森崎ウィン Aiming To Overseas

シンフォニックコンサート、ありがとうございました! 城田優くんと作るエンタメが大好き

月2回連載

第147回

こんにちは。森崎ウィンです。

シンフォニックコンサート、来てくれたCREWのみんな、ありがとうございました! 今回は来られなかったみんなもいつも応援ありがとうね。おかげで今日も僕は楽しくお仕事ができています。

せっかくなので今日はシンフォニックコンサートについてちょっと振り返ろうかなと思います。今回は、スペシャルゲストとして城田優くんが来てくれました。僕は優くんのつくるエンタメが大好きなんです。一緒にお仕事をしていて感じますが、優くんはとても視野が広い。表方でありながら自分で演出もして、あんなふうに広い視点から物事を見られる人は唯一無二なんじゃないかな。一人の先輩として憧れているので、そんな優くんに自分の手がけたコンサートを見てもらえたことがまずうれしかったです。優くん、忙しい中、時間をとってくれてありがとうございました!

今回、初めて僕がオーケストラ公演をプロデュースするということで、今の時代だからこそ問いかけたいメッセージというものをコンサートに込めさせてもらって。優くんもそれを感じてくれたみたいで、「ウィンがつくろうとしているものを感じた。本当にいいライブだった」と言ってくれました。たぶんあれはお世辞じゃなかったと思う。エンタメをつくる者同士、率直な感想をもらえて、それもまたうれしかったな。優くんとは動画も撮ったので、またタイミングを見てYouTubeにアップします。ちょっと時間がかかるかもしれないけど、楽しみに待っていてください。

オーケストラ公演という形態も、僕にとっては新たな挑戦。村上史昂さんの指揮と、グランドフィルハーモニック東京のみなさんによる演奏のおかげで、いつものライブとはまた違う、上質で贅沢な時間になったんじゃないかなと思います。

僕としても、普段ポップスを歌っているときとは全然違う感覚でした。リズムのとり方も違うし、一つ一つの言葉の粒を立てていくと言ったらいいのかな。きちんと言葉を届けるという意識で歌っていました。何より自分の声が裸のまま出ていくような感じがあるんですよね。ライブだとハモりが入ったりするけど、今回はソロ曲に関しては歌っているのは僕一人。自分の声一本で勝負をしなくちゃいけない。だからこそ、全部をさらけ出しているというか、自分の持っているものをすべてはぎ落とされているような感覚がありました。

この体験はすごい刺激的だったな。またこういうオーケストラ公演もやってみたいと思ったし、11月からのクアトロツアーに向けてギアも上がってきた。絶対にいいステージにするので、みんなぜひ遊びに来てね。待ってます!

シンフォニーコンサートではリハーサルのときにみんなから誕生日をお祝いしてもらいました。というか、今回は結構いろんな現場でお祝いしてもらったんですよね。ミュージカル『SPY×FAMILY』の稽古場でもお祝いしてもらって、コロムビアの人たちにも打ち合わせのときにお祝いしてもらったり、NHKの「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」のみなさんにも。あと、『(LOVE SONG)』のチームと康ちゃん(向井康二)にもお祝いてもらいました。35歳になって、こんなにお祝いしてもらえるなんて感無量です。それだけいろんな人たちと関わらせてもらっている証拠だと思うので、みなさんの期待を背負って、もっともっと頑張っていかなきゃなって気持ちが引き締まりました。

あ、康ちゃんからはバースデープレゼントでカメラをもらいました。康ちゃんもカメラをやっていて、『(LOVE SONG)』でよくそういう話をしていたんですよ。それで、わざわざ買いに行ってくれたらしくて。康ちゃんのそういう人に対する気遣いが本当に素敵だし、僕ももっと見習わなきゃなと思いました。今は『SPY×FAMILY』の稽古があって、なかなかゆっくり時間がとれないんだけど、『SPY×FAMILY』ではいろんな地域を回るので、そのときに康ちゃんからもらったカメラを一緒に持って行って、いろいろ撮ってみようかなと思っています。康ちゃん、ありがとうね!

『(LOVE SONG)』では、康ちゃんと一緒にたくさんの取材を受けさせてもらいました。雑誌の情報解禁もどんどん出てきているので、忘れずにチェックしてね。表紙祭、一緒に盛り上げてください!

それでは。

森崎ウィンでした!

★編集部より★
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プロフィール

森崎ウィン

1990年生まれ。ミャンマーで生まれ育ち、小学校4年生の時に来日、その後中学2年生の時にスカウトされ、芸能活動を開始。
2008年にダンスボーカルユニットに加入し、メインボーカルを担当。俳優としても様々な役を演じ活躍する中で、2018年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督の新作「レディ・プレイヤー1」で主要キャストに抜擢され、ハリウッドデビューを果たす。その後も数多くの映画やドラマに出演し、2020年に映画「蜜蜂と遠雷」で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞。主演を務めた連続ドラマ『本気のしるし』では釜山国際映画祭2021のASIA CONTENTS AWARDSにてBest Newcomer-Actor賞を受賞。その劇場版は第73回カンヌ国際映画祭「Official Selection2020」作品に選出。
また、ミュージカルの世界でも映画版『キャッツ』(20年日本公開)ではミストフェリーズ役の吹替えを担当。20年ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2で主演トニー役、21年ミュージカル『ジェイミー』(21年)で主演ジェイミー役を務めたほか、2022年に東急シアターオーブで開催予定のブロードウェイミュージカルの名作中の名作「ピピン」日本公演の単独主演、2023年には、ミュージカル『SPY×FAMILY』で主演のロイド役を務めるなど活躍中。
2020年、アジアから世界に発信するエンターテイナー“MORISAKI WIN”として7月1日に「パレード - PARADE」でメジャーデビュー。「パレード - PARADE」はスズキソリオバンディットCMソングに起用され、音楽配信チャート1位を獲得するなど話題に。5月26日には、1stアルバム「Flight」をリリースし、5つの音楽配信サービスで1位を獲得。2022年には、世界を意識した海外作家を起用したシングルのリリースを重ねる中、「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」の主題歌も担当し、アーティストとしても幅広い活躍を魅せる。
また、2018年より母国ミャンマーで観光大使を務め、現地でもドラマの主演やCMに数多く出演し圧倒的な知名度を誇る。

撮影/梁瀬玉実、文/横川良明、企画・構成/藤坂美樹、ヘアメイク/吉井めぐみ、スタイリング/岩田友裕、衣装協力/GARNI