Aを選んだアナタは
“ホラガイ”タイプ
ざっくばらんな性格でおおらかなアナタ。基本的に思いつき=ワンアイデアが光る人!
そんなアナタは型にはまらない生き方を求め、なかなか腰は重いですが思いついたらやらずにはいられない性分です。誰かに支持されるよりは、自分のインスピレーションを信じて直進すれば面白い出会いが。
そんなアナタにおすすめの映画は『マルセル 靴をはいた小さな貝』。アカデミー賞長編アニメ映画賞ノミネートの実写&ストップモーションアニメには斬新なアイデア満載。
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心理テストで今のあなたがまる分かり! 映画パーソナリティ伊藤さとり
毎月連載
第59回
この心理テストで分かること。真っ白なTシャツとは、誰にも手を加えられていないものであり、ゼロとも捉えられます。そんな身に付けるものを自分の手を使ってオリジナルにする作業からわかるのは、アナタの創造力とフットワークの軽さです。
Aを選んだアナタは
“ホラガイ”タイプ
ざっくばらんな性格でおおらかなアナタ。基本的に思いつき=ワンアイデアが光る人!
そんなアナタは型にはまらない生き方を求め、なかなか腰は重いですが思いついたらやらずにはいられない性分です。誰かに支持されるよりは、自分のインスピレーションを信じて直進すれば面白い出会いが。
そんなアナタにおすすめの映画は『マルセル 靴をはいた小さな貝』。アカデミー賞長編アニメ映画賞ノミネートの実写&ストップモーションアニメには斬新なアイデア満載。
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Bを選んだアナタは
“ヤドカリ”タイプ
好奇心旺盛で行動力もあるアナタ。興味を持ったらやらずにはいられない人で、規則というものが苦手な人です。
ただ少々、飽きっぽいので、好きなものが次から次へと変わる傾向があります。だからこそ凝り始めた時が勝負! その時に思いっきり学んで吸収することで独自のスタイルを構築すべし。
そんなアナタにおすすめの映画は『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』。人気シリーズの最終章で、興奮と発見の共に出会いを探しに冒険へ出るヤル気スイッチオン。
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Cを選んだアナタは
“アコヤ貝(真珠貝)”タイプ
人と違うものが好きなアナタ。自分の頭の中を具現化する才能を持っていて、それを形にする為に時間を費やすことを惜しまない人です。
ただし人に急かされることが苦手で、焦ると良い成果を生まないので要注意。オリジナリティ溢れるものを生み出し続ければ、見ている人から問い合わせがあるかも。
そんなアナタにおすすめの映画は『CLOSE/クロース』。カンヌ国際映画祭グランプリ&アカデミー賞国際長編映画賞ノミネートの傑作は人から見られる目による心の揺らぎ。
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Dを選んだアナタは
“ホタテガイ”タイプ
何かに夢中になれる才能を持ったアナタ。“好き”をとことん探求する人で、そこから独自の見解を生み出したり、独自のスタイルを見出す人です。
“好き”の為ならフットワークも軽くなり、結果的に“同じ好き”を持っている仲間が出来たり、同じ趣味の人に支持されたりもするので“好き”を貫くと吉。
そんなアナタにおすすめの映画は『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』。トム・クルーズが愛する新シリーズにはファンを驚かせるシーンだらけ。
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人生のヒントを教えてくれる『マルセル 靴をはいた小さな貝』
ユニークな発想、違う視点からの捉え方が、時に人の心を驚かせるという“感動”を生みだします。“貝”が主人公で、その子は靴を履いていて人間の暮らしの中に順応していて、人間とYouTubeを作るなんて発想は今まで見たこともない。
しかも実写とストップモーションアニメによるモキュメンタリー風映画だなんて、これこそ『マルセル』の生みの親ディーン・フライシャー・キャンプの創造力の賜物でしかありません。
結果、第95回アカデミー賞長編アニメ映画賞ノミネート、第50回アニー賞長編インディペンデント作品賞と脚本賞(長編)、声優賞(長編)を受賞。しかも、そもそもYouTubeにアップして累計5000万回再生というバズり方をした短編を映画化した、今や製作会社にプロットを売り込んでやっと映画化という、昔ながらのスタイルだけではない監督デビューのチャンスもあることを証明した作品でした。
それに映画を観て分かるのが人間キャストの少なさ。基本は、マルセルという体長2.5センチの貝の男の子と、監督でもあるディーン・フライシャーキャンプとの対話シーンの連続。そこにマルセルの祖母である貝のコニーと、以前の住人カップルが出てくるといった一軒家が主となる物語。
ほぼ家、もしくは庭で展開される内向的な世界観だから、象徴的な意味として“貝”を主人公にしたかもしれず、やがてマルセルがYouTubeを介して多くの人を知り、真の居場所である家族を求めて外に出るという小さな冒険を描いた“自分の殻を破る”お話になっています。
人はひとりでは生きていけず、なんだかんだ誰かに助けられながらご飯を食べて息をして生きている。それはマルセルの世界でも同じで、庭の食物も虫たちによって育つし、テニスボールの中に入って早急に移動したりと、目の前にあるものを使って生きるという“生活の知恵”を映画から教わります。これも映画が多くの人を惹きつけた理由で、スローライフという丁寧に自然を慈しみながら生きる美しさをスクリーンから味わう至福の90分になっています。
そんな生活の中で話し相手が突然、居なくなってしまったら……。これが何よりも生きがいを失うきっかけであると映画は伝えるように、マルセルの第二の人生の旅が始まるのです。
贅沢はしなくても、目の前にあることで知恵を絞ってやれることから始めてみたら、人は集まり目の前の世界はみるみるうちに変わっていく。そんな人生のヒントをマルセルの物語と監督のサクセスストーリーから知るのです。
『マルセル 靴をはいた小さな貝』
6月30日(金)公開
(C)2021 Marcel the Movie LLC. All Rights Reserved.
伊藤さとり(映画パーソナリティ)
映画コメンテーターとしてTVやラジオ、WEB番組で映画紹介の他、映画評論家として映画レビューを執筆。映画舞台挨拶や記者会見のMCもハリウッドメジャーから日本映画まで幅広く担当。TSUTAYA映画DJを25年務めた。