心理テストで今のあなたがまる分かり! 映画パーソナリティ伊藤さとり

【心理テスト】アナタが夢を掴む方法は? 戦略をスポーツに例えて教えます!

毎月連載

第91回

映画パーソナリティーであり心理カウンセラーでもある伊藤さとりさんによる心理テストです。

【問題】
まだ会ったこともないものの、やりたい仕事関係の人と連絡が繋がったアナタ。それはあなたにとって絶対に掴みたい仕事です。セッティングをするのにどんな方法を選びますか? この中から選んでください。

気になる診断結果は?

この心理テストでわかること、それはアナタが夢を掴む方法であり、アナタなりの戦略をスポーツに例えたらなんなのかをお伝えします。さっそく診断!

Aを選んだアナタは
“「ピンポン」で必勝タイプ”

とにかく行動が早く、トークに自信があるアナタ。

人との距離の縮め方も上手く、会ってしまえば大体気に入られるタイプです。そのフットワークの軽さとフレンドリーさで、人の心に入っていく天才です。きっとアナタのことなので、別れた後に、書類と共にお礼のメールをすることでしょう。ただし、用心深いタイプや几帳面なタイプには、しっかりとした文章でないと誠実さが伝わりづらいかも。

そんなアナタにオススメの映画は『プロジェクト・ヘイル・メアリー』。中学校の科学教師にライアン・ゴズリングが扮し、地球の危機に挑む。知識と行動力が世界を平和にすると学べるアナタ向け作品。

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Bを選んだアナタは
“「野球」で必勝タイプ”

程良い気遣いで、相手に気を遣わせるのを嫌うアナタ。

重く捉えられるのを嫌い、相手の負担にならないことを大切にしているタイプです。まずはボールを投げる手法を取り、相手のその後の出方で臨機応変に動く人です。きっとアナタのことなので手土産も用意して行くことでしょう。ただし、相手が忙しい人だと忘れられてしまう可能性もあるので、程良いタイミングで状況伺いの電話を入れればOK。

そんなアナタにオススメの映画は『ブルームーン』。実在した作詞家の嫉妬と不安による会話劇では、イーサン・ホークの怪演にも注目。言葉選びの凄さを学び、相手との距離感についても分かるシニカルな人間ドラマ。

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Cを選んだアナタは
“「将棋」で必勝タイプ”

ちょっと怖がりで、相手の様子を見てしまうアナタ。

気遣いのつもりが、相手にとってはスケジュールを確認し、何往復かのメールのやり取りを要するので、逆に負担を与えてしまうタイプです。じっくりゆっくり急がないスタンスも良いのですが、チャンスはそう待ってはくれません。アナタがやりたい仕事を他の人が取って行ってしまう可能性も。最初の一手はとにかく自ら候補日出しをしてね。

そんなアナタにオススメの映画は『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』。とにかく夢を掴む為ならなんでもする。ティモシー・シャラメ扮する前のめりな主人公から情熱をもらい、好きに向かって前進を。

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Dを選んだアナタは
“「オセロ」で必勝タイプ”

先に手の内を見せるように脇を固めていくアナタ。

急がないけれどこちらの意向を先に伝えておくという考えは、コンビニエンスでいいかもしれません。なぜなら会った時に相手は答えを用意できるから。ただしその場合、アナタの人物像が紙面での記号として認識されてしまうので要注意。アナタが誇れる学歴を持っているなら有効ですが、そうでない場合はメールでさらりと会ってディープに。

そんなアナタにオススメの韓国映画は『しあわせな選択』。突如、仕事を失ったイ・ビョンホン扮する男が倍率の高い仕事をどう掴むか、究極の選択で綴る狂った愛の物語はブラックユーモアとロマンチックが満載。

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ティモシー・シャラメはダサくても魅力的!『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』

『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』

ティモシー・シャラメは、やっぱり演技が面白い。

『君の名前で僕を呼んで』(2017)、『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021)なんか特に、役でどこまでも美しくなれるのも、彼が俳優として際立つ能力のひとつだとは思うのです。けれどビジュアルだけでは約2時間の物語を牽引できない。その役にしっかりと感情を注入することで、観客は好奇心から物語の先を観たくなるのだから、なにより興味深いキャラクターを作り上げることが大事。

そんなわけで本作『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』は、これでもかというくらいティモシーがややダサい姿でスクリーンに姿を現し、ギラギラと目を輝かせながら前のめりで欲望を見せつけ、ビッグになること、勝つことだけに闘志を燃やしていくのです。

『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』

しかも強気な発言で、よく見るとカッコいいから騙される人もまぁまぁ登場。まさに出会っちゃいけないタイプとはこういう人のことを示す。それほどまでに自分勝手なのだけれど、スクリーンの外側から見ていると、絶体絶命だらけでヒヤヒヤしながら気になって仕方がない。やたらと逃げ回り、叫びまくり、とにかく感情的な作品なのに、なんだか不思議な魅力を放つ主人公。

『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』

確かに一生懸命な人は輝いて見えるし、汗をかきながら頑張る姿は応援したくなる。だってこの映画のティモシーはピンポンで世界一になろうと奮闘しているわけで、物語のテンポ同様、卓球は忙しいスポーツなわけです。そう考えると人生はピンポンと言いたくなるくらい、映画でも激しい会話のやり取りが繰り広げられます。しかも彼の宿敵は我らが日本の選手!ここも私たちならではのワクワクポイントでしょうよ。

『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』

ちなみに実在したアメリカ人卓球選手マーティ・リーズマンの人生から着想を得たという本作。フライパンを使ったピンポン芸のシーンなどどうやら本当だったそうな。アメリカで卓球がメジャースポーツではなかった時代。お金はないが口と行動で夢を掴んでいった男の出世物語は、エンドロールで流れるティアーズ・フォー・フィアーズの「ルール・ザ・ワールド」によりなんだか清々しささえ感じるのです。

『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
3月13日 (金) 全 国 公 開
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プロフィール

伊藤さとり(映画パーソナリティ/映画評論家)

映画コメンテーターとしてTVやラジオ、WEB番組で映画紹介の他、映画評論家として映画レビューを執筆。映画舞台挨拶や記者会見のMCもハリウッドメジャーから日本映画まで幅広く担当。TSUTAYA映画DJを25年務めた。

「ひるおび」(TBSTV)「newsおかえり」(ABCTV)で映画解説レギュラー。他にも「あさイチ」(NHKTV)「めざましテレビ」(CXTV)の映画特集で解説。「ぴあ」「otocoto」「LANDOER」で映画評やインタビューの連載を持つ。

さらにYouTubeチャンネル「新・伊藤さとりと映画な仲間たち」では俳優対談を定期的に配信し、カンヌ国際映画祭他への取材も行っている。心理カウンセリングの資格から心理テスト制作の他に、心理分析で映画を読み取ることもしている。様々な映画賞の審査員を務め、映画界のジェンダーバランスを考え、女性記者映画賞を立ち上げる。