
こんにちは。森崎ウィンです。
このエッセイも、今年の更新はこれで最後。2022年も本当にたくさんの応援をありがとうございました!
せっかくなので、ちょっと1年を振り返ってみようかなと思ったけど、もういろんなことがありすぎて…。本当に濃い1年だったな〜って思いました(笑)。
だって、まず新年早々コロナになるところからスタートでしょ? あるドラマのクランクインの前日に陽性反応が出て、それでその作品には出られないことになっちゃって。めちゃくちゃ落ち込んだし、コロナのことを恨みたくもなりました。
でもいいこともいっぱいあったんだよなあ。『ニューイヤー・ミュージカル・コンサート 2022』も『ミュージックフェア』も1月だったし。そういう意味ではアップダウンの激しい1年の始まりだった気がします。

で、そうこうしているうちに主題歌をつとめる『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』がはじまって。日本武道館で『俺こそオンリーワン』を歌わせてもらって。今までとはまた違う層の人たちに自分の音楽を届けられたという意味でも、すごく貴重なチャンスをいただいたなってうれしくなりました。
で、春は『村井の恋』『持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜』『俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?』といろんなドラマに出させてもらって、秋には『科捜研の女 2022』があって。映画も『嘘喰い』『バイオレンスアクション』『HIGH&LOW THE WORST X』『LOVE LIFE』と公開が続いて。夏からはミュージカル『ピピン』一色の毎日。俳優のお仕事もすごく充実していて楽しかったです。
その中でも、特にうれしかったのは、やっぱりみんなの前で歌える機会がたくさん増えたこと。まだコロナは続いているけど、やっとお客さんを入れてライブができるようになって。アーティスト・MORISAKI WINとしてやりたいことや目指しているところに、ちょっとずつですけど近づけている実感を持てた1年でもありました。
もちろん満足はしてないですけどね。でも、こういうふうになりたいっていうビジョンは明確に見えてきた。だから、あとはそこに向かって走っていくのみ、っていう感じです。

正直、俺はどこに向かっているんだろうって、ちょっと迷っていた時期もあったんですよ。やっぱりこういう仕事ってタイミングとかも大事だったりするから。すごくいいオファーをいただいたのに、タイミングが合わなくて実現しなかったりとか。それこそコロナでダメになったお仕事もあるし。もっと知名度を上げなきゃとか、自分の中で焦りが膨らむ一方で、それに自分が追いついていないような不安もありました。
でも、ちょうどこの1〜2ヶ月の間に、いいお話をたくさんいただいて。そのどれもがこのタイミングだからできたことだったりもして。結局、本当にすべては縁なんだなと。
だから、僕にできることは、いただいたお仕事に対して常に全力を尽くすこと。いつも悩むけど、結局戻ってくるのは、そこなんですよね。
俺って下手だなと思うこともあるし、ヘコむこともしょっちゅうあるけど、とにかく今自分の持っているものをすべてぶつけていけば、ちゃんとそれを誰かが見てくれていて、また次の何かにつながっていく。
メンタルが下がっているときって、どうしても報われないとか、誰も自分の頑張りを見てくれてないとか思いがちなんだけど、そんなことはないんですよね。一生懸命やっていれば、必ず誰かが見てくれているし、応援してくれる。そう信じて、来年も常に全力を出し切る1年にしたいなと思います。

ちなみに、ここではまだ言えないんだけど、明日、実はちょっとうれしいお知らせがあります。本当、なかなかご一緒できないような大御所の方々とお仕事をさせていただいて。正直、すごく怖かったんですけど、その方も、現場のみなさんもあたたかく僕のことを迎えてくれて。自分で言うのもなんだけど、すごい可愛がってもらって。この場に立たせてもらって良かったなと思えるお仕事になりました。
ぜひ観てもらいたいので、みんな、明日のニュースは要チェックでお願いします!
みんなはどんな1年になりましたか。いいことがたくさんあった人も、そうじゃなかった人も、どうか1年頑張り抜いた自分を褒めてあげてくださいね。でないと、来年からまた頑張ることなんてできないからさ。来年をより良い年にするためにも、たっぷり自分を労って、甘やかす年末を過ごしてください。
では、ちょっと早いけど、ここで年越しのご挨拶を。
Crewのみんな、良いお年を。そして、来年もよろしくお願いします!
森崎ウィンでした!
※次回の更新は1月10日(火)を予定しております。どうぞよろしくお願いいたします。

★編集部より★
森崎ウィンさんファンクラブのほうでは、今週はダイアリーを更新! ウィンさんが毎日どんな日々を過ごしていたのかが読めちゃいます!
プロフィール
森崎ウィン
1990年生まれ。ミャンマーで生まれ育ち、小学校4年生の時に来日、その後中学2年生の時にスカウトされ、芸能活動を開始。
2008年にダンスボーカルユニットに加入し、メインボーカルを担当。俳優としても様々な役を演じ活躍する中で、2018年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督の新作「レディ・プレイヤー1」で主要キャストに抜擢され、ハリウッドデビューを果たす。その後も数多くの映画やドラマに出演し、2020年に映画「蜜蜂と遠雷」で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞。主演を務めた連続ドラマ『本気のしるし』では釜山国際映画祭2021のASIA CONTENTS AWARDSにてBest Newcomer-Actor賞を受賞。その劇場版は第73回カンヌ国際映画祭「Official Selection2020」作品に選出。
また、ミュージカルの世界でも映画版『キャッツ』(20年日本公開)ではミストフェリーズ役の吹替えを担当。20年ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2で主演トニー役、21年ミュージカル『ジェイミー』(21年)で主演ジェイミー役を務めたほか、2022年に東急シアターオーブで開催予定のブロードウェイミュージカルの名作中の名作「ピピン」日本公演の単独主演、2023年には、ミュージカル『SPY×FAMILY』で主演のロイド役を務めるなど活躍中。
2020年、アジアから世界に発信するエンターテイナー“MORISAKI WIN”として7月1日に「パレード - PARADE」でメジャーデビュー。「パレード - PARADE」はスズキソリオバンディットCMソングに起用され、音楽配信チャート1位を獲得するなど話題に。5月26日には、1stアルバム「Flight」をリリースし、5つの音楽配信サービスで1位を獲得。2022年には、世界を意識した海外作家を起用したシングルのリリースを重ねる中、「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」の主題歌も担当し、アーティストとしても幅広い活躍を魅せる。
また、2018年より母国ミャンマーで観光大使を務め、現地でもドラマの主演やCMに数多く出演し圧倒的な知名度を誇る。
撮影/奥田耕平、取材・文/横川良明、企画・構成/藤坂美樹、ヘアメイク/KEIKO、スタイリング/内田あゆみ(creative GUILD)、衣装協力/グレーニットベスト¥30,800-VEIN(Sakas PR TEL:03-6447-2762)、
ダークブルーパンツ¥35,200-
STEAF(STEAF SHOWROOM TEL:03-6721-0549)、
白ワッフルロングTシャツ¥6,380-
JOURNAL STANDARD relume(JOURNAL STANDARD relumeルミネ池袋店 TEL:03-5954-8182)、
黒ニット切替スニーカー¥42,900-
meagratia(Sian PR TEL:03-6662-5525)
その他スタイリスト私物
※全て税込価格