山本益博の ずばり、この落語! お気に入りの落語、その二十『中村仲蔵』ー後世まで受け継がれる、忠臣蔵「斧定九郎」を産み出したいきさつ 毎月連載 第46回 22/4/8(金) シェア ツイート (イラストレーション:高松啓二) アプリで読む 私がはじめて『中村仲蔵』を聴いたのは、八代目の林家正蔵(後の彦六)の高座で、ゆったりとした口調で話す芝居噺のような、歌舞伎役者の芸談の趣だった。40年ほど前のことである。他にも、三遊亭円生、金原亭馬生、古今亭志ん朝などが自分のレパートリーに取り入れていたが、なぜか聴く機会を逸してしまった。 続きをアプリで読む 続きをアプリで読む 次のページ 次のページ