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森崎ウィン Aiming To Overseas

ミュージカル『ジョン&ジェン』少しずつ準備中です

月2回連載

第103回

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こんにちは。森崎ウィンです。

最近、立て続けに様々なジャンルの仕事の発表が続いて、Crewのみんなから喜びの声をいただいてます。もちろん僕も喜んでます(笑)。「ものすごく忙しいんじゃないの?」と心配されることもあるけど、まだそんなに、ウワーッて感じじゃないから大丈夫。今は心に余裕がぜんぜんあるよ!

因みにそのひとつであるミュージカル『ジョン&ジェン』は、1995年にオフブロードウェイで初演された作品で、今年12月に東京と大阪で日本初演が決定。僕はジョン役で出演します。ミュージカルっていまや大衆演劇というか、商業的なものが多いイメージかなって思うんだけど、この『ジョン&ジェン』はちょっとニッチなテイストで。小劇場でやれるミュージカルなんだけど、伝わるかな……あんまり日本にはないタイプ。僕が知らないだけかもしれないけど。

『ジョン&ジェン』はパルコさんのプロデュース。そういうしっかりとした歴史と実績を持つ会社による、どちらかと言えば演劇よりのこの作品にミュージカル人として出演できるのは、本当に光栄です。なんて言うんだろう、見てもらったら「こんな雰囲気でも、ミュージカルって成り立つんだね」っていう新しい発見があると思う。ちゃんと技術を持っていないと演じきれない作品だし、精いっぱい頑張っていきたいな。

実はもう、ちょいちょいワークショップもやってます。12月だからまだまだ先の公演だけど、演出家の市川洋二郎さんとコミュニケーションが取れて、すごくいい感じ。市川さんはイギリスでも演出を学び仕事をした人なので、ワークショップではイギリスのメソッドなんかを教えてもらってます。そうすると芝居の演出中、ワークショップで学んだ言葉が使われると、それは既にみんなの共通言語になっているから理解も早い。素晴らしい!

舞台って2か月前とかから集中して稽古することが多いんだけど、『ジョン&ジェン』は稽古期間がそんなに長くないから、早めに早めに、できることからやっていこうっていう感じみたい。今からエンジン全開っていうより、「まだまだ先の公演だけど感じていこう」っていうのをリマインドしてもらい続ける感覚だね。

月9の話も少ししましょうか? あのね、やっぱり月9って面白い。「『真夏のシンデレラ』、見てますよ」って声かけられるし、ネットの反応もなんか色々あるみたいで……僕はまだ観れてないですが、僕の役を「ちょっと嫌な夫だよね?」ってしかめ面されたこともあるけど、まあまあそこは今後の展開をお待ちいただければ(笑)。

先日、「ウィンは仕事のふり幅が大きい」って言われました。確かに今なら2人ミュージカルと月9って、違いがすごそうだよね。僕的には仕事のふり幅を大きくできるのって嬉しいことで、もちろん「これしかできない」っていう仕事の仕方もそれは素晴らしいと思うんだけど、いろんな所に森崎ウィンがいるって思えるのがありがたい。それにどの仕事も僕にとってはあまり変わらないというか、やること自体はそんなに変わらないから。ステージでのパフォーマンスとカメラの前でのパフォーマンスとでは、ちょっと違いはあるけど……思われているほどではないかな。少なくとも僕はギャップをそれほど感じないから、“ふり幅”に戸惑うことはほぼないと思う。

そういえば僕、日本とベトナムの友好を祝う国交イベント『ジャパントレンドフェスティバル』のアンバサダーになったんです。これこそふり幅すごい(笑)。2018年に『クジラの島の忘れもの』っていう日本とベトナムの国交樹立45周年記念映画に、ベトナム人男性役で主演をしているので、その関係で選んでもらったみたい。イベントのオーガナイザーの1人が僕をすごく推してくださったみたいで、とってもありがたい!

少しずつアジアでの仕事が実現してきています。やっぱり夢って口に出していたら叶うよね。みんなは最近、夢や目標ってある? 些細なことでも自分にとっては大事な目標だったりもするよね。ぜひ教えてください。

森崎ウィンでした!

★編集部より★
森崎ウィンさんファンクラブのほうでは、今週はQ&Aを更新! みなさんからの質問、相談にお答えします!

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プロフィール

森崎ウィン

1990年生まれ。ミャンマーで生まれ育ち、小学校4年生の時に来日、その後中学2年生の時にスカウトされ、芸能活動を開始。
2008年にダンスボーカルユニットに加入し、メインボーカルを担当。俳優としても様々な役を演じ活躍する中で、2018年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督の新作「レディ・プレイヤー1」で主要キャストに抜擢され、ハリウッドデビューを果たす。その後も数多くの映画やドラマに出演し、2020年に映画「蜜蜂と遠雷」で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞。主演を務めた連続ドラマ『本気のしるし』では釜山国際映画祭2021のASIA CONTENTS AWARDSにてBest Newcomer-Actor賞を受賞。その劇場版は第73回カンヌ国際映画祭「Official Selection2020」作品に選出。
また、ミュージカルの世界でも映画版『キャッツ』(20年日本公開)ではミストフェリーズ役の吹替えを担当。20年ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2で主演トニー役、21年ミュージカル『ジェイミー』(21年)で主演ジェイミー役を務めたほか、2022年に東急シアターオーブで開催予定のブロードウェイミュージカルの名作中の名作「ピピン」日本公演の単独主演、2023年には、ミュージカル『SPY×FAMILY』で主演のロイド役を務めるなど活躍中。
2020年、アジアから世界に発信するエンターテイナー“MORISAKI WIN”として7月1日に「パレード - PARADE」でメジャーデビュー。「パレード - PARADE」はスズキソリオバンディットCMソングに起用され、音楽配信チャート1位を獲得するなど話題に。5月26日には、1stアルバム「Flight」をリリースし、5つの音楽配信サービスで1位を獲得。2022年には、世界を意識した海外作家を起用したシングルのリリースを重ねる中、「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」の主題歌も担当し、アーティストとしても幅広い活躍を魅せる。
また、2018年より母国ミャンマーで観光大使を務め、現地でもドラマの主演やCMに数多く出演し圧倒的な知名度を誇る。

撮影/映美、文/中尾巴、企画・構成/藤坂美樹、ヘアメイク/KEIKO、スタイリング/内田あゆみ、衣装協力/トップス¥26,400-、パンツ¥44,000- 共にHOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE(HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE TEL:03-5454-1705)
カーディガン¥24,200- tangenet(tangenet MAIL:mitsuruyoshiya@gmail.com)
シューズ¥24,800- BajoLugo(FatheR (BajoLugo) TEL:078-380-5281)
メガネ¥40,700-tonysame:(株式会社トニーセイムジャパン TEL:03-5860-9662)
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