ますますくすぐったそうな顔をしながら、進行を進めていく。

今回歌唱するのは、このホミパリのためにつくられたオリジナル曲『My homie』。ヒップホップテイストのミディアムナンバーに、山下の歌声が溶けていく。山下のエンターテイナーとしてのコアは、言うまでもなくダンスだ。歌に関しては、かつて「苦手意識があった」とインタビューでも明かしていた。そんな山下がここで歌を選んだことに、意味がある。

WILD BLUEとしてアーティストデビューを果たして1年。地道にトレーニングを積んできた。ステージを重ねるごとに、歌声はどんどん伸びやかになってきた。歌で、気持ちを表現できるようになってきた。その自信と確信があるからこそ、歌でhomieに想いを伝えようと決めたんじゃないかと思う。

このステージでもキュートにVサインをまじえて、堂々とパフォーマンス。「君って最高? 俺って最高? いや、homieのほうがサイコー!」と高らかに声を張り、homieの歓声を誘った。この『My homie』はプロデューサー・VELLさんとの共作(山下に確信したところ、主にラップ部分が山下による作詞とのこと)。大阪公演はVELLさんもジョインしたが、残念ながら今夜は不参加。「俺もいてほしかった、VELLさ〜ん。チリンチリンっつって」と小ボケを盛り込みながら、VELLさんからのビデオメッセージを紹介する。

すると、スクリーンにはなんだか見覚えのある人物が。どう見ても◯川直弥な気がするけれど、VELLさんです。鈴◯直弥にしか見えないVELLさんは英語で挨拶をすると、それ以降は吹き替えでトーク。いかにも胡散臭い日本語吹き替えに、homieは大ウケ。「L.A.で修行中なんだ〜」「キャンシャ(感謝)してる」「頭がクレイジ〜になっちまうだろ〜」など、鈴川◯弥にそっくりなVELLさんのマシンガントークに、山下自身も吹き出している。「ちょっぴりの不安も時には少しのス・パ・イ・ス(カレーだけに)」とパワーワードを随所に撒きちらして、鈴川直◯の双子かもしれないVELLさんのビデオメッセージは終了。これには山下も「L.A.行ってるって言うてた? 嘘つけ。千駄ヶ谷おるやろ」とメタなツッコミで応戦。気心の知れた二人ならではの関係に、homieもほっこりだ。

ちなみに、実はお昼に行われたリハーサルでは、客席にVELLさんの姿が。「どうでした?」と感想を求める山下に、「めっちゃ良かった」と太鼓判。「喋りも前(大阪公演)より良くなった。あとは楽しんで」とエールを送っていた。「本番、僕、出られないんですけど、ビデオメッセージ見ました?」とVELLさんが確認すると、「見れてないんですよ。本番の楽しみにしています」と山下。

そう、実はこのビデオメッセージ、見るのは山下も本番が初めて。尺だけは聞いていたらしく「2分も喋ったんやろ? 喋りすぎ!」とダメ出し。「めっちゃおもろいボケしてるねやろ??」とハードルを上げまくる山下に対し、「スタッフさんも全員笑うと思う!」とVELLさんも自信満々。「僕の曲をここまで昇華してもらって、ありがとうございます」と満足そうにL.A.へと旅立っていたのだった。

そんな山下への愛と、homieを楽しませたいという気持ちのつまったVELLさんからのサプライズに、自然と場内は多幸感に包まれていた。

涙でにじんだ、過去と今の山下幸輝の競演

歌の披露が終わったところで、山下はお色直し。「行ってらっしゃい」とhomieに見送られて退場すると、スクリーンに新たな映像が流れる。次々と浮かぶのは、赤ちゃんの頃から今日に至るまでの山下の写真だ。

お姉さんと仲良く並んだり、カメラの向こうから聞こえるお母さんの声だったり、山下がどれだけ家族に愛されて育ったのかが、写真と動画だけで伝わってくる。中にはテレビの前で踊る、まだ小さな山下の動画も。この頃から山下は踊ることが好きだったんだな。私たちが知らない、私たちが見ることのできなかった山下の姿をこうして共有してもらえたことが、うれしくて、いとしくて、とても幸せな映像なのに、なんだかちょっと泣きそうになる。

そして時は流れ、大きく成長した山下はダンスと出会う。SEKAI NO OWARIの『周波数』に合わせて、踊る過去の山下。そしてステージでは今の山下が踊っている。過去の山下と、今の山下の競演だ。

この動画が撮影されたのは、コロナ禍。いろんなことが禁止されたあのときに、自分にできることを探した山下が、お母さんに撮ってもらったものだという。ちなみに、『君の花になる』のオーディションを受けるにあたって資料として送ったのも、この動画だった。

つまり、このダンス動画は、山下幸輝が俳優として世に出るきっかけをつくったもの。まだ何者でもなかった一人の男の子が、自分の可能性を信じ、夢を掴むために、一生懸命もがくように踊っていたその指先が、未来というドアノブに届き、扉を開けた。ダンスが、山下幸輝の道を切り開いた。踊ることが大好きで、踊ることをあきらめなかったから、私たちもこうして山下に出会えた。そう考えると、ここまで歩んできた山下のすべてに「ありがとう」と言いたくなる。

「今回、写真がテーマで、実家から懐かしい写真とか映像とか引っ張り出してきて。意外とさ、俺のちっちゃい頃とかさ、もっと昔の写真とかって知らんっしょ? だから、来てくれたホミのために俺の可愛い写真を見せたいな思うて」と今回の意図を説明する山下。そう、このムービーは山下からhomieへのプレゼント。ダンス動画を振り返りながら、「みんな、ロックダンス知ってんの? めっちゃキツいで。ダンスの中でもわりとキツいジャンル……5位くらいかな」と微妙な順位をつけるあたりが、謙虚な山下らしい。ちょっとドヤってみたり、でもドヤりきれなかったり。そんな素直な山下幸輝をそのまま感じられるから、ホミパリは最高なのだ。

ゲスト・森愁斗に、山下の思い出トークが止まらない!?

そして、次はホミパリおなじみのゲストコーナー。今回、東京公演のゲストとして登場したのは、BUDDiiSの森愁斗だ。今回は誰がやってくるのか事前に予想し合う声を山下もチェックしていたようで、「意外とホミパリって界隈では有名やで?」となぜか誇らしげ(笑)。『君の花になる』から交流が続く旧知の戦友を、うれしそうに出迎えた。

先日放送された『WILD BLUEのわぶっていきましょう!』でもBUDDiiSがゲスト出演。説明不要の間柄ではあるが、サシでステージに立つのは久しぶりだからか、テンションの上がった山下のトークが止まらない。

今年放送された『御上先生』でもクラスメイト役として共演した二人。だが、本編ではあまり絡み自体がなく、山下が「(席が)いちばん奥やったやないかい、アンゼイ(安西)」とコテコテの大阪弁で吹っかけると、森も「冬木はずっとこうやって(と、メガネクイ)」と山下演じた冬木のメガネをイジり返す。すると今度は、森演じた安西の「よし。弁当でも食うか」と週刊誌を破り捨てたシーンを山下がモノマネ。「俺のやつ、それ」とツッコむ森に、「あのシーン好き」と目を細めた。

前述の山下の幼少期からのムービーを森も見ていたようで、「泣きそうになった。俺が産んだかな? というくらい親目線になっちゃって」と感動しきり。「幸輝のご両親とお姉ちゃん、ありがとうございます、育ててくださって」と頭を下げると、まだ右も左もわからない『君花』時代を共に過ごした森のことを「俺のこと育ててくれるよ、ある意味」と山下から“育ての親”公認発言が。そんな山下の言葉に、森も「仮に育ててた場合は、俺がビデオにいても良かったんじゃないかなと思う」と応酬。温かな笑いを生んだ。

そこから二人の近況トークへ。主にK-POP界隈でよく使われる「TMI(Too Much Information/どうでもいい情報のこと)」という単語を山下は最近覚えたらしく、早速使ってみたいのか、「最近のTMIとして」と切り出すと、すかさず森が「俺、BMIしか知らない」と切り返し。そんな森の小ボケに、山下が車を運転するジェスチャーで返すと、「それ、BMW」と森からキレのいいツッコミが。山下のとんだ天然ボケに、拍手と笑いが巻き起こる。

気を取り直して、話題は休日の過ごし方について。趣味で曲をつくっていると明かす森。ネット上にアップされているカバー動画を山下も見たようで、「あれ、自分で歌って編集してんねや? すごいね」と舌を巻く。『御上先生』のときも、二人が共に愛聴しているアーティスト・Keshiのカバー動画を聴かせてもらったらしく、そのときのエピソードを再現しようとするが、スタジオ前の待機室のことを山下は「お茶場」と連発。これには森も引っかかったようで「お茶場!?」とツッコミ。さらに、山下のもとへ近づいてくる森の様子を「しょっしょっしょっとやってきて」と表現。これまた森が「しょっしょっしょっ?」とツッコミを入れるなど、山下の謎のワードセンスが大爆発。せっかくのいいエピソードが、若干頭に入ってこない事態に(笑)。

さらに、森が出演していたABEMAオリジナルドラマ『MISS KING / ミス・キング』にハマっている山下は、「(森演じる)結城のミステリアスな感じが愁斗に重なって」とどんどん話題を広げていこうとするが、ここで森から「久々に会えて、ステージ上でつらつら喋ってくれてるのはありがたいんですけど、プロンプターで『企画に行きたいです』と結構前から出てて……」と、まさかのゲスト側が進行に気遣う事案が発生。大慌てで「ごめんなさい!」と謝りつつ、「久しぶりに会って、いっぱい話したいんですよ、マジで」と名残惜しそうな山下の姿に、森との厚い友情が感じられた。

積もる話を泣く泣く切り上げて行われたのが、山下渾身の企画「客席かくれんぼ」。客席のどこかに隠れた相手を、ステージ上から見つけるというコーナーだ。先攻は、森。「難しいよ」と言いながら、いそいそと客席に向かい、隠れる場所を探す。突然の至近距離に沸いた観客は、森を見て「顔ちっちゃ」と反応。グッと近づく距離感に、会場の熱気も一気に高まっていく。「かくれんぼ、意外とこういう年になったらやらんかね」とうつむきながらひとりごちる山下。森が隠れる間、間を持たせるように、今度は『君花』で森が演じた桧山竜星のモノマネをしはじめる。そこへ森からの「もういいよ〜」の声が。

早速、正面に向き直った山下は客席全体を見渡すが、森の姿が見当たらない。「やば、全然わからん」と戸惑う山下に、クスクスとhomieから笑いが漏れる。視線を動かすたびに湧き上がる歓声の意図を掴みかね、うろたえる山下。実は、森がいるのは客席ではなく舞台上。カメラとパーカーを借り、カメラマンに扮して堂々と後ろから山下を撮影していたのだった。このアイデアは、山下にとって完全に想定外。異様に近づくカメラマンを不審に思ったのか、ふと視線を向けるとまさかの森で、思わず山下も「ええええ! びっくりした!!」と大騒ぎ。「今日はバイトで来てるんで、よろしくお願いします」とスタッフに徹する森に、「森愁斗やから」とツッコミ。「むずかった〜」と白旗をあげていた。

ということで、今度は山下が隠れる番だ。homieたちの並ぶ客席に、まるで観客のようにまぎれる山下。森はなかなかその姿を見つけられない。森の背後のスクリーンでは、今まさに客席に隠れている山下のアップが大写しになっている。カメラに向けてファンサを送る山下に、homieも大興奮。客席にもかかわらず、自然発光しているかのような山下の瑞々しさに言葉を失ったhomieもいたのではないだろうか。山下の地上に舞い降りた天使感に、かくれんぼそっちのけで沸いた一幕だった。

山下自身が誰よりホミパリを楽しみ、愛している

「客席かくれんぼ」の後は、ホミパリ名物のプレゼント抽選会。それが終わると、ゲストの森はここでお別れ。感謝の拍手で見送られる森と共に山下も一旦退場し、その間は発売中の1st写真集『Lovender』のビハインドムービーで美しいロンドンの風景をhomieにお裾分け。2度目の衣装チェンジを終えた山下と共に、相次ぐ出演作の映像を振り返っていく。

あっという間にホミパリも終盤。「もう終わっちゃいますよ〜」と惜しむ山下が、改めてホミパリの歩みを振り返る。初めてのホミパリは、観客はわずか4人だった。それが今ではこんなにもたくさんのhomieが自分を待ってくれている。「山下幸輝、俳優・アーティストの道を信じてくれている結果というか、今もやってて良かったと思ってるし、これからもいろんな形でホミを喜ばせたいなと思っている」と胸の内を語る山下の表情は、去年のホミパリよりもずっと穏やかだ。それが、うれしい。

去年は、俳優とグループ活動の両立が発表されて間もなく、いろんな不安のさなかにいた。homieの中にも複雑な思いに揺れている人がいたかもしれない。でも、1年やり切って、山下の中で確かなものが生まれた。俳優・山下幸輝も、WILD BLUEとしての山下幸輝も、どちらも嘘偽りない自分。ただまっすぐに自分のベストを尽くし、homieに届けていくだけ。そう胸を張れる強さと、シンプルな気持ちを手に入れたから、今年の山下はこんなにもリラックスしているんじゃないかなという気がした。

24歳となり、現場でも責任を課される場が増えてきた。主演を張る以上、「お芝居だけじゃなく、現場づくりとかってやっぱり大切」と感じながらも、「率先して声をあげたりとか出したりとか、どうも苦手で。それこそ『プロパガンダゲーム』でも最初は戸惑いとかあったんですよ」と壁にぶつかっていた。

その中で見つけた結論は、心を開くこと。「気張りすぎても俺らしくない。でも心を開いて、喋りに行ったりとか声をかけたりとかは率先してしていきたい」とおぼろげながらも自分なりの座長像が見えてきた。

また、主演に限らず、エンタメに携わる以上、やったことのないことにチャレンジしなければいけない場面は出てくる。そのときにずっと大事にしているのは、「むずい、怖いと思ってしまうときも、オープンにして取り組む」こと。自分が心を開けば、新しい可能性が見えてくる。

だからこそ、2026年の目標は「ひらけごま」。高校時代は、一匹狼タイプ。つい人に気を遣いすぎて言葉を選んだり、言いたいことを飲み込んだり。仕事を始めてからも、大勢の人がいる場では自分が前に出るより、すっと後ろに下がる場面が何度となくあった。目標も立てない主義と公言していた。不言実行。そんな山下が、今、少しずつ変わろうとしている。

でも、変わることだけがすべてではない。変わらないものを大事に持ち続けるのも、山下らしさだ。変わらないのは、homieへの気持ち。集まったhomieの視線を一身に受け止めて、「ホミのおかげで、そういう目標を立てられたりとか。ホミのおかげで、会場が大きくなったりとか、ここにいられたりとか。ホミのために開けるっていうのが僕はできるんで、これからも開いていきましょう。2026年、開くぞ!!」と最後は熱くシャウト。今年のホミパリも山下らしい優しい余韻を残しながら幕を閉じた。

無事にステージを終えた山下は、休む間もなく特典会の準備に。慌ただしく支度を整える山下に今日の感想を尋ねると「楽しかった!」ととびきりの笑顔を浮かべる。「大阪からちょっと間が空いて、結構ブラッシュアップできて、それがホミにも伝わってたのかな」と手応えを口にし、「何よりホミと時間を共有できて素直に楽しい。それが一番です」と清々しく言い切った。

誕生日付近で開催されるホミパリは、山下にとって自然と1年の節目を感じる場所であり、自分は誰に支えられてこの仕事をしているのかを再確認する場所なんだろう。だから、山下は誰よりホミパリを楽しんでいるし、誰よりホミパリを愛している。

homieにとっても同じだ。こんなにも山下幸輝を山下幸輝のまま感じられる場所は他にない。しゃべるときに足のつま先が上がる癖も、時々珍妙な単語が漏れ出てくる独特のワードセンスも、いつもぽわぽわしてるのにいきなり雄みを出してくるところも、全部が山下で、全部がいとおしい。

きっと来年のホミパリも、変わらない、私たちの大好きな山下幸輝がそこにいるだろう。その日を信じて、これから1年、私たちはまた新しい山下幸輝の姿を心のカメラで連写し続ける。

最後は、本番前の幸輝&愁斗の仲良しトークをお届け!

── お互いの好きなところを教えてください。

山下 なんでもできるところ。この前、インスタのストーリーにけん玉をやってるのを上げてて。それがめっちゃうまくて、何回も成功してるんですよ。愁斗はスマートで、なんでもソツなくこなせる。でも、実は努力を見せないだけで裏ではめちゃくちゃ練習してる。そこが好きだし、尊敬するところです。

森 好きだし、自分と似てるなと思うのが、自然体なところ。裏でいるときも表に出ているときも幸輝は全然変わらない。ずっと素のまま楽しんでる。ありのままでいるって意外と難しいことなんですけど、それができるのが幸輝のいいところだと思う。

── では、お互いの面白いなと思うところは?

山下 ワードセンス。不意のワードセンスが勇ましいんです。さっきもヘアメイクのときに「今日髪どうします?」って聞かれて「ワイルドブルーな感じで」って言うてくれてたんですよ。どういうこっちゃねんって感じですけど(笑)。そういうワードをめっちゃ落ち着いた感じで、不意に出すところが面白い。

森 そこで言うと、幸輝のワードセンスもやばくない? 最近、TikTokで『ストロボ・エッジ』の番宣動画が流れてきて、共演者のみなさんから「関西人なのに、エセ関西弁」ってイジられてたんですよ。確かによく考えたら、幸輝の関西弁は東京出身の僕が真似してる関西弁みたいなんですよ。それがめっちゃ面白くて、切り抜き動画にいいねしました(笑)。

山下 押してるやん!

森 このツッコミが、エセ関西弁なんですよね。

山下 『君花』のときは役も関西弁だったから気にしてなかったんですけど、そこからどんどん崩れていって、今はもう正しい関西弁がわからなくなってきました(笑)。

── 相手から幸せをもらった思い出といえばなんですか。

山下 『御上先生』の撮影のときに、結構もう中盤で、朝からの撮影というのもあって、僕がちょっと疲れてたんですよ。そしたら愁斗がやってきて。俺も愁斗も好きなKeshiさんというアーティストさんをカバーしたから、「まず最初に幸輝に聞いてほしい」って言うてくれて。まずその言い方がいいですよね。で、聞かせてもらったらすごい良くて、疲れた体と心にめっちゃ沁みてきた。あの愁斗の歌声には助けられましたね。

森 僕はこうして毎回ホミパリに呼んでもらってることが幸せですよ。たぶんホミパリ最多ゲストは僕なんじゃないかな(笑)。他の方のファンミに声をかけていただくこともあるんですけど、なかなかタイミングが合わなくて。でも幸輝は毎回タイミングがバッチリ。そういうところも縁だなと思うし、こうして幸輝のことを応援してくださっている方に会えるのもうれしい。こんな素敵な機会をもらえていることが何より幸せです。

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プロフィール

山下幸輝(やました こうき)
2001年11月7日、大阪府生まれ。B型。
2020 年の第33回ジュノンボーイ・コンテスト、ファイナリストとなり俳優デビュー。’ 5人組ボーイズグループ・WILD BLUEとしても活動中!

撮影/杉映貴子、取材・文/横川良明、企画・構成/藤坂美樹