山下幸輝「こきぴあ」
ドラマ『告白-25年目の秘密-』撮影現場に密着! 「爽太の想いは純愛だと思う」
月2回連載
第46回
幸輝くんが出演中のドラマ『告白-25年目の秘密-』がいよいよ次回で最終回。
そこで今回はまさにクライマックスの撮影に挑む幸輝くんに密着。最終回に向けてのホットな声をお届けします。
野瀬化粧品の社内を幸輝くんがオフィスツアー!
スタジオにお邪魔すると、そこはおなじみ野瀬化粧品第二ブランド事業部のオフィスです。美術さんによるセットは、まさに本物のオフィスそのもの。棚にはサンプルの入った収納ケースが並べられているなど、なかなかカメラがアップにならないところまでしっかりと作り込まれていて、スタッフさんのこだわりを感じます。
そして、その中に幸輝くんが。30名以上に及ぶ撮影スタッフに囲まれながら、本番に向けて準備を進めています。
本番まで少し時間に余裕があったので、ここで演じる佐野匠のデスクツアーを行ってもらうことに。
化粧品会社らしく、デスクも一般的なオフィス什器に比べて、スタイリッシュな雰囲気です。「天板以外はブラックで統一されているからオシャレですし、質感もマットな感じがいいですよね」と幸輝くん。
中でも匠くんらしさ全開なのが、デスクの上に置いてある美顔器です。さすが美容男子。仕事中も肌ケアは欠かしません。
さらにオフィスには、社員同士がリラックスしてコミュニケーションできるようカフェスペースも。まるでバーのようなカウンターも設置されていて、こんなオシャレなオフィスで働けたら仕事のモチベーションも上がりそう!
これまで学生役が多かった幸輝くんだけに、社会人の役はちょっと新鮮。今日は紫のセットアップと、いつもより一段と大人のきれいめコーデです。職場に幸輝くんがいるだけで憂鬱な仕事も一気にゴキゲンになるので、どうか日本の企業は福利厚生の一環として山下幸輝を採用してほしい。すぐエントリーシート出します
『告白』の現場でも愛されキャラの幸輝くんでした
さて、オフィス紹介もすんだところで、いよいよ本番です。これから撮影するのは、麻里子(岡崎紗絵)たちが開発してきたスキンケア製品の発売を記念してのライブ配信のシーン。開発担当者として商品の説明をする麻里子と涼子(久保史緒里)に対し、幸輝くん演じる匠はスマホカメラの横に立ってキュー(きっかけ)を出す係です。
こうした撮影で何より驚かされるのは、その細かいカット割りです。一つのシーンに対し、全体を映す引きの画から、演者の表情や手元のアップまで細かくカットを割りながら撮影を進めていきます。そのため、キャストのみなさんは同じシーンを何度も繰り返し演じなくてはいけません。
カットが変わるたびに、スタッフさんが機材を動かし、セッティングを行います。この日は朝からの撮影でしたが、近づくクランクアップに向けて、キャストのみなさんもスタッフのみなさんも気合い十分。現場には活気がありながらもぎゅっと引き締まった空気が流れています。本番を待つ幸輝くんの横顔も凛々しくてカッコいいですね。
何度かテイクを重ねながら、最後に幸輝くん向けのアングルを撮影。バッチリ一発オッケーで無事にそのシーンの撮影を終えました。オンエアに乗るのはわずか数秒ですが、リハーサルを含めて撮影時間はおよそ2時間程度。地道な作業を積み重ねながら、1本の作品をつくり上げていくつくり手のみなさんに改めて頭の下がる思いでした。
ちなみに撮影を終えて前室(スタジオ前の待機スペースのこと)に戻った幸輝くん。すると、前室からなにやら楽しそうな笑い声が。覗いてみると、先ほどのシーンで一緒だった岡崎紗絵さん、佐々木希さん、久保史緒里さんと仲良く談笑している幸輝くんの姿が。
どうやらこの日、幸輝くんから現場にドーナツの差し入れがあったようで、岡崎さんたちが「ちょうだい〜」と愛情たっぷりに幸輝くんをいじってくださっていたのでした。「先輩たちに囲まれて緊張しているかな?」と思っていましたが、心配ご無用の様子。みなさんから愛されている幸輝くんを見て、ほっこりした取材でした。
ここからは、そんな幸輝くんに『告白-25年目の秘密-』の現場を振り返ってもらいます。気になる最終回は9月19日(土)の夜9時から。25年にわたる秘密の結末を、ぜひ見届けてください!
幸輝くんが演じてみたいのは、意外なあの役!?
『告白-25年目の秘密-』もいよいよ残すところ最終回のみとなりました。
本当に予想を裏切る展開の連続で、僕もびっくりしています。僕は話がどうなるかまったく聞いていない状態でいつも台本をもらっていて。だから毎回台本を読むのが楽しみでしょうがなかったんですよ。「え! まさか泰輔(玉山鉄二)が……!?」みたいな(笑)。視聴者のみなさんと同じ感覚でドキドキハラハラしながらストーリーを追っていました。
中でも驚かされたのは、友也(塩野瑛久)の過去ですね。まさか友也のお姉ちゃんが25年前の誘拐事件の被害者だったとはまったく予想していなくて。僕、こういう考察系ってダメなんですよ。全然当たらない(笑)。今回も直感が外れっぱなしでした。
畑野(田中要次)のキャラもいいですよね。2話のラストで野瀬化粧品のビルを見上げながらホットドッグを食べてるところとか、めっちゃ不気味な感じがして面白いなと。僕もああいう役をやってみたいんですよ。ダークな感じのキャラでみんなに「怖っ!」と思ってもらいたいです。
匠くんを演じる上でこだわったのは、指先です。やっぱり化粧品会社に勤めているくらいやし、普段からネイルもしてるし、美意識の高い人だと思うんです。僕の中でそういう人って指先まで綺麗なイメージがあって。手を広げたり、何かを取るときとか、指先がちょっと反るくらいまでピンとしているのを結構意識していました。
あとは首筋も。ちょっとセクシーな感じを出したくて。僕の中で、男の色気は首とフェイスラインなんです。そこが強調されるよう、ちょっと首を長くするイメージでいました。気づいてくれた人はおるかな?
今回、髪はエクステをつけています。最初、台本を読んだときに営業だし、かっちりした黒のスーツとか着ているのかなと思っていたんです。そしたら、衣装合わせのときにエクステをつけることになって、そういう感じなんやってちょっとびっくりしました。衣装もイメージしていたよりずっとカジュアルで、でもシルエットがすとんとしているから大人っぽさもあって、あまり役でこういう衣装を着ることがなかったので新鮮で楽しかったです。
時計もね、他のみなさんはわりと華奢なものをつけてるんですけど、匠くんはスマートウォッチなんですよ。そんなところも今っぽいですよね。こういう衣装や髪型から匠くんのキャラクターだったり、会社の雰囲気をイメージすることができたのも、僕にとってはありがたいヒントでした。
共演のみなさんからも可愛がっていただいています(笑)。松村(北斗)さんから「山下くんは事務所はどこなの?」と聞かれたので、「YKエージェントです」と答えたら、「YKって山下幸輝のYK?」と言われて。「いやいや、偶然です」と訂正したんですけど、なんとなくそのまま僕が会社の代表みたいになってて、現場ではYKと呼ばれています(笑)。さっきもドーナツを差し入れしたら「YKのドーナツだ!」って言ってました。でも、僕が人見知りなので、そういうふうにいじってもらえるのは、めちゃくちゃうれしかったです。
幸輝くんはどれくらいの間片想いできる?
最終回に向けての見どころは、爽太(松村)の想いは純愛なのか狂気なのか、いうところだと思います。
僕自身の考えとしては、純愛やなと思うんですよ。だって、25年も同じ人をずっと好きでい続けられるって、なかなかできないことじゃないですか。僕が今年で25歳。つまり爽太は僕の生まれる前から、ずっと麻里子さんのことが好きということになるわけで。それはもうすごい純粋な気持ちだと思います。
しかも、ずっと好きだった人とどんどん距離が近くなって、相手からも信頼されるようになって……。ただ、泉さんと友也も言ってましたけど、こういうのって始まりはフェアなんですよね。同じ空間にいられるだけで幸せだったのが、そのうち見返りがほしくなってくる。そうなってくると苦しいなと思うので、僕だったら遠くから見ているだけで十分かも。しんどい気持ちを抱えるより、純粋に片想いしてるだけのほうが幸せな気がします。
ただ難しいのが、相手から何の脈もないのにずっと一方的に想ってるだけっていうのもなかなかできないですよね。僕だったら17日くらいしか持たない気が(笑)。なんとなく相手の目線とか態度で、自分に興味があるかどうかわかるんですよね。で、ないなと思ったら、すぐ消えちゃう。そこで頑張れないです。
報われないとわかってるのにずっと想っていても、自分が傷つくだけじゃないですか。他に誰かいるんだろうとなと思いながら、相手を好きでい続けるなんてできない。そう考えると、やっぱり爽太ってすごいのかも(笑)。
爽太にとっては、小さい頃から麻里子さんがヒーローだったんですよね。爽太の抱えている気持ちとは意味が違うけど、僕にもヒーローがいます。
それは、お姉ちゃん。お芝居で悩んだとき、いつも相談するのはお姉ちゃん。しかも、お姉ちゃんのすごいところは、単に話を聞くだけじゃなく、ちゃんと解決まで導いてくれるんです。
昔は僕が全然しゃべらないから、ただただお姉ちゃんが可愛がってくれるだけだったんですけど、僕がお芝居を始めてからしゃべることが増えて、改めてお姉ちゃんという人を知っていった気がします。
困ったときに頼りになるお姉ちゃんは、僕のヒーロー。部屋の掃除もしてくれますしね(笑)。いつも助けてもらってばかりなので、最近はたまに一緒にご飯に行くときとか、普段のお礼も兼ねて僕がご馳走するようになりました。
お姉ちゃんへ。これからも僕のヒーローでいてください!
プロフィール
山下幸輝(やました こうき)
2001年11月7日、大阪府生まれ。B型。
2020年の第33回ジュノンボーイ・コンテスト、ファイナリストとなり俳優デビュー。
5人組ボーイズグループ・WILD BLUEとしても活動中!
撮影/稲澤朝博、取材・文/横川良明