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森崎ウィン Aiming To Overseas

今年もよろしくお願いします それぞれの場所で自分にできることを精一杯やろう

月2回連載

第112回

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こんにちは。森崎ウィンです。

2024年、最初のエッセイです。今年のお正月は元日から悲しい出来事が続いて、今もまだ不安な中で生活をされている方がたくさんいると思います。CREWの中にも被害に遭われた方や、ご家族や友人が被災された方がいるんじゃないかと心配です。石川は、来月公開の映画『レディ加賀』でお世話になった場所。大好きな街だし、思い出もたくさんあります。だからこそ、みんなが安心して暮らせる日が少しでも早く戻ってくることを心から願っています。

こういうとき、何もできない自分に対してどうしても無力感を抱いてしまうけど。一人ひとりが、それぞれの場所で自分にできることを精一杯やることが、きっと復興の力になるんだと思う。そう信じて、僕は僕で目の前の仕事に一生懸命取り組んでいこうと思っています。

実は、この地震が起きる前から今年の抱負というのは決めていて。それは、目の前のことを地道に頑張ること。そして、感謝を忘れないことの2つでした。去年の下半期、すごく忙しい毎日を過ごさせてもらって。そのほとんどが、今までやってきたことが次へとつながって生まれたチャンスでした。

『どうする家康』で大河ドラマにチャレンジできたのも、『彼女が成仏できない理由』があったからだし。Chilliesとのコラボができたのも、去年、ベトナムに行かせてもらったのがきっかけで。仕事って本当に積み重ねがすべてなんだなって実感しています。

どうしても人はすぐに結果を求めてしまいがちだけど、たとえ遠回りになっても、きっと今歩いている道は自分の目指す場所に続いている。だから、どんなことも手を抜かず一生懸命に。そして、お世話になったスタッフのみなさんに感謝を忘れず、いつかまたお仕事をご一緒させていただけるときに成長したなと思ってもらえるよう、経験を力に変えていく。それに尽きると思ったし、今回の地震を経て、できることをコツコツやっていくしかないなと改めて思いました。そういう目立たないけれど大切なことをしっかりやっていくことが2024年の目標です。今年もよろしくお願いします!

ということで、まずは26日に公開の映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』をぜひみなさんご覧ください。『レディ・プレイヤー1』で「俺はガンダムで行く!」という台詞を言わせてもらった僕としては、ようやく来たなというお仕事でした(笑)。ありがたいですよね、こういう形でまさか本家のガンダムに関われるなんて。

声優の現場というのは、同じお芝居と言っても、ちょっとまた独特で。自分では感情を入れているつもりでも、特に『ガンダム』は爆発音などのSEも多いせいか、声だけ聞いてみるとちょっと強弱が欠けているように聞こえるんですよね。だから、普段よりギアを上げて演じなくちゃいけなくて。何回も撮り直しになった箇所もあるくらい苦戦しました。

でもその分、良い仕上がりになったし、『ガンダムSEED』が繰り返し描き続けているメッセージのつまった作品になっているので、いろんな人に観てほしいです。一応、シリーズ作品ではあるけれど、これまで『ガンダムSEED』を観たことがない人でも入っていけるつくりにはなっているので、予習する時間がないという人も大丈夫! ぜひ映画館に足を運んでもらえればと思います。

では、今日はこのあたりで。次の更新までには、もっと明るいニュースでいっぱいになることを願っています。

森崎ウィンでした!

★編集部より★
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プロフィール

森崎ウィン

1990年生まれ。ミャンマーで生まれ育ち、小学校4年生の時に来日、その後中学2年生の時にスカウトされ、芸能活動を開始。
2008年にダンスボーカルユニットに加入し、メインボーカルを担当。俳優としても様々な役を演じ活躍する中で、2018年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督の新作「レディ・プレイヤー1」で主要キャストに抜擢され、ハリウッドデビューを果たす。その後も数多くの映画やドラマに出演し、2020年に映画「蜜蜂と遠雷」で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞。主演を務めた連続ドラマ『本気のしるし』では釜山国際映画祭2021のASIA CONTENTS AWARDSにてBest Newcomer-Actor賞を受賞。その劇場版は第73回カンヌ国際映画祭「Official Selection2020」作品に選出。
また、ミュージカルの世界でも映画版『キャッツ』(20年日本公開)ではミストフェリーズ役の吹替えを担当。20年ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2で主演トニー役、21年ミュージカル『ジェイミー』(21年)で主演ジェイミー役を務めたほか、2022年に東急シアターオーブで開催予定のブロードウェイミュージカルの名作中の名作「ピピン」日本公演の単独主演、2023年には、ミュージカル『SPY×FAMILY』で主演のロイド役を務めるなど活躍中。
2020年、アジアから世界に発信するエンターテイナー“MORISAKI WIN”として7月1日に「パレード - PARADE」でメジャーデビュー。「パレード - PARADE」はスズキソリオバンディットCMソングに起用され、音楽配信チャート1位を獲得するなど話題に。5月26日には、1stアルバム「Flight」をリリースし、5つの音楽配信サービスで1位を獲得。2022年には、世界を意識した海外作家を起用したシングルのリリースを重ねる中、「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」の主題歌も担当し、アーティストとしても幅広い活躍を魅せる。
また、2018年より母国ミャンマーで観光大使を務め、現地でもドラマの主演やCMに数多く出演し圧倒的な知名度を誇る。

撮影/映美、文/横川良明、企画・構成/藤坂美樹、ヘアメイク/KEIKO、スタイリング/内田あゆみ、衣装協力/ジャケット¥52,800-、パンツ¥29,700-共にCULLNI、ブーツ¥63,800-FACTOTUM(共にSian PR 03-6662-5525)、シャツ¥26,400-tangenet(MIYAMOTO SPICE 03-6804-3142)
⁡※全て税込価格