綾野剛と北川景子が居酒屋で焼き鳥を奪い合う 『ドクター・デスの遺産』本編映像公開
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11月13日に公開される綾野剛と北川景子の共演作『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』の本編映像が公開された。
本作は、130人もの患者を安楽死させた実在の医師をモデルに描かれた、中山七里のクライム・サスペンス小説を実写映画化するもの。「苦しむことなく殺してさしあげます」。連続殺人犯ドクター・デスは、ある闇サイトで依頼を受け、人を安楽死させる。しかし、被害者遺族はドクター・デスに感謝し、嘘の証言で守る。ドクター・デスは猟奇殺人犯なのか、救いの神なのか。犬養と高千穂は、この連続猟奇殺人犯に挑む。
主人公の警視庁捜査一課の敏腕刑事・犬養隼人役で綾野が主演を務め、バディを組む冷静沈着な女性刑事・高千穂明日香を北川が演じる。監督を務めるのは、『神様のカルテ』『そらのレストラン』の深川栄洋。若手刑事・沢田役で岡田健史が出演するほか、前野朋哉、青山美郷、石黒賢が共演に名を連ねる。
公開された本編映像は、直感型の犬養と常に冷静沈着な高千穂の対照的な二人が、劇中で唯一刑事の顔を忘れて語り合う居酒屋のシーン。警視庁捜査一課No.1コンビと評される二人も居酒屋ではどこにでもいる普通の男女として描かれており、犬養の「おっさんだな」の一言に不服そうにする高千穂の姿や、娘が高千穂にだけプレゼントをあげていたことに対し不満をあらわにする犬養の表情など二人の素の表情を見ることができる。そして自分の焼き鳥を奪われたことによって子どものように駄々をこねる高千穂に振り回される犬養など、二人の立場が逆転した構図が見て取れ、本編をより一層楽しむことができる映像となっている。
この居酒屋のシーンについて綾野は「居酒屋のシーン、僕自身ももっと観たかったですね」と撮影を振り返り、北川も「普段のこの人たちはこういう人なんだって、刑事ではない犬養と高千穂の素が垣間見られるシーンです」と語っている。
深川監督も「綾野さんは猛禽類のような捕食者、北川さんは学者のような観察者、といったキャラクターの立たせ方を目指していました」と対照的なキャラクターを目指したと語っているが、「どちらも概念に捉われ過ぎず、その場の共鳴を信じて振れ幅のある演出を心がけました」と語っており、その場の空気、そして二人の関係性を意識していたそうだ。
■公開情報
『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』
11月13日(金)全国ロードショー
原作:中山七里『ドクター・デスの遺産』(KADOKAWA/角川文庫)
監督:深川栄洋
出演:綾野剛、北川景子、岡田健史、前野朋哉、青山美郷、石黒賢ほか
配給:ワーナー・ブラザース
(c)2020「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」製作委員会
公式サイト:doctordeathmovie.jp