ルーカス、コッポラらが音響の重要性を語る 『ようこそ映画音響の世界へ』予告編&場面写真公開
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8月28日公開のドキュメンタリー映画『ようこそ映画音響の世界へ』より、予告編と場面写真が公開された。
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本作は、“音”が映画にもたらす効果と重要性に迫っていくドキュメンタリー。ジョージ・ルーカス、スティーヴン・スピルバーグ、ソフィア・コッポラ、デヴィッド・リンチ、ライアン・クーグラー、アン・リー、クリストファー・ノーランといった映画監督たちや、『スター・ウォーズ』などを手がけたベン・バート、『地獄の黙示録』などで知られるウォルター・マーチ、『ジュラシック・パーク』などに携わったゲイリー・ライドストロームといった映画音響界のレジェンドをはじめとした、その道のスペシャリストたちへのインタビューが収められる。
1927年に初めてのトーキー映画『ジャズシンガー』が誕生以降、映画音響は今現在も日々発展し続けている。そんな映画音響の進化において大きな偉業を残した『キング・コング』『市民ケーン』『鳥』『ゴッドファーザー』といった往年の傑作から、第91回アカデミー賞で最多ノミネートされたことでも注目を集めた『ROMA/ローマ』や、今年続編が公開されることでも話題の『ワンダーウーマン』といった近年のヒット作の映像をふんだんに使って、知られざる映画音響の歴史を紹介。また、裏方として名作映画を支えてきた音響技術者たちが、オーソン・ウェルズやアルフレッド・ヒッチコックがもたらした革新、ビートルズが映画音響に与えた影響、『スター・ウォーズ』のチューバッカやピクサーアニメの人気キャラクターたちが生き生きとして見える秘密など、実際の創作と発見にまつわる貴重な体験談を語る。
公開された予告編は、『地獄の黙示録』のワンシーンからスタート。『スター・ウォーズ』や『ブラックパンサー』など数々の名作映画の中でも音が印象的なシーンの映像とともに、「音は感情を伝える」と語るルーカスや「(音は)映画を左右する」とコメントするコッポラら著名な映画監督の姿が。さらに、名作映画を支えてきた音響技術者らが映画音響の重要性を語る姿が映し出される。
場面写真では、実際の録音の様子や、音響技術者、登場する著名人たちの姿が切り取られている。 (文=リアルサウンド編集部)