映画『PLAY 25年分のラストシーン』冒頭映像&大九明子らのコメント到着
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©2018 CHAPTER 2 - MOONSHAKER II - MARS FILMS - FRANCE 2 CINÉMA - CHEZ WAM - LES PRODUCTIONS DU CHAMP POIRIER / PHOTOS THIBALUT GRABHERR
映画『PLAY 25年分のラストシーン』の冒頭映像が到着した。
11月6日から公開される同作は、フランス・パリを舞台に、1990年代から2010年代までのホームビデオの映像をつないで振り返る手法を用いて、主人公がJamiroquai、Oasis、レニー・クラヴィッツ、アラニス・モリセットらの楽曲と共に人生を「PLAY」していく作品。38歳のマックスが、13歳から25年にわたってビデオカメラで撮り続けた自身を振り返り、新たに「映画」のラストシーンを準備する様を描く。マックス役にコメディアンのマックス・ブーブリルがキャスティング。監督をアントニー・マルシアーノが務めた。
公開された映像にはblink-182“What's My Age Again?”、Spin Doctors“Two Princes”を使用。38歳のマックスが重大な決意を前に25年間撮りためた映像を振り返り始めるシーンを捉えたもの。テープが散乱した部屋や、マックスが「改めて振り返ってみよう。今日は特別な日だから、最初から再生する」と語る姿、13歳のマックスが撮影した家族の団欒の様子などが映し出されている。
今回の発表とあわせて、アントニー・マルシアーノ監督、大九明子、加藤紀子、伊藤さとり、中井圭、松崎健夫のコメントが到着。さらに「あなたの青春プレイリストは?」ハッシュタグキャンペーンが11月1日まで実施されている。配給のシンカの公式Twitterアカウントをフォローし、「#Playあの頃」をつけて思い出の楽曲とエピソードを投稿すると全国特別鑑賞券などが抽選でプレゼントされる。
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アントニー・マルシアーノ監督のコメント
僕が作ったこの『PLAY 25年分のラストシーン』という作品は、この年齢になったらもう二度とできないことを、もう一度体験したいと思って作りました。初恋、家族や仲間との話、18歳や20歳の時のバカンス、それ以外にも1998年のフランスワールドカップや2000年のミレニアムパーティなどの思い出……自分の人生のたくさんのそういう時をもう一度体験してみたかった。みんなにもこの体験をしてほしくて、それでビデオを撮っている主役の立場で(主役の目線で)観られるように作りました。そうすることで、各人が自分自身の人生をもう一度振り返ることができるようになると思ったからです。
この映画を観ると、皆さんも自分の人生を振り返れるのではないかと思います。ぜひこの映画を観て、泣いたり、笑ったり、人生について考えてくれたらうれしいです。大九明子のコメント
マックスと一緒に25年。贅沢な映画ですね。知らず知らず、自分にとって大事な人の幸せを祈るような気持ちで観ていた、そしたら涙がこみ上げた。マックスが幸せなら、私も幸せです。
加藤紀子のコメント
忘れてしまいたい青春の記憶と消えてはくれない時間の記録。25年分の動くアルバムは間違いなく、一生の宝。薄ぼんやりして過ごしたあの昔をやり直せたら・・と大人になってふと思うことがあるけど、映画を見終えた後では、その瞬間は間違いなく猛烈に生きていて、だからこその今があるのかも・・そう気づけたような。
パリでの語学留学中、NOKIAの携帯(劇中と同じタイプ)使ってたなあ・・なんてことも思い出しつつ。伊藤さとりのコメント
映画から再生ボタンを押されたように私たちの青い青春が音楽と感情で溢れ出す、くすぐったい高揚感がたまらない。
中井圭のコメント
主人公のカメラが捉える被写体は、彼の目線の先にある。言葉は裏腹で頼りなくとも、無意識の想いをカメラは見逃さない。主観撮影という演出が、言外の不器用な感情を器用に映し出す。
松崎健夫のコメント
映像は思い出を視覚化させるが、見えない心の内を記録することは難しい。しかし、撮影者の“想い”は不思議と映像に刻まれるようだ。何気ない映像に初めて“彼女”が登場する姿。観客は“想い”を悟り、やがて愛おしくなるからだ。