山下幸輝「こきぴあ」

自炊のできる男を目指して「今でも実家でご飯を食べるのが、僕の幸せな時間」

月2回連載

第44回

前回、山下家のカレーづくりにトライした幸輝くん。大好きなカレーを自分でつくってみて、どんな心境の変化があったでしょうか。

お母さんの味にまつわる思い出と、今後の自炊への意気込みを語ってもらいました。

東京に来て感じた、ご飯をつくってくれる人がいるありがたさ

山下家のカレーは、地元の友達の間では結構有名なんです。というのも、僕のお姉ちゃんが部活をやっている頃、先輩や後輩を家に招いてカレーを食べるというのが文化になっていて。それを僕も受け継いで、よく友達を家に呼んで、お母さんのカレーを食べてもらっていました。だから、もちろん直弥も食べたことがあります。それくらい山下家おなじみのスペシャルメニュー。

今でもお母さんのカレーが恋しくなることはよくあります。味もそうだし、「今日のご飯はなんやろ〜」と思いながら学校から帰ってくると、やっぱり匂いでわかるじゃないですか。「あ、今日はカレーや」とか「今日は肉じゃがやな」とか。そういうのって、ひとりで暮らしているとまったくないから。ずっと当たり前のように思っていたけど、家で誰かがご飯をつくって待ってくれているのって、すごく特別でありがたいことやったんだなって、東京に来てからしみじみ実感しています。

今でも実家でご飯を食べるのが、僕の幸せな時間。大阪で仕事があったときは、よっぽどスケジュール的に無理じゃない限り絶対実家に寄ります。で、お母さんのつくったご飯を食べる。

もちろんカレーもうれしいけど、大人になるとまた好みも変わってきて。お酒を飲むようになったからか、子どもの頃はそれほど興味のなかったきんぴらごぼうとか、そういう副菜的なものにテンションが上がるようになりました。それこそ、こういう小鉢のメニューって実家でないとなかなか食べられないから。小鉢がいっぱい並んだ食卓を見ると、家に帰ってきたんやなってうれしくなりますね。

山下幸輝、自炊ができる男になる……?

今回、カレーを自分でつくってみて思ったのが、意外と料理って面白いなと。料理をつくっている間は余計なことを何も考えていなかった気がして、そうやって無心になれる時間って貴重やなって思いました。何より一つひとつ手順を踏んでいくことで、少しずつ完成に近づいていく過程が楽しい! もう少し自炊の頻度を上げたいなってマジで思いました。

今まで自炊を避けてたいちばんの理由は、面倒だからなんですよね。やっぱり疲れて帰ってきて、家で一からご飯をつくるのって大変じゃないですか。だから、コンビニとか外食ですませるようにしていました。

でもやってみたら、そこまで面倒でもないんだなということがわかった。むしろ気持ちを切り替えるという意味でも、忙しいときほど自分で自分のご飯をつくるというのは大事な気がしました。体にもいいし、気持ちの整理にもなる。コンビニでご飯を買うより安くすみますしね。つくり置きとかできるようになったら、さっと温めるだけで一食分のご飯ができるし、外食よりも手軽にすみそう!

と言っても、そこまでできるようになるには、まだまだ先は長そうですけど(笑)。今のところレパートリーと呼べるものは山下家のカレーしかないので、これから僕の自炊スキルがどれくらい上がるかは謎です。でも、これを機にちょっとずつ自分でつくれるものを増やしていきたいなと思います!

自炊初心者でも簡単につくれるメニューってなんかあるんかな。みんなは普段どんな料理をつくってますか? これは手軽にできるよ〜というレシピがあったら、ぜひ教えてください。そして、人に見せられるくらいの料理ができるようになったら、またここで報告したいと思います。それまであたたかく見守っていてください(笑)。

プロフィール

山下幸輝(やました こうき)
2001年11月7日、大阪府生まれ。B型。
2020年の第33回ジュノンボーイ・コンテスト、ファイナリストとなり俳優デビュー。 5人組ボーイズグループ・WILD BLUEとしても活動中!

撮影/杉映貴子、取材・文/横川良明、企画・構成/藤坂美樹