ザ・スリー・ディグリーズのレコーディングをしているスタジオにCBSソニーの白川隆三さんが遊びにきたことがあった。そこで、今度新人の女の子をデビューさせることになったから詞を書いてくれないかって言われたんだ。どうも、筒美京平さんが僕を推薦してくれたみたいだった。同じ時期にザ・スリー・ディグリーズの日本国内盤を、かたや僕は細野さんと英語バージョンを、かたや白川さんと筒美さんは日本語バージョンをやっていた中でのオファーというのは、話としてはできすぎているような感じもあるのだけど、僕としてはそうしたつながりは偶然だとは思わない。