劇団俳優座「火の殉難」に川口啓史「火のように生きた男の人生を活写します」
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劇団俳優座 No.343「火の殉難」より。
劇団俳優座「火の殉難」が、去る11月6日に東京・俳優座 5F稽古場で開幕した。
本作は、劇団チョコレートケーキの古川健が作劇を、川口啓史が演出を手がけるミステリーサスペンス。題材となるのは、陸軍の青年将校たちが約1500名の兵を率いて起こした二・二六事件だ。1936年、大蔵大臣・高橋是清は自宅で4夜にわたって帝都経済新聞のインタビューに答えていた。ある雪の夜、是清邸に向かって軍靴の音が近づき……。
開幕に際し、川口は「政治に於ける政策か、それとも経済かと揺れ動く社会状況は現代にも大いに通じます。俳優座のアンサンブルをもって、自由を求め、火のように生きた男の人生を活写します」とコメントした。上演時間は15分の途中休憩を含む2時間45分を予定。公演は11月22日まで。
川口啓史コメント
火のように生きる
昭和十一年の二・二六事件を背景に、日本の産んだ稀有な大蔵大臣・高橋是清の波乱の生涯と、その家族の絆を描きます。戦争の時代に、日本の未来のために、国民の豊かさのために命を賭けて疾走した、高橋是清の人間的スケールの大きさと魅力を舞台化します。政治に於ける政策か、それとも経済かと揺れ動く社会状況は現代にも大いに通じます。俳優座のアンサンブルをもって、自由を求め、火のように生きた男の人生を活写します。
……どうぞ、劇場まで足を運んで下さい。
劇団俳優座 No.343「火の殉難」
2020年11月6日(金)~22日(日)
東京都 俳優座 5F稽古場
作:古川健
演出:川口啓史
出演:岩崎加根子、加藤佳男、平田朝音、河野正明、島英臣、山本順子、坪井木の実、川井康弘、渡辺聡、谷部央年、藤田一真、馬場太史、山田定世、井口稀乃