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『おらおらでひとりいぐも』大島依提亜ディレクションのポスター3種公開

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CINRA.NET

©2020「おらおらでひとりいぐも」製作委員会

映画『おらおらでひとりいぐも』のイラストポスターが公開された。

若竹千佐子が63歳で『第54回文藝賞』『第158回芥川龍之介賞』を受賞したデビュー小説『おらおらでひとりいぐも』をもとにした同作。1人暮らしをする75歳の「桃子さん」が、図書館の本を読み漁るうちに約46億年の歴史に関するノートを制作し、万事に問いを立ててその意味を探求するようになる姿や、「桃子さん」の孤独な生活が現在と過去を行き来して賑やかな毎日に変わっていく様などが描かれる。2人の子供を育て上げた後、夫に先立たれた主人公・75歳の桃子さん役に田中裕子、「娘の時代」「妻の時代」の桃子さん役に蒼井優がキャスティング。沖田修一がメガホンを取った。公開日は11月6日。

イラストポスターは、同作のメインポスターのデザインを手掛けたグラフィックデザイナー・大島依提亜が自らイラストレーターを選定し、切り口や構図、イメージを相談しながら制作。大島依提亜のディレクションのもと参加したイラストレーターは高橋将貴、石黒亜矢子、丹地陽子の3人。高橋将貴、石黒亜矢子のポスター内に描かれているマンモスは、桃子さんが持ち歩くノートに登場するもので、若竹千佐子のお気に入りモチーフとなる。3種のイラストポスターは、ムビチケ購入者向けのプレゼントとして展開。詳細はキャンペーンページで確認しよう。

大島依提亜のコメント

“一人暮らしの老人”の脳内とお茶の間とその言葉のイメージを軽々と飛び越え/飛び出したまさかのエンタテイメント展開の底抜けの楽しさこそ、まさしくお茶の間ではない劇場で、そして“みんなで”味わって欲しい映画です。

高橋将貴のコメント

生きていくことのミクロとマクロに、あたたかい眼差しを向けたとても素晴らしい映画で心打たれました。
大島依提亜さんはいつも映画に対する真摯な愛情をもってコラボポスターをデザインされており、今回この映画で自分も参加できたことが大変うれしいです。作品の持つ不思議な魅力がマンモスの絵で楽しく伝わればと思い筆を運びました。

石黒亜矢子のコメント

急にぼんやりとしたりハッとしたり笑ったり辛くなったり泣かされたり。現実と白昼夢の世界を行ったり来たりして、最後は妙に爽やかな気分と共に「今を生きる」という事を考えさせられました。観られた皆様の感想がすごく聞きたい映画です。
そして今回の大島依提亜さんとコラボレーションさせていただいたこちらの映画ポスターは、大変楽しく、でもとても緊張しながら描きました。

丹地陽子のコメント

歳を取るのは悪いことじゃないし怖くもないんじゃない?と思わせてくれた素敵な映画です。キャストの皆さんも素晴らしかったです。鑑賞後の余韻をたくさんの人に味わって欲しいと思いました。
大島依提亜さんが手がけられた映画のパンフレットやポスターにずっと憧れを抱いていたので、今回のご依頼は大変嬉しかったです!