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森崎ウィン Aiming To Overseas

関西電力CM、『身代わり忠臣蔵』…闇落ちしている役、パブリックイメージは明るいはずなのに(笑)

月2回連載

第113回

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こんにちは。森崎ウィンです。

先週発表されましたが、関西電力さんのCMで『Twinkle Twinkle Little Star』を歌わせてもらいました。もう聴いてくれましたか。

CMって普段の何気ない生活の中で目にしたり耳にしたりするものだと思うので、そこで自分の歌声が流れるというのは、すごくうれしいです。関西地域にお住まいのCREWのみんな、もしCMがテレビで流れてきたら、ぜひ周りの人たちに「あの歌を歌ってるのはウィンなんだよ!」って宣伝してください(笑)。

ということで、ありがたいことにいろんな作品の公開が近づいているので、今日はお仕事のお話をさせてもらいます。

まずは『レディ加賀』について。これはタイトルの通り石川県の加賀市を舞台に、加賀温泉を盛り上げるために女将たちがタップダンスに挑戦する姿を描いたエンターテインメントムービーです。

僕が演じる花澤譲治は、予告を観てもわかる通り、胡散臭いやつです(笑)。秀忠をやって改めて思ったんだけど、僕って残念な役が似合うんだよね(笑)。本当はカッコいい役とかもっとやってみたいんだけど、なんでか似合わない。いいねって言ってもらえるのは、こういう残念な役か、闇堕ちしている役です。なんでだろう。パブリックイメージでは明るいキャラのはずなんだけどな……(笑)。

『おしょりん』のときもそうだったけど、こういう地域密着型の作品って、作品を通じてその地域の魅力を知ることができるし、僕自身も普段なかなか足を運ぶことのない土地と縁ができるので、すごく好きなんだよね。

特に今回は撮影の合間に能登半島へキャンプに行って。そこで見た日本海に沈む夕日がすごく綺麗で、能登のことが大好きになりました。だから、お正月の地震は本当に胸が苦しくて。あんなに素敵な町で暮らす人たちが、今も不安の中、生活をしていると思うと、居ても立ってもいられない気持ちになります。いつか落ち着いたらまた能登半島に遊びに行って、少しでも復興の役に立てたらと思うし、この『レディ加賀』を上映することが石川のみなさんの応援になればいいなと願っています。配給収入の5%を義援金として寄付することも決まったので、ぜひみなさん、映画館に足を運んでもらえたらうれしいです。

そして、『身代わり忠臣蔵』も! 僕が演じるのは、赤穂浪士の一人、堀部安兵衛です。正直、忠臣蔵って名前は聞いたことあるけど、内容は全然知らなくて。この作品に入る前に、初めてちょっと勉強しました。時代劇と言っても大河ドラマみたいに重厚な作品というわけではなく、すごくポップで楽しいコメディなので、あまり時代劇ということで硬くならず、のびのびやらせてもらいました。

赤穂浪士のリーダー・大石内蔵助を演じるのは永山瑛太さん。瑛太さんが山登りがお好きらしくて。僕もキャンプが好きなんですという話をしたら、道具さえ揃えたら連れて行ってあげるよと言ってもらいました。ただ、初心者が山に登るなら夏がいいということなので、今は気候が温かくなるのを待っているところ。夏が近づいてきたら、瑛太さんに連絡をとって、山に連れてってもらえたらななんて思っています。

初号を観ましたけど、とにかくムロ(ツヨシ)さんが面白い。僕が言うのもおこがましいけど、ムロさんって本当にお上手なんだなって感動しました。歴史が苦手な人でも大丈夫! 難しいことを考える必要は何一つなく、頭を空っぽにして笑える作品なので、このご時世にはぴったりなんじゃないかな。ぜひ映画館で思い切り笑って元気になってもらえたら。

ちなみに、この役もわりと残念系です(笑)。きっとそういうめぐり合わせなんだろうね。だったらもうこのまま残念な役をやらせたら右に出る者はいないと言われるところまで極めようかな(笑)。どう思う?

これ以外にもいろんなお仕事が控えているので楽しみにしててね。

森崎ウィンでした!

★編集部より★
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プロフィール

森崎ウィン

1990年生まれ。ミャンマーで生まれ育ち、小学校4年生の時に来日、その後中学2年生の時にスカウトされ、芸能活動を開始。
2008年にダンスボーカルユニットに加入し、メインボーカルを担当。俳優としても様々な役を演じ活躍する中で、2018年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督の新作「レディ・プレイヤー1」で主要キャストに抜擢され、ハリウッドデビューを果たす。その後も数多くの映画やドラマに出演し、2020年に映画「蜜蜂と遠雷」で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞。主演を務めた連続ドラマ『本気のしるし』では釜山国際映画祭2021のASIA CONTENTS AWARDSにてBest Newcomer-Actor賞を受賞。その劇場版は第73回カンヌ国際映画祭「Official Selection2020」作品に選出。
また、ミュージカルの世界でも映画版『キャッツ』(20年日本公開)ではミストフェリーズ役の吹替えを担当。20年ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2で主演トニー役、21年ミュージカル『ジェイミー』(21年)で主演ジェイミー役を務めたほか、2022年に東急シアターオーブで開催予定のブロードウェイミュージカルの名作中の名作「ピピン」日本公演の単独主演、2023年には、ミュージカル『SPY×FAMILY』で主演のロイド役を務めるなど活躍中。
2020年、アジアから世界に発信するエンターテイナー“MORISAKI WIN”として7月1日に「パレード - PARADE」でメジャーデビュー。「パレード - PARADE」はスズキソリオバンディットCMソングに起用され、音楽配信チャート1位を獲得するなど話題に。5月26日には、1stアルバム「Flight」をリリースし、5つの音楽配信サービスで1位を獲得。2022年には、世界を意識した海外作家を起用したシングルのリリースを重ねる中、「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」の主題歌も担当し、アーティストとしても幅広い活躍を魅せる。
また、2018年より母国ミャンマーで観光大使を務め、現地でもドラマの主演やCMに数多く出演し圧倒的な知名度を誇る。

撮影/映美、文/横川良明、企画・構成/藤坂美樹、ヘアメイク/KEIKO、スタイリング/内田あゆみ、衣装協力/ジャケット¥52,800-、パンツ¥29,700-共にCULLNI、ブーツ¥63,800-FACTOTUM(共にSian PR 03-6662-5525)、シャツ¥26,400-tangenet(MIYAMOTO SPICE 03-6804-3142)
⁡※全て税込価格