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ラトビアの新進クリエイターが1人で制作、3年半費やした長編アニメ「Away」公開

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「Away」ポスタービジュアル

ラトビアのクリエイター、ギンツ・ジルバロディスが3年半の歳月を掛けて作り上げた長編デビュー作「Away」が公開決定。ポスタービジュアルと予告映像が到着した。

本作は飛行機事故で島に不時着した少年が、さまざまな土地をオートバイで駆け抜ける旅を描く長編アニメーション。全編セリフがなく、ジルバロディスの個人的な思いが哲学的なメタファーによって込められている。

8歳からアニメを作り始めたジルバロディスは、手描きアニメーション、3Dアニメーション、実写など、さまざまな手法で7本の短編映画を制作してきた。日本のアニメーションにも幼少期から触れ、影響を受けてきたという。本作では製作、監督、編集、音楽をすべて1人で担当。各映画祭で高い評価を獲得し、アヌシー国際映画祭では実験性・革新性のある長編作品を対象とするコントルシャン賞で初代グランプリに輝いた。第6回新千歳空港国際アニメーション映画祭では、長編部門の審査員特別賞を受賞している。

日本の観客に向け、ジルバロディスは「私にとって非常に個人的な映画なので、世界中の観客に本作が届けられたことを知って、私はとても恐縮しつつ興奮しています。私に多大な刺激を与えてくれた場所、ここ日本で公開されることを本当にうれしく思っています」とコメントした。YouTubeでは本作の予告編が公開中だ。

「Away」は12月11日より東京・新宿武蔵野館ほか全国順次公開。大阪テアトル梅田で2021年1月、京都・出町座と愛知・名古屋シネマテークでも近日公開される。

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