森崎ウィン Aiming To Overseas
世界で勝負をしたいから 英語のスキルを磨く意味
月2回連載
第120回

こんにちは。森崎ウィンです。
4月から新しく『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』という語学番組がスタートしました。
もっと英語を勉強したいと思っている僕にとっては、これ以上ないくらいありがたいというか。リスナーのみなさんと一緒に僕自身も英語が学べる、すごく楽しいお仕事です。
語学って、興味はあっても、つい後回しにしちゃいませんか。僕がまさにそうで。やらなきゃやらなきゃと思いつつ、目の前のことに追われているうちに、気づいたら全然まったく手がつけられていない……というふうになりがち。そんな人間は、学ばなきゃいけない環境に身を置くのがいちばん早いわけです。だから、こうやって定期的に英語にふれられるお仕事というのは本当ためになる。
『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』は曜日ごとにそれぞれ違うストーリーを楽しみながら英語を学べる番組です。1回5分くらいの放送だから、忙しい人でも気軽に聴けるのがポイントの一つ。しかもオリジナルのショートストーリーから、イソップ寓話に学ぶ人生の教訓や知恵など、曜日ごとにカラーも全然違っていて。サクッと聴いているうちに、気づいたら膨大な量の英語にふれられる内容になっています。

語学習得の秘訣って、やっぱり聴くことだと思うんだよね。僕自身も英語を学ぶときは、よく洋楽を聴いたり、洋画を字幕で観たりしています。そうやって何回も観たり聴いたりしてると、よく出てくるフレーズなんかは自然と耳に残るようになるんですよ。わからないなりに、ちゃんと耳が覚えているんでしょうね。
聴き取れるフレーズをどんどん増やしていくと、意味もわかるようになってくる。まずは頭の中に英語が鳴っているところまで持っていくのがコツ。
そういう意味でも、ラジオってリスニングを鍛えるにはぴったりだと思うので、英語を学びたい人はぜひ聴いてほしいです。最初はまったく聞き取れなくても、耳が慣れていくうちに、どんどん何を言ってるのかわかるようになってくる。
『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』は、「らじる★らじる」というNHKのネットラジオで配信もやっているので、通勤の途中とか家事の合間とか、ちょっとしたスキマ時間に繰り返し聴いて、英語に耳を慣れさせる練習として楽しんでもらえたらうれしいです。
僕自身、英語についてはまだまだだと思っているけど、それでも英語を話せるようになってよかったなと感じることはたくさんあります。いちばん大きいのは、海外に行ったときにちゃんと自分の言葉でコミュニケーションをとれることかな。
さすがに本場のアメリカンイングリッシュは早すぎて、ちょっとよくわからなくなることが多いですけど、それでもなんとなくのワードはキャッチできるから、こういうことが言いたいのかなっていうのはわかるんですよ。それだけでも全然大きくて。人とコミュニケーションをとるときにひるまない、つまずかない、というのは僕の世界をガラリと変えてくれた気がします。


せっかく海外に行ったなら、そこで出会った人たちのことをもっと知りたいし、僕も自分のことを知ってほしいし。そのためには自分の言葉で話せるようになるのがいちばん。コツコツ何かを続けることがあまり得意ではない僕ですが、旅が好きだし、世界で勝負がしたいという夢は変わらないので、地道に英語のスキルも磨いていきたいです。
最近は仕事がほとんどだけど、時間がとれたらプライベートでも海外に遊びに行きたい。今いちばん行きたいのは、台湾。地震のニュースを見て、台湾のみなさんのことを思うと胸が痛くなりました。まだ観光には少し早いかもしれないけど、落ち着いたら台湾に行って、たくさん台湾の魅力にふれて、少しでも復興の役に立てたらいいなと思います。
それでは、今日はこのあたりで。
森崎ウィンでした!

★編集部より★
森崎ウィンさんファンクラブのほうでは、今週はウラバナシを更新!
プロフィール
森崎ウィン
1990年生まれ。ミャンマーで生まれ育ち、小学校4年生の時に来日、その後中学2年生の時にスカウトされ、芸能活動を開始。
2008年にダンスボーカルユニットに加入し、メインボーカルを担当。俳優としても様々な役を演じ活躍する中で、2018年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督の新作「レディ・プレイヤー1」で主要キャストに抜擢され、ハリウッドデビューを果たす。その後も数多くの映画やドラマに出演し、2020年に映画「蜜蜂と遠雷」で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞。主演を務めた連続ドラマ『本気のしるし』では釜山国際映画祭2021のASIA CONTENTS AWARDSにてBest Newcomer-Actor賞を受賞。その劇場版は第73回カンヌ国際映画祭「Official Selection2020」作品に選出。
また、ミュージカルの世界でも映画版『キャッツ』(20年日本公開)ではミストフェリーズ役の吹替えを担当。20年ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2で主演トニー役、21年ミュージカル『ジェイミー』(21年)で主演ジェイミー役を務めたほか、2022年に東急シアターオーブで開催予定のブロードウェイミュージカルの名作中の名作「ピピン」日本公演の単独主演、2023年には、ミュージカル『SPY×FAMILY』で主演のロイド役を務めるなど活躍中。
2020年、アジアから世界に発信するエンターテイナー“MORISAKI WIN”として7月1日に「パレード - PARADE」でメジャーデビュー。「パレード - PARADE」はスズキソリオバンディットCMソングに起用され、音楽配信チャート1位を獲得するなど話題に。5月26日には、1stアルバム「Flight」をリリースし、5つの音楽配信サービスで1位を獲得。2022年には、世界を意識した海外作家を起用したシングルのリリースを重ねる中、「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」の主題歌も担当し、アーティストとしても幅広い活躍を魅せる。
また、2018年より母国ミャンマーで観光大使を務め、現地でもドラマの主演やCMに数多く出演し圧倒的な知名度を誇る。
撮影/友野雄、文/横川良明、企画・構成/藤坂美樹、ヘアメイク/KEIKO、スタイリング/岩田友裕、衣装協力/SUS-SOUS、GODSIZE
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