「スパイの妻」黒沢清がWeb番組に出演、教え子・濱口竜介&野原位との仕事語る
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黒沢清
本日10月16日に封切られた「スパイの妻」で監督を務めた黒沢清が、Web番組「活弁シネマ倶楽部」に出演。現在、同番組がYouTubeで公開されている。
太平洋戦争前夜の兵庫・神戸を舞台に、満州で恐ろしい国家機密を知ってしまった貿易商・福原優作とその妻・聡子の姿を描く本作。高橋一生が優作、蒼井優が聡子を演じた。第77回ヴェネツィア国際映画祭では、黒沢が銀獅子賞(監督賞)を受賞。黒沢のほか、東京藝術大学大学院で彼の教え子だった濱口竜介と野原位が共同で脚本を担当している。
今回は「活弁シネマ倶楽部」2周年記念を祝した特別番組第1弾。濱口、野原との仕事について黒沢は「どちらかというとこれまでは、僕が彼らを引き入れる形でした。ですが本当に皆さん偉くなられて……仕事をくれるようになりました。いい教え子を持ったなと……」としみじみと語り、「僕としても彼らとはやりやすいですし、彼らも彼らで、ある種の気安さがあるんでしょうね」と述懐した。
「スパイの妻」は東京・新宿ピカデリーほか全国で公開中。
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