ひふみんのクラシック入門
私がクラシックにハマったわけ
毎月連載
第1回

クラシック音楽の天才たちを知ったのは小学校1年生のときでした。私は福岡県稲敷町の出身なのですが、小学校の音楽教室にバッハやモーツァルト、ベートーヴェンの肖像画が飾られていたのです。彼らは有名なクラシック音楽の巨匠たちだと理解したのですが、突然ひらめいたのが「いつの日かきっと彼らの曲を聴く日が来るだろう」ということでした。昭和55年くらいから将棋の対局の前にクラシック音楽を聴き始めるようになったわけですから、この予感は見事にあたっていましたね。最初は有名なヴィヴァルディの『四季』やチャイコフスキーの『白鳥の湖』などのいわゆる“名曲”を聴いていたのですが、その後モーツァルトの『戴冠ミサ曲』を聴くようになったのです。