ウーバーバッグを背負いガラス工芸店に入るタカシの物語で駅前初進出、劇団「地蔵中毒」
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劇団「地蔵中毒」無教訓意味なし演劇 vol.12「おめかし、鉄下駄、総本山〜削ればカビも大丈夫〜(村の掟、全無視 Edition)」チラシ表
劇団「地蔵中毒」無教訓意味なし演劇 vol.12「おめかし、鉄下駄、総本山~削ればカビも大丈夫~(村の掟、全無視 Edition)」が11月12日から15日まで、東京・駅前劇場にて上演される。
2014年に旗揚げされた劇団「地蔵中毒」は、自らを“無責任エンターテイメント集団”と名乗っている劇団。彼らの第12回公演「おめかし、鉄下駄、総本山~削ればカビも大丈夫~(村の掟、全無視 Edition)」では、5月に公演中止となった作品を“村の掟、全無視 Edition”として上演する。“ガラス細工と自分との距離感がつかめない病”を患うタカシは、新しく買ったウーバーバッグを背負いながらガラス工芸店へと入ってしまい……。
作・演出を務める大谷皿屋敷は、「奇しくも、このタイミングで、初の駅前劇場進出となりました。駅前劇場史上、最もどうでもいい公演になるよう善処していきます。感染症対策も徹底致しますが、ご来場は無理をせず。ホント、マジで、どうでもいいことしかしないので」と思いを語っている。
なお、14日19:00開演回と15日17:00開演回がStreaming+にて生配信される。アーカイブは配信開始時より24時間視聴が可能だ。
大谷皿屋敷コメント
自粛期間中の最大の収穫は何か?と問われれば、「『おどるポンポコリン』の2番の歌詞を知れたこと」と答えざるを得ない。
有名な1番の歌詞「いつだって忘れないエジソンはえらい人」の虚無感もさることながら、2番の歌詞「いつだって迷わないキヨスクは駅の中」のメッセージ性の皆無加減には、尊敬の念すら抱く。
キャッチーなメロディに乗せて、「わざわざ伝えなくていいこと」を、「わざわざ伝える」その姿勢は、我々が目指してきた境地であり、到達しなくてはいけないゴール地点である。
世界中が混乱し、ともすれば「キヨスクは駅の中」的な発言が排除されつつある今、我々に出来ることは、「キヨスクは駅の中」的な発言の塊を虚空に投げ続け、「必要性のなさ」の「必要性」を伝えることではないか。
夜中の3時頃に、「キンタマに吊るしてもギリ耐えれそうな重さの物」について、真剣に議論したりするあの時間、どう考えても必要でしょ。
奇しくも、このタイミングで、初の駅前劇場進出となりました。駅前劇場史上、最もどうでもいい公演になるよう善処していきます。感染症対策も徹底致しますが、ご来場は無理をせず。ホント、マジで、どうでもいいことしかしないので。
劇団「地蔵中毒」無教訓意味なし演劇 vol.12「おめかし、鉄下駄、総本山~削ればカビも大丈夫~(村の掟、全無視 Edition)」
2020年11月12日(木)~15日(日)
東京都 駅前劇場
作・演出:大谷皿屋敷
出演:かませけんた、三葉虫マーチ、東野良平、hocoten、立川がじら、鈴木理子、フルサワミオ、佐藤一馬、佐々木タケシ、阿比留丈智、川舩晃平、ごどう、田中渚、神谷圭介
映像出演:関口オーディンまさお、うちやまきよつぐ