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森崎ウィン Aiming To Overseas

『俺かわ』山田涼介くんのプロフェッショナルな姿勢 ゲスト出演からもらった刺激

月2回連載

第77回

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こんにちは。森崎ウィンです。

先週の4日(土)から『俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?』に出演させてもらっています。みんな、観てくれましたか。

僕の演じた山城大和という役は、和泉(芳根京子)の元カレと思いきや、実はお兄ちゃんという役どころ。『村井の恋』に続いてのお兄ちゃん役ということで、自分もそういう年齢なのかな〜と、偶然とは言え、不思議なタイミングみたいなものを感じました。

実はこの『俺かわ』はゼネラルプロデューサーが『桜の塔』でお世話になった中川(慎子)さん、プロデューサーが『FAKE MOTION -卓球の王将-』でお世話になった森田(美桜)さんで。そんなご縁があって声をかけてもらったという感じなんです。毎回思っていることだけど、こうやって以前ご一緒した方にまた呼んでいただけるのは本当にありがたいことで。この役をウィンにやってもらいたいと名前を挙げていただけること。そして、それが実現すること。いろんなタイミングもあってのことなので、オファーをいただくって当たり前のことじゃないよなと改めて実感しました。

現場では山田涼介くんとご一緒させていただく機会が多くて。僕なんかが言うのもおこがましいですけど、山田くんはとにかく仕事に対する姿勢がプロフェッショナル。長く一線で活躍されている方はやっぱり違うなと、山田くんを見て思いましたね。

グループの活動をやりながら、俳優の仕事もやるのって本当に大変だと思うんですよ。スケジュールだけ考えても絶対にハードなはずなのに、台詞は完璧に入れてくる。当たり前のことのように思うかもしれませんが、そういう当たり前のことを当たり前にやるのって大変だし、すごく大事なこと。しかもそんな裏側の苦労を山田くんは現場ではまったく感じさせないんです。

年齢は僕の方が上ですけど、そんなことは関係なく、ひとりの仕事人として尊敬できるところがたくさんあった。短い時間ですけど、ご一緒できて僕もいろんな刺激をもらえたし、またいつか何かの機会で一緒にお芝居がしたいなと思いました。

『村井の恋』もそうだけど、ある程度出来上がっている現場に途中から参加するというのは結構難しいです。やっぱりそれまでつくり上げてきた空気感があるから、いきなり入って、それをぶち壊すようなことをしちゃいけないし。でも、こうやってゲスト出演で呼んでいただくということは、作品に新しい風を吹き込んでほしいということでもあるから、作品の世界観に添いつつ、何か刺激を僕の方から与えていかなきゃいけない。そのバランスに苦労します。

特にゲスト出演の場合、キャラクター的にも攻めの演技を求められることの方が多くて。僕はどちらかと言うと今まで受けの役が多かったので、ここ最近、攻めの役が続いていることに対して、これまでとは違う筋肉を使っているような感覚もあります。特に『俺かわ』は山田くん演じる康介と和泉の間をかきまわす役だったので、そこは思い切り攻めていこうと。こういうストーリーのポイントとなるところで入ってくるキャラクターって、すごく大事だと思うので、僕に任せたいと言ってもらえること自体がまずうれしいし、その期待に応えられるよう現場では自分なりにベストを尽くしました。今週の最終回は夜11時から、1時間の拡大スペシャルなので、ぜひリアルタイムで楽しんでもらえたらうれしいです。

ちなみに、『俺かわ』にちなんで、僕の可愛いところをお話しすると、やっぱり車をめっちゃ愛しているところかな。疲れて家に帰るときとか、つい「帰ろっか」ってひとりごとみたいに車に話しかけたりしています(照)。

あとは、寝間着が可愛いです。寝るときの恰好は、パジャマ派。今は無印良品で買ったストライプの上下セットを着ています。ね、可愛いでしょ?(笑)。

でも、正直女の人が言う「可愛い」がいまだによくわからないんですよね。みんな、男の人のどういうところを可愛いと思うんだろう? 少し前は可愛いと言われるのにちょっと抵抗があって、できればカッコいいって言われたいなって気持ちもあったけど、年をとったおかげか今は可愛いでもカッコいいでも全然オッケー(笑)。

なので、森崎ウィンの可愛いの消費期限はまだまだ先かな。可愛いウィンも、カッコいいウィンもいっぱい見せていきたいと思います。

森崎ウィンでした!

★編集部より★

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プロフィール

森崎ウィン

1990年生まれ、ミャンマー出身。小学校4年生の時に日本へ渡る。2008年よりダンスボーカルユニット・PRIZMAX(現、解散)のメインボーカルとして活躍した。俳優としても様々な映画、ドラマ、舞台に出演し、2014年には『シェリー』で映画初主演を務める。2018年、日緬共同制作映画『My Country My Home』に出演、そのスピンオフであるドラマ版『My Dream My Life』では主演を務め、現地のテレビ局mntvで冠番組「Win`s Shooow Time!」を持ち、様々な広告に出演するなどミャンマーで大ブレイク。スティーブン・スピルバーグ監督『レディ・プレイヤー1』のオーディションでメインキャストであるダイトウ/トシロウ役に抜擢され、ハリウッドデビューを果たした。近年の映画出演作に、『海獣の子供』『トゥレップ』『蜜蜂と遠雷』(19)、『キャッツ』(20)などがある。映画『蜜蜂と遠雷』で第43回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞。またメ〜テレ制作の連続ドラマ『本気のしるし』(19)にて初の連ドラ主演を果たした。2020年は世界中で再演を重ねているミュージカルの金字塔「ウエスト・サイド・ストーリー」の日本キャスト版Season2(主演:トニー役)に出演。

撮影/奥田耕平、取材・文/横川良明、企画・構成/藤坂美樹、ヘアメイク/KEIKO、スタイリング/千葉良、衣装協力/シャツ¥35,200、カーディガン¥35,200/ともにアーネイ(ジョワイユ TEL:03-4361-4464)
パンツ¥18,700/ファクトタム、眼鏡¥44,000/エバース(ともにシアン PR TEL:03-6662-5525)