森崎ウィン Aiming To Overseas
『クジャクのダンス、誰が見た?』撮影秘話&Snow Manのライブで受けた刺激
月2回連載
第137回

こんにちは。森崎ウィンです。
先週から『クジャクのダンス、誰が見た?』がスタートしました。1話からすごいことになっています。まだ観ていない人は見逃し配信などでチェックしてほしいし、この作品は絶対にリアタイで観たほうが楽しめると思うので、ぜひ金曜の夜はおうちで『クジャクのダンス、誰が見た?』を楽しんでほしいです!
僕の演じる波佐見幸信は、松山ケンイチさん演じる松風義輝(テル)の幼なじみであり、共に弁護士事務所をやっている仲間です。決めるところは決める、仕事のできる人でありながら、性格は明るくて、重い展開の続く作品の中で、僕の出てくるシーンはちょっとライトというか、広瀬すずさん演じる心麦ちゃんが笑顔を見せる安らぎの場。なので、僕もそのあたりを意識しながら、自分の中で少しウェイトを軽くするイメージで演じさせてもらっています。
今回、テルも波佐見もメガネをかけていて。松山さんが自分のメガネを自前で用意されたんですよ。それを聞いて、そういう小道具からテルとのニコイチ感を出したいなと思って、松山さんに教えてもらって同じ店でメガネを買いました。なので、中盤から波佐見のメガネが変わるんですけど、それは松山さんと同じ店で買ったメガネだと思ってください。ちなみに、メガネ代は経費ではなく自腹です、むしろ払わせてください、と(笑)。

基本的に、波佐見が出るシーンはほぼテルもいるので、松山さんとお芝居でも絡むことが多くて。松山さんがお芝居についていろいろと提案してくださるんですね。それを受けながら一緒につくるという感じで、やっていてすごく楽しいです。やっぱり好きな俳優さんとお芝居ができるっていうのは、それだけで痺れますね。
現場でもよく松山さんとお話しさせてもらっています。この間、僕がキャンプが好きという話をしたら、「ウィンくん、DIYをやったらいいよ」と勧めてくださって。松山さんって東京と田舎の二拠点生活をされていらっしゃるんですよね。田舎にいるときはご自分で農業もされていたりして、DIYにも詳しいんです。そっち系の知り合いも紹介するよって言ってくださって。僕も興味があったので、ちょっと勉強して、いずれキャンプ用のテーブルとか自分でつくってみたいな、なんて考えています。
松山さんって本当に面白い人なんです。もう随分長い間芸能界にいらっしゃるのに、ちゃんと地に足がついているというか、普通っぽいところがあって。でも、TikTokやYouTubeといった最新のネットのこともしっかり勉強されていて。ご自身が主演している映画のことをどうやったらもっといろんな人に知ってもらえるだろうって真剣に考えていらっしゃるんです。
もう何本も代表作がある方なのに、そういうレベルの人でもここまで宣伝について真剣に考えているんだなって刺激を受けたというか。一緒になると勉強になることがすごく多い。でも全然張り詰めたところはなくて、むしろ力の抜けているところが素敵だなって。まだまだ撮影は続くので、松山さんからもっといろんなことを教えてもらえたらなと思っています。

そして、『ふたりソロキャンプ』も3話まで放送されました。1クールに2本もドラマが、しかも1本は主演ドラマが放送されているなんて、僕の芸能人生でもなかなかないことなので、ありがたいなと思います。
毎回登場するキャンプ飯がどれもおいしそうですよね。僕も早速真似させてもらいました。2話で出てきた「ごろごろソーセージときのこのガーリック炒め」なんだけど、これが簡単につくれて、めっちゃおいしいんですよ。自分でキャンプに行ったときにつくってみたけど、最高でした!
キャンプものではあるんだけど、グルメドラマの要素もあるので、普段キャンプに行かない人が観ても結構楽しんでもらえるところはあるんじゃないかな。ドラマの中でレシピも紹介しているので、気になるメニューがあったらトライしてみてください。
こちらも放送終了後にTVerやNetflixで配信中です。テレビで観られない地域にお住まいのCREWはぜひ配信でチェックしてね。

あ、あと近況報告だけど、年末にSnow Manのライブに行ってきました! 康ちゃん(向井康二)がカッコよかったな〜。盛り上げるところは盛り上げて、見せるところはちゃんと見せる。康ちゃんのことを好きになるファンのみなさんの気持ちがよくわかるライブでした。
たぶん康ちゃんは自分に何が求められているのかわかっているんですよね。自分のことを客観視できる力がすごいなって。もちろん、自分のことだけじゃなく、周りを見渡す視野の広さも持っていて、メンバーのことはもちろん、一人ひとりのお客さんのこともちゃんと見ていて、誰も置いてきぼりにしないぞっていうサービス精神を感じた。
僕が現場で会ったのは俳優としての康ちゃんだけど、アイドルという自分の主軸となるステージに立っている康ちゃんを見られて良かったです。また『(LOVE SONG)』の取材で会えるのを楽しみにしてるね〜!
それでは、また2月に。
森崎ウィンでした!
★編集部より★
森崎ウィンさんファンクラブのほうでは、今週はダイアリーを更新!
プロフィール
森崎ウィン
1990年生まれ。ミャンマーで生まれ育ち、小学校4年生の時に来日、その後中学2年生の時にスカウトされ、芸能活動を開始。
2008年にダンスボーカルユニットに加入し、メインボーカルを担当。俳優としても様々な役を演じ活躍する中で、2018年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督の新作「レディ・プレイヤー1」で主要キャストに抜擢され、ハリウッドデビューを果たす。その後も数多くの映画やドラマに出演し、2020年に映画「蜜蜂と遠雷」で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞。主演を務めた連続ドラマ『本気のしるし』では釜山国際映画祭2021のASIA CONTENTS AWARDSにてBest Newcomer-Actor賞を受賞。その劇場版は第73回カンヌ国際映画祭「Official Selection2020」作品に選出。
また、ミュージカルの世界でも映画版『キャッツ』(20年日本公開)ではミストフェリーズ役の吹替えを担当。20年ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2で主演トニー役、21年ミュージカル『ジェイミー』(21年)で主演ジェイミー役を務めたほか、2022年に東急シアターオーブで開催予定のブロードウェイミュージカルの名作中の名作「ピピン」日本公演の単独主演、2023年には、ミュージカル『SPY×FAMILY』で主演のロイド役を務めるなど活躍中。
2020年、アジアから世界に発信するエンターテイナー“MORISAKI WIN”として7月1日に「パレード - PARADE」でメジャーデビュー。「パレード - PARADE」はスズキソリオバンディットCMソングに起用され、音楽配信チャート1位を獲得するなど話題に。5月26日には、1stアルバム「Flight」をリリースし、5つの音楽配信サービスで1位を獲得。2022年には、世界を意識した海外作家を起用したシングルのリリースを重ねる中、「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」の主題歌も担当し、アーティストとしても幅広い活躍を魅せる。
また、2018年より母国ミャンマーで観光大使を務め、現地でもドラマの主演やCMに数多く出演し圧倒的な知名度を誇る。
撮影/梁瀬玉実、文/横川良明、企画・構成/藤坂美樹、ヘアメイク/吉井めぐみ、スタイリング/岩田友裕、衣装協力/GARNI