森崎ウィン Aiming To Overseas
シカゴで得たもの どんなライブでもやれる度胸がついた
月2回連載
第124回
こんにちは。森崎ウィンです。
今日は、ちょっと前のことになるけど、5月にシカゴに行ったときの話をしようかなと思います。
『アニメ・セントラル』という日本のアニメ文化を愛するファンの人たちのためのコンベンションにゲストとして呼んでもらったんですけど、アウェーの場所でパフォーマンスをやらせてもらって、改めて応援してくれる人がいるってすごいことなんだなと、CREWのみんなへの感謝の気持ちが湧きました。
正直、どれくらいお客さんが来るのか全然予想がつかなかったんですよ。僕の会場というのがメイン会場からかなり離れたところにあって、全然フラッと立ち寄れるような感じじゃなかったんです。むしろちゃんとここに来る目的じゃないと入ってこないだろうというような場所で、シカゴでの僕の知名度なんてほとんどゼロ。これ、本当に大丈夫なのって、会場に着いたときは正直心配でした。

だから、そこからはもうみんなで一致団結ですよ。まずはちょっとでも興味を持ってもらおうと、人通りのある場所まで出てスタッフの人が呼び込みをしてくれて。僕のライブの開始時間の直前までメイン会場で別のイベントがあったから、そこが終わって流れてくる人に入ってもらえるよう、あえて開始時間を遅らせる作戦に出ました。その間、一生懸命前説をして場をもたせてくれたのが澤井さん。QRコードTシャツを着て、得意のボディランゲージで(笑)、お客さんを温めてくれました。
そうやってみんなで試行錯誤している感じが楽しかったんですよね。ああ、今、俺たちもがいてるなって感じがした。日本のライブでここまで泥臭いことをすることってないから、また感覚が全然違うというか。本当、ゼロからみんなでやってるって感じで、その空気が好きでした。
ライブが始まってからも、アウェーならではの面白さがあって。僕の英語力じゃまだまだ言葉が通じないところがいっぱいあるんです。それでも英語と日本語を織り交ぜながら、お客さんとコミュニケーションをとったりしているのがすごく楽しくて。改めて僕は逆境が好きだし、ピンチの状況に追い込まれるほど力を発揮するタイプなんだなってことがわかりました。もうね、これだけ武器も何もないところでパフォーマンスができたら、怖いものはないです(笑)。どんなライブもやれるぞって度胸がつきました。

ライブの次の日はミート&グリートがあって、「『ドンブラザーズ』聴いてます!」っていう人から、『仮面ライダーW』や『ごくせん』に出ていた頃の僕を知ってくれている人までいて、当時のチラシを持ってきて「サインください」って言ってくれたり。もう10年以上前の作品なのに、こうして今も覚えていて、大切に思ってくれている人が、海を越えたこんなところにもいてくれるんだなってうれしくなった。ちなみに、前日の前説が好評だったのか、澤井さんも「あのQRコードTシャツを着た人はどこ?」って、ちょっとした名物になっていました(笑)。
シカゴでライブだなんて前例がなさすぎて、チームのみんなは大変だったと思うけど、こんな経験ができるのもこのチームの強みだと思うんだよね。なかなかできないでしょ、シカゴでライブだなんて(笑)。誰も通ったことのない道を行くのが、MORISAKI WINだから。この経験が5年後、10年後、きっといい財産になっているんじゃないかなと思います。
そして、ライブを観てもらうことの大変さを改めて知ったからこそ、いつもスケジュールを合わせて会場まで足を運んでくれるCREWの存在がどれだけかけがえのないものなのかを実感できた旅にもなりました。みんな、いつも本当にありがとうございます!
今、8月末からのツアーに向けて、着々と準備を進めているところです。たくさん経験を積んで、さらにブラッシュアップしたMORISAKI WINのステージをお届けするので、楽しみに待っていてね。みんなで最高の時間にしましょう!
森崎ウィンでした!

★編集部より★
森崎ウィンさんファンクラブのほうでは、今週はダイアリーを更新!
プロフィール
森崎ウィン
1990年生まれ。ミャンマーで生まれ育ち、小学校4年生の時に来日、その後中学2年生の時にスカウトされ、芸能活動を開始。
2008年にダンスボーカルユニットに加入し、メインボーカルを担当。俳優としても様々な役を演じ活躍する中で、2018年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督の新作「レディ・プレイヤー1」で主要キャストに抜擢され、ハリウッドデビューを果たす。その後も数多くの映画やドラマに出演し、2020年に映画「蜜蜂と遠雷」で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞。主演を務めた連続ドラマ『本気のしるし』では釜山国際映画祭2021のASIA CONTENTS AWARDSにてBest Newcomer-Actor賞を受賞。その劇場版は第73回カンヌ国際映画祭「Official Selection2020」作品に選出。
また、ミュージカルの世界でも映画版『キャッツ』(20年日本公開)ではミストフェリーズ役の吹替えを担当。20年ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2で主演トニー役、21年ミュージカル『ジェイミー』(21年)で主演ジェイミー役を務めたほか、2022年に東急シアターオーブで開催予定のブロードウェイミュージカルの名作中の名作「ピピン」日本公演の単独主演、2023年には、ミュージカル『SPY×FAMILY』で主演のロイド役を務めるなど活躍中。
2020年、アジアから世界に発信するエンターテイナー“MORISAKI WIN”として7月1日に「パレード - PARADE」でメジャーデビュー。「パレード - PARADE」はスズキソリオバンディットCMソングに起用され、音楽配信チャート1位を獲得するなど話題に。5月26日には、1stアルバム「Flight」をリリースし、5つの音楽配信サービスで1位を獲得。2022年には、世界を意識した海外作家を起用したシングルのリリースを重ねる中、「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」の主題歌も担当し、アーティストとしても幅広い活躍を魅せる。
また、2018年より母国ミャンマーで観光大使を務め、現地でもドラマの主演やCMに数多く出演し圧倒的な知名度を誇る。
撮影/友野雄、文/横川良明、企画・構成/藤坂美樹、ヘアメイク/KEIKO、スタイリング/岩田友裕、衣装協力/SUS-SOUS、GODSIZE
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