心理テストで今のあなたがまる分かり! 映画パーソナリティ伊藤さとり

【心理テスト】2024年が幸福になるためにすべき行動は? おススメ映画も診断!

毎月連載

第64回

【問題】
願いがひとつ叶うと言われるキャンディがこの中にひとつあるそうです。2024年の幸福を願う行事として、全人類の中であなたが選ばれました。一体、どのキャンディを選びますか?



この心理テストでわかること。それはあなたの来年度の幸福を招くアクションです。2024年がアナタにとって幸多い年になることを願う開運占いの結果はこちらです。

Aを選んだアナタの幸福を招くアクションは
“ボランティア活動”

熱い思いがみなぎっているアナタ。2024年のアナタは正義感が強くなる年なので、ボランディア活動が吉。自分と同じ志の仲間との繋がりで新しい自分が開花します。自分というより社会全体を見て発言する、もしくは他者の為に行動することでアナタの人間力もUPします。

そんなアナタにオススメの映画は、福原遥×水上恒司共演『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』。戦時中にタイムスリップした女子高生の思いから世界平和と日常の幸せを実感。

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Bを選んだアナタの幸福を招くアクションは
“自分探し”

前半はクールダウンのアナタ。2024年のアナタは疲れを癒すのがまずは先決。そこから徐々にエンジンがかかってきます。大衆の中よりもひとりで過ごす時間を大事にし、改めて自分探しを行うのが吉。今までとは違うアプローチをすることでアナタの意外な才能が開花します。

そんなアナタにオススメの映画は、台湾映画『赤い糸 輪廻のひみつ』。冥界のお仕事から現世での人との出会いと真実の愛を知るファンタジー。アクションシーンも刺激的で多幸感あり。

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Cを選んだアナタの幸福を招くアクションは
“「楽しい」をテーマに行動すること”

楽しいことを欲しているアナタ。2024年のアナタは自分はもとより、周囲の人を楽しませたい思いが生まれる年。気の知れた仲間を集めてイベントを開催したり、企画を練ることで、皆の居場所作りを行う人に。「楽しい」をテーマに行動すると人に喜ばれ、アナタの運気もUP。

そんなアナタにオススメの映画はディズニー100周年記念作品『ウィッシュ』。名曲「星に願いを」さながら、少女が皆の“願い”を叶える為に仲間と行動する物語は友達と観に行くのが吉。

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Dを選んだアナタの幸福を招くアクションは
“思い切ってイメージチェンジ”

より愛されることを願っているアナタ。2024年のアナタは更に自分磨きを行なっていくことで自信が付き、魅力UPとなる年。自分が理想とする人間になれるようイメージトレーニングをして、思い切ってイメージチェンジをしてみては? 大胆になることでアナタの本来の姿に。

そんなアナタにオススメの映画は『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』。とにかく美しいティモシー・シャラメのウォンカに夢中。世界観も夢のようで、アナタに喜びをもたらします。

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Eを選んだアナタの幸福を招くアクションは
“ラブ&ピースをテーマに生きること”

心の平穏を願っているアナタ。2024年のアナタはラブ&ピースをテーマに生きることで大吉に。たとえ自分が世界の中の小さなピースでも、アナタの存在に救われる人が必ずいます。来年はアナタの優しさがお返しのように戻ってくる出来事が。感謝の言葉の数だけ皆を幸せにします。

そんなアナタにオススメの映画は『PERFECT DAYS』。役所広司扮するトイレ清掃員の何気ない暮らしを見ているだけで驚くほど心洗われ、生きていることに感謝する傑作。作品自体に浄化効果。

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ディズニーが映画から願うこと。映画『ウィッシュ』が教えてくれること

『ウィッシュ』

世界中のクリエイターに影響を与え続けているディズニーの100周年記念作

ディズニー100周年記念映画『ウィッシュ』。1923年にウォルトとその兄ロイが子供に夢を与えるアニメーション・エンターテイメントを、と設立した「ディズニー・ブラザース・カートゥーン・スタジオ」。そこから生まれた『白雪姫』(1937)は、世界初のカラー長編アニメーションとして世界中で話題となりました。

その後、誕生した『ピノキオ』(1940)の曲「星に願いを」は、ディズニーを象徴する名曲として今も様々なアーティスにカバーされるなどしています。その他にも『バンビ』(1942)は日本を代表する漫画家・手塚治虫が何度も観て漫画化もした作品。このように世界中のクリエイターに影響を与え続けているディズニー・アニメーションの記念すべき新作となったのが『ウィッシュ』です。

『ウィッシュ』

夢を叶えるためにはどうすべきか?

そもそもディズニーは“夢と感動を”をテーマに、様々な物語を親子に向けて生み出して来たわけですが、“夢”って叶えるにはどうすべきか? という問題点を『ウィッシュ』ではファンタジーというスタイルで言及していきます。

『ピノキオ』の名曲「星に願いを」を実践してみた主人公の願いは、“囚われたみんなの夢”を解放すること。お願いしたから叶うのを待つのではなく、自分の力で叶えるのが本来、ディズニーが願うことだと言わんばかりの本作は、今まで“魔法”を頻繁に描いてきたディズニースタイルを打ち砕くような物語になっています。

『ウィッシュ』

ディズニーが目指す“多様性”。本作の世界にも様々な人が当たり前のように存在

けれど近年、ディズニーが過去の名作アニメを実写化し、ダイバーシティを目指して変換しているように、本作『ウィッシュ』の世界には様々な人が当たり前のように存在しています。それは言葉で説明せずとも視覚で“多様性”を映像化し、子供たちに自分の外見とは違う人も“当たり前”に存在する世界を願うスタジオの理念からだと察します。まさに世界に届ける映画だからという責任感あって作品制作。

もちろん100周年に相応しく、『白雪姫』や『バンビ』『ピノキオ』へのオマージュを感じるシーンが盛り沢山なのもディズニーファンにはたまらないポイント。個人的には、ひとりの老人の願いも未来の若者達に夢と希望を与えるというほんのちょっとのエピソードが、ウォルト・ディズニーの象徴だろうと読み取り、夢があるなと頬がほころびました。

『ウィッシュ』

『ウィッシュ』
12月15日(金)公開
(C)2022 Disney. All Rights Reserved.

プロフィール

伊藤さとり(映画パーソナリティ)

映画コメンテーターとしてTVやラジオ、WEB番組で映画紹介の他、映画評論家として映画レビューを執筆。映画舞台挨拶や記者会見のMCもハリウッドメジャーから日本映画まで幅広く担当。TSUTAYA映画DJを25年務めた。