ananAWARDにスノストやユーミンが輝く、ジェシー「今すぐ表紙にお願いします!」
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左から田中樹、ジェシー、ラウール、岩本照。
ananAWARDが11月8日に東京・渋谷ストリームで開催され、受賞者のSixTONES、Snow Man、松任谷由実が登壇した。
ライフスタイル女性誌のananは、1970年に創刊されて2020年に50周年を迎えた。ananAWARDではムーブメントの先駆けや時代の象徴となった者が時代の顔として表彰され、同誌のマスコットである“アンアンパンダ”にちなんで金色のパンダのトロフィーが贈られた。
“2020年の時代の顔の頂点”としてananAWARD 2020の大賞に輝いたのは、今年CDデビューを果たしたSixTONESとSnow Man。SixTONESからは黒のスーツをまとったジェシーと田中樹、Snow Manからは差し色に白が入ったスーツ姿の岩本照とラウールが登壇した。写真撮影に応じたあとステージに上がった彼らのもとへアンアンパンダがトロフィーを運んでくると、ラウールはパンダの頭をなでようと手を伸ばし、ジェシーはパンダにハグしようと身を乗り出して報道陣を和ませた。
SixTONESは2019年3月に「色気の法則」特集で初めて表紙に登場し、同年12月の「熱狂の秘密」特集とあわせて2号連続で表紙号が重版となった。このたび4度目の表紙に起用されたanan 2225号「とっておきの贈り物Best」特集が11月11日に発売される。先ほど捉えられたばかりの写真がお披露目された際にはジェシーが「すごーい! かわいいですね。あっ、かっこいいです」「今すぐ表紙にお願いします!」とのんびりとした口調で話し、田中は「普段やっているライブより緊張しました」とぽつり。表紙撮影の思い出を聞かれると田中は「1回目の表紙のときはまだジャニーズJr.だったので表紙を任せてもらえることが衝撃でした。雪が降っている中でシャツの前をはだけさせて、みんなでわーっとはしゃいだのが記憶に残っています」と答え、ジェシーは「いつも『かっこつけて』と言われるけれど笑っちゃうんです」と素直に明かして笑いを誘った。
今後についてジェシーは「後輩に負けないように最強なSixTONESを見せていきたい。なんかこいつらほっとけないなという存在になれたら」と、田中は「何年経ってもその時代の顔と言っていただけるように身を引き締めていきます。願望も込みで、僕たち6人がそれぞれ違った輝きを放つスターでいたい」と力強く語る。退場時にジェシーが新型コロナウイルス感染防止のため置かれたアクリルパネルにわざとぶつかってみせ、すかさず田中に「いいから、長くなるから!」とたしなめられる場面も。
そして主演映画「滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie」の連載企画が同誌で展開中で、毎号話題を呼んでいるSnow Man。彼らが初めて表紙に出た2019年6月発売の「NEXTジェネレーション2019」は重版となり、メンバーの渡辺翔太がソロで表紙を務めた2020年8月の「モテコスメ大賞」特集はanan史上初の発売前重版を記録した。岩本は「渡辺が表紙を飾ったときはメンバーみんなで自分のことのように盛り上がりました」と顔をほころばせ、「いつも自分たちが知らない新たな一面をananさんに引き出していただいている」と感謝を伝える。
ananが毎号トレンドを発信していることにかけて、今気になっていることを聞かれたラウールは「えーっ難しいな」と考え込みながら岩本を見やり、「うんこ漢字ドリルとか……?」と恐る恐るコメント。歳上3人から「トレンドだよ!」と背中を押された彼は「あれでお勉強したいですね」と笑顔を見せた。「岩本、しゃべります!」と宣言してマイクを握った岩本は「自分の人生を僕のために注いでくれた」と自分にとってのスター的存在に父親を挙げて、ジェシーから「そんな父親が今日来てるんだよね?」とボケを挟まれると「来てない! 『それではどうぞ』ってなっちゃうじゃん(笑)」と慌てて声を張った。さらに岩本は「映画でもなく舞台でもないというコンセプトの、究極の和のエンタテインメントです。劇場に足をお運びいただいて僕たちのエネルギーを存分に味わってほしいです」と「滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie」の魅力をアピールし、「ananAWARDの第2回が50年後だったら僕は77歳か……とちょっと思いました(笑)。それより前にSnow Manがまた出られることがあったらうれしいな」と願いを口にした。
ananAWARD特別賞は黒柳徹子に授けられた。パンダ好きの黒柳がかつてロンドンを訪ねた際に出会ったパンダ・アンアンの話が、ananという誌名誕生のきっかけの1つになったという。授賞式への出席が叶わなかった黒柳は「皆様が素晴らしいご活躍をなさることを心から祈っています」「これから先もワクワクしながらananの行く末を見守りたいと思っています」とビデオメッセージを寄せた。
ananAWARD 50th 大賞は、作家の林真理子と松任谷が受賞。エッセイ「マリコ・ストリート」の連載を35年続けている林はメッセージ映像の中で「書かせていただけてありがとう、続けさせてくれてありがとうという気持ちでいっぱいなのに、こんな賞までいただけて」と感慨深げな面持ちで述べ、「今日はこのパンダを抱いてうちに帰りたい」と喜びを噛みしめる。エンタテインメントカルチャーのスターかつ“エターナルな憧れの女性”として選ばれた松任谷は、ステージへ現れてすぐ満面の笑みでトロフィーを掲げ、「この先成功することがあれば、トロフィーにマーカーで黒く目を入れたい」とジョークを飛ばした。彼女は「せっかくananなんだから冒険してみよう!と新しい出会いを楽しみにしていました」と時のスタイリストやメイクアップアーティストとタッグを組んで誌面に登場した際のことを振り返る。「パイオニア精神に満ちあふれている」とananの本質に触れつつ「姿勢が変わらないから次の新しいものを見つけることができる。フットワークの軽さやエネルギーを今でも感じています」と称賛し、「ananと命運をともにしている気持ちでこれからもがんばっていきたい。ananとユーミンをこれからもよろしくお願いします」と呼びかけた。
なお「滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie」は12月4日より全国ロードショー。ラウールが主演を務める「ハニーレモンソーダ」は2021年夏に公開される。松任谷が主題歌を手がけた「みをつくし料理帖」は全国で上映中。