亀田誠治 亀の歩み

僕のサウンド

毎週連載

第6回

25歳の時だった。アイドル・グループCoCoの楽曲コンペで僕の作った曲が通った。そしたら、アレンジもやってみない?と言われて、やらせてもらえることになった。レコード会社はポニーキャニオンで、当時ヒット曲を連発していた勢いのあるチームだった。だから余裕があったのかもしれない。とにかく若くて面白そうな作曲家やアレンジャーと一緒に新しいことをやってみたいという空気にあふれていた。僕はそこでチャンスをもらったわけだ。