心理テストで今のあなたがまる分かり! 映画パーソナリティ伊藤さとり

【心理テスト】アナタの心に潜んだ闇の存在は? おススメ映画も診断

毎月連載

第96回

映画パーソナリティーであり心理カウンセラーでもある伊藤さとりさんによる心理テストです。

【問題】
夢の中でアナタは絶体絶命の状況になっています。目の前には大きくて真っ黒な人間が。背後には自分が愛する存在。さてアナタは夢の中でどんな行動をとっていると思いますか?
以下の中から選んでください。

気になる診断結果は?

この心理テストで分かること。それはアナタの心に潜んだ闇の存在です。果たしてその存在は何者なのか?さっそく診断!

Aを選んだアナタは
“旅人 ”

アナタの内面に眠っているのは、平和を願う旅人です。精神的に傷つくことを嫌い、無駄な戦いはせずに逃げることも大事であると考える人。自分を大事にしてくれる人との人生を選んで歩んでいく人なので、恋愛はもちろん、仕事でも自分を評価してくれる人の要望に応えます。嫌になったら相手をシャットアウト。その速さもアナタ自身の心を守る為なので、「すぐ逃げる」と言われても仕方がないこと。運命の人と思ったらとことん付き合うことは覚悟しているはず。

そんなアナタにオススメの映画は『ドラマなふたり』。ゼンデイヤとロバート・パティンソンが結婚間近のカップルに扮し、自身の内面と向き合うラブスリラー。真実の愛とはなんなのか。映画から自分と向き合ってみては?

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Bを選んだアナタは
“戦士 ”

アナタの内面に眠っているのは、戦闘モードの戦士です。曲がったことが嫌いで人一倍勇気もあるので、仕事においても切込隊長になっているはず。好き嫌いもはっきりしているので「この人だ!」と思った人には心を開いて関係を築いていく人です。なので人間関係でも無駄に傷つくこともありますが、挫けそうになってもアナタは必ず立ち上がる人。ついでに言うと、傷つけてきた相手に意見を述べる後腐れのなさも魅力です。「鉄の心臓」と言われてもそれが武器。

そんなアナタにオススメの映画は『グレイ・ミッション』。ヘンリー・カヴィルとジェイク・ギレンホール共演、ガイ・リッチー監督のクライムアクションは、刺激を求めるアナタのアドレナリンを刺激しまくるはず。

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Cを選んだアナタは
“女神 ”

アナタの内面に眠っているのは母性たっぷりの女神です。愛する者を守る為なら自分の命をも差し出す強き人であり、優しい人です。きっとアナタは好きになったらその人の為になることを惜しみなくやる人であり、絶対的な味方になる人。アナタに愛される人は間違いなく幸せになります。ただしその人の為に魂をすり減らしすぎて「尽くしすぎ」と言わるかもしれませんが、アナタが幸せならそれでいい。軸はアナタなのでアナタの判断で選択している人生だから。

そんなアナタにオススメの映画は『左利きの少女』。ショーン・ベイカーの右腕ツォウ・シーチンの監督が描く台湾が舞台の女性家族の物語。愛する娘を守る為だけに生きる女性たちの生きづらい世界に胸が熱くなる。

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Dを選んだアナタは
“子ども ”

アナタの内面に眠っているのは小さな子どもです。どこかで自分自身を弱い人間だと認めているのと、死への恐怖を持っているのでむしろ生存本能が一番強い人です。アナタはきっと自分はひとりでは生きていけないと思っているので、自分を受け入れてくれる誰かを探し出しているかもしれません。そんなアナタが選ぶ人は強く愛溢れる人。人を見る目があるのがアナタの武器でもあります。「弱い」と言われてもそれは「強さ」。弱さを知っている人は強いのです。

そんなアナタにオススメの映画は『平行と垂直』。安田章大企画主演の物語は、社会的マイノリティになってしまう兄と彼の面倒を見る妹の自立の物語。弱くて優しい眼差しが強さになった時、涙が止まらないはず。

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伊藤さとりの今月のオススメ心理映画

人間心理の嫌な部分を集めた究極のラブストーリー『ドラマなふたり』

『ドラマなふたり』

『ヘレディタリー/継承』や『ミッドサマー』など、悪夢的な映画を生み出し続けるアリ・アスター監督がプロデュースを手がけた作品となればどれだけ恐ろしいのだろうと期待したら、今まで味わったことのない霊的なモノではない脂汗を流すような感覚を味わいました。それが映画『ドラマなふたり』です。

言語化するなら鑑賞後に強い不安を味わうという新感覚スリラーという言葉が的確か?!監督・脚本・編集を手掛けるクリストファー・ボルグリの前作『ドリーム・シナリオ』も目覚められない白昼夢を見ているような作品だったけれど、今作は視覚的な不安や恐怖ではなく内面的な絶体絶命という誰にでも当てはまりそうな人間心理を究極の愛のカタチから描いた作品。

『ドラマなふたり』

その主人公がゼンデイヤというのも面白いキャスティング。確かに彼女の力強い瞳は吸引力を持ちながら一筋縄ではいかない女性像にピッタリ当てはまるし、ロバート・パティンソンは、前作『DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ』のようななんとも頼りづらさを秘めた人間臭さを全身に漂わせた男を演じさせたら、現時点で天下一品かもしれない。

小さな“意地悪”がここまで人生を狂わすとは!

そんなふたりが演じた男女が惹かれあって一気にゴールインかと思いきや、友達との飲みの席での会話で過去の罪深い話をした時点で、真実の愛だと思っていた感情が揺らぎ始めるという展開は、現実世界でもよくある話。なのにここまで恐ろしい物語に昇華されてしまうとは。

『ドラマなふたり』

更にゼンデイヤ演じる主人公の人生を脅かす存在となる友人役のアラナ・ハイムの不安定な演技がとにかく恐ろしい。過去の過ちは許されるのか。というより犯していない罪でも想像する時点で人間性を問われるのか? それにしてもほんの少し相手のことが嫌になって否定的な発言をしただけで相手に恨まれる描写には、背筋が寒くなりました。だれもが一度はしたことがあるかもしれない小さな陰口。この小さな意地悪が人生を狂わすとは。あぁなんて恐ろしい映画なのでしょう。くわばらくわばら。

『ドラマなふたり』
8月21日 (金) 全 国 公 開
(C)2026 Dramatic Movie Rights LLC. All Rights Reserved.

プロフィール

伊藤さとり(映画パーソナリティ/映画評論家)

映画コメンテーターとしてTVやラジオ、WEB番組で映画紹介の他、映画評論家として映画レビューを執筆。映画舞台挨拶や記者会見のMCもハリウッドメジャーから日本映画まで幅広く担当。TSUTAYA映画DJを25年務めた。

「ひるおび」(TBSTV)「newsおかえり」(ABCTV)で映画解説レギュラー。他にも「あさイチ」(NHKTV)「めざましテレビ」(CXTV)の映画特集で解説。「ぴあ」「otocoto」「LANDOER」で映画表やインタビューの連載を持つ。

さらにYouTubeチャンネル「新・伊藤さとりと映画な仲間たち」では俳優対談を定期的に配信し、カンヌ国際映画祭他への取材も行っている。心理カウンセリングの資格から心理テスト制作の他に、心理分析で映画を読み取ることもしている。様々な映画賞の審査員を務め、映画界のジェンダーバランスを考え、女性記者映画賞を立ち上げる。