こんにちは。森崎ウィンです。
先週発表されましたが、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』のオープニング主題歌を担当させてもらうことになりました。
曲名は、『俺こそオンリーワン』。トラックだけ聴くとジャジーでめちゃくちゃカッコいいんですけど、戦隊シリーズらしい、どんな悪にも負けないぜという力強さもあって。『ドンブラザーズ』の世界観を表現しつつ、僕が今までずっとやってきた音楽のカラーがうまく調和された、『ドンブラザーズ』らしくもあり、僕らしくもある、最高の1曲になりました。
先週の制作発表で『ドンブラザーズ』の出演者のみなさんが踊っているのを袖で見ていたんですけど、キャストのみなさんのダンスが入ることで、この曲は完成形なんだなと感じたというか。これから1年間、日曜の朝、『ドンブラザーズ』と共に僕の曲をお届けできると思うと、本当にうれしいです!
やっぱり戦隊シリーズは歴史が長いから、応援しているファンの方々の熱量もすごくて。主題歌が発表された瞬間からSNSがわーっと盛り上がっているのを見て、46年という歴史ある作品に自分も参加するんだという実感が湧いてきました。うれしかったのが何年か前だったら「森崎ウィンって誰?」という反応が多かったんですよ。でも今回は「森崎ウィンってあの作品に出ていた人だよね」という声が多くて。そこから今まで自分がやってきた作品のハイライトがタイムラインに流れはじめるという(笑)。それが、なんだか今までやってきたことがちゃんと届いていたんだという証明でもある気がして。うれしかったし、パワーをもらえました。
子どもの頃はミャンマーにいたので、日本の特撮作品にはあまり縁はなかったんだけど、実はまだミャンマーにいた頃、『パワーレンジャー』というアメリカのスーパーヒーロー番組をよく観ていて。あとで知ったんですけど、その『パワーレンジャー』が日本のスーパー戦隊シリーズをベースにした作品だったんですよ。だから知らず知らずのうちに僕も戦隊ヒーローの影響を受けていたっていうことなんですよね。
そんなふうに海外でも愛されているシリーズに主題歌というかたちで関わらせてもらえるのは本当に光栄だし、やっぱり戦隊シリーズといえば子どもの憧れ。きっとたくさんの子どもたちに観てもらえると思うんですね。僕もそうですけど、子どもの頃に聴いた曲って大人になってもずっと歌えるじゃないですか。そうやって誰かの記憶に残り続ける特別な曲を歌わせてもらえることがうれしいなって。
まずは25日の「50×45 感謝祭 Anniversary LIVE & SHOW」で初めて『俺こそオンリーワン』を披露するので、そこに向けてしっかり練習していきたいと思います!
あ、あと、これはちょっとした裏話なんですが、ソノニ役の宮崎あみさちゃんは日本人のお父さんとミャンマー人のお母さんの間に生まれたハーフなんですよね。で、なんと5年前のミャンマーでのイベントで関係者として裏にいたことがあったらしく。今回、制作発表のときにそれを聞かされてびっくりして。あみさちゃんの方から「ウィンさんとお仕事をするのが夢だったんです」と言われて、それもすごくうれしかったです。
なんだろう。僕もそんなふうに年下の人から目標にしてもらえる立場に来たんだなって。やっぱり同じ業界を目指す人に夢を与えられるのって、すごく誇らしいことだと思うから。コロムビアの担当の方からも「やっぱりウィンくんは引きが強いね」と言ってもらえて。『ドンブラザーズ』に対して一層縁を感じたし、今まで自分がやってきたことに誇りをもって、森崎ウィンという名前を背負う自覚と感謝を胸に、これからもやっていきたいなと思いました。
なので、Crewのみんなもこれから1年間、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の応援をよろしくお願いします!
森崎ウィンでした!
プロフィール
森崎ウィン
1990年生まれ、ミャンマー出身。小学校4年生の時に日本へ渡る。2008年よりダンスボーカルユニット・PRIZMAX(現、解散)のメインボーカルとして活躍した。俳優としても様々な映画、ドラマ、舞台に出演し、2014年には『シェリー』で映画初主演を務める。2018年、日緬共同制作映画『My Country My Home』に出演、そのスピンオフであるドラマ版『My Dream My Life』では主演を務め、現地のテレビ局mntvで冠番組「Win`s Shooow Time!」を持ち、様々な広告に出演するなどミャンマーで大ブレイク。スティーブン・スピルバーグ監督『レディ・プレイヤー1』のオーディションでメインキャストであるダイトウ/トシロウ役に抜擢され、ハリウッドデビューを果たした。近年の映画出演作に、『海獣の子供』『トゥレップ』『蜜蜂と遠雷』(19)、『キャッツ』(20)などがある。映画『蜜蜂と遠雷』で第43回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞。またメ〜テレ制作の連続ドラマ『本気のしるし』(19)にて初の連ドラ主演を果たした。2020年は世界中で再演を重ねているミュージカルの金字塔「ウエスト・サイド・ストーリー」の日本キャスト版Season2(主演:トニー役)に出演。
撮影/奥田耕平、取材・文/横川良明、企画・構成/藤坂美樹、ヘアメイク/KEIKO、スタイリング/千葉良、衣装協力/衣装協力/シャツ¥28,600、中に着たコート¥33,000/イオリ(ティーニーランチ TEL:03-6812-9341)
コート¥63,800/オーハル(ジョワイユ TEL:03-4361-4464)
ハット¥15,400/メゾンバース(ともにシアン PR TEL:03-6662-5525)
その他本人私物