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森崎ウィン Aiming To Overseas

主演ドラマ『ふたりソロキャンプ』のこと 薪ストーブを買ったのでどんどん寒くなってほしい!(笑)

月2回連載

第134回

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こんにちは。森崎ウィンです。

1月から主演ドラマ『ふたりソロキャンプ』がスタートします。キャンプが大好きな僕としては、キャンプをテーマとしたドラマに主演できることがうれしくて。思わず撮影期間中に新しいキャンプ道具をいっぱい買っちゃいました(笑)。

新しい焚き火台も買ったし、ずっとほしかった薪ストーブも買って。「WILD-1」というアウトドアショップに行ったんですけど、僕が買ったのは「Mt.SUMI」というブランドの薪ストーブで、これがまためちゃくちゃいいんですよ。早速この間キャンプに行ったときに使ったら、本当に温かくて。今年の冬はこの薪ストーブを持っていって、いっぱいキャンプがしたいなと思いました。だからどんどん寒くなってほしい!(笑)

僕が演じる樹乃倉厳は、孤独を愛する生粋のソロキャンパー。ちょっと性格がひねくれたところがあって、そこは僕とよく似てるかな(笑)。僕も友達とキャンプに行くのも楽しいけど、どちらかと言うとゆったり自分の時間を過ごせるソロキャンプの方が好きなので、そういうところも同じですね。あ、あと実は年齢も同じ34歳です。本田望結ちゃんも演じる草野雫と同じ20歳なので、年齢差は漫画と一緒。意外と共通点が結構ある役でした。

劇中ではキャンプについて説明する台詞が多くて、そこが大変だったんですけど、その分、なんとなくキャンプが気になっているけど行ったことないという人にはぴったりの作品になっているし、何より雫がつくるキャンプ飯がどれもめちゃくちゃおいしそうなんですよ。だからグルメが好きな人も見ていて楽しい作品なんじゃないかなと思います。

普段一人でキャンプをするときはどうしても簡単につくれる鍋とかになっちゃうんですよね。今回、いろいろレシピを教えてもらったので、またプライベートでキャンプに行ったときに挑戦したいなと思いました。

ただ、原作の樹乃倉厳は結構ガタイがいいんですよ。そういうビジュアル面は僕とはちょっと違っていて。ドラマが発表になったとき、原作を応援していらっしゃる方の中にはイメージが違うと思った方もいたと思います。原作物をやるときは、そういう声はつきもの。僕も好きなアニメが実写化されたら、イメージと違うと思うことはあるだろうし。だから、賛否両論で当たり前だと思っています。

むしろ変な話だけど、僕、今まで原作物をやったときにイメージが違うと言われたことがあんまりなくて。だから、今回イメージが違うという声があったことが、ちょっとうれしかったんですよね。演者としては、何も反響がないのが一番キツい。マイナスの声が出るのは、それだけ期待してくださる方がいるということ。だったら、そのマイナスの声をプラスに変えられるかは自分次第じゃないですか。今、樹乃倉厳は森崎ウィンじゃないだろと思っている原作ファンの方がドラマを観てくださったときに、樹乃倉厳が森崎ウィンで良かったと言っていただけるように精一杯やるだけ。その気持ちを込めて現場に臨んだので、みなさんに観ていただけるのが楽しみです。

実はこのドラマは、プロデューサーさんが僕がキャンパーであることを知ってくれていて、ドラマ「西荻窪 三ツ星洋酒堂」の時のヒゲのビジュアルの僕を見せながら「ぜひウィンさんとご一緒したい」と声をかけてくださったところから始まった企画なんです。まだテレビ局も決まっていなく原作出版社と話したくらいの段階で、そうやってゼロベースのところから声をかけてもらえるなんて、俳優冥利に尽きること。だから、自分の中でとても大事にしたい作品だし、好評だったら続編なんてこともあると思うので、CREWのみんなにも応援してもらえるとうれしいです。

そして、ドラマを観てキャンプが面白そうだなと思ったらぜひキャンプ場へ! きっとまだ見たことのない景色が待っていると思います。

今月は、この作品以外にも何本か新しい作品のお知らせができる予定です。みんな、楽しみに待っていてね。

森崎ウィンでした!

★編集部より★
森崎ウィンさんファンクラブのほうでは、今週はダイアリーを更新!

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プロフィール

森崎ウィン

1990年生まれ。ミャンマーで生まれ育ち、小学校4年生の時に来日、その後中学2年生の時にスカウトされ、芸能活動を開始。
2008年にダンスボーカルユニットに加入し、メインボーカルを担当。俳優としても様々な役を演じ活躍する中で、2018年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督の新作「レディ・プレイヤー1」で主要キャストに抜擢され、ハリウッドデビューを果たす。その後も数多くの映画やドラマに出演し、2020年に映画「蜜蜂と遠雷」で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞。主演を務めた連続ドラマ『本気のしるし』では釜山国際映画祭2021のASIA CONTENTS AWARDSにてBest Newcomer-Actor賞を受賞。その劇場版は第73回カンヌ国際映画祭「Official Selection2020」作品に選出。
また、ミュージカルの世界でも映画版『キャッツ』(20年日本公開)ではミストフェリーズ役の吹替えを担当。20年ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2で主演トニー役、21年ミュージカル『ジェイミー』(21年)で主演ジェイミー役を務めたほか、2022年に東急シアターオーブで開催予定のブロードウェイミュージカルの名作中の名作「ピピン」日本公演の単独主演、2023年には、ミュージカル『SPY×FAMILY』で主演のロイド役を務めるなど活躍中。
2020年、アジアから世界に発信するエンターテイナー“MORISAKI WIN”として7月1日に「パレード - PARADE」でメジャーデビュー。「パレード - PARADE」はスズキソリオバンディットCMソングに起用され、音楽配信チャート1位を獲得するなど話題に。5月26日には、1stアルバム「Flight」をリリースし、5つの音楽配信サービスで1位を獲得。2022年には、世界を意識した海外作家を起用したシングルのリリースを重ねる中、「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」の主題歌も担当し、アーティストとしても幅広い活躍を魅せる。
また、2018年より母国ミャンマーで観光大使を務め、現地でもドラマの主演やCMに数多く出演し圧倒的な知名度を誇る。

撮影/梁瀬玉実、文/横川良明、企画・構成/藤坂美樹、ヘアメイク/吉井めぐみ、スタイリング/岩田友裕、衣装協力/GARNI