Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

立川直樹のエンタテインメント探偵

「ブルーは目に見える闇の色」ー金沢21世紀美術館のコレクション展でハートを鷲掴みにされた言葉。本当に行ってみなければわからないということを実感した素晴らしい作品群のことなど。

毎月連載

第80回

撮影/宮澤正明 宮澤正明写真展「石川を撮る」から

朝日新聞の2月8日付の「折々のことば」で鷲田清一さんが1960年代トリュフォーやゴダールと言った異能の監督たちが切磋琢磨していたパリで映画の買い付けに奔走していた映画評論家の秦早穂子さんの「記憶というのはそこに何かがあるからで、決してノスタルジーではない」という言葉を紹介していた。その“何か”に魅かれるが故10代の半ば頃から、新聞や雑誌を切り抜き、また物を捨てることができないので、今や大変なことになっているが、そうした“何か”というのはふとした時にスーッとつながっていくのがとてもおもしろい。